ここ最近、お偉い方から芸能人までニュースでもにぎわかせている、よく聞くフレーズですよね。
そもそもこの一線を越えるの『一線』ってなんなの?って疑問が生じます。
男女の体の関係の問題だけなら、既婚者が一線を越えるとすぐに離婚問題に発展しかねませんよね。
自分のパートナーが言い訳として「一線は超えてないから」と言われても、すぐに納得できるものではないです。
大人になってからの「一線を越える」の基準は、どこに引いてあるものなのでしょうか?
一線を越えることが、法律上決まっているわけでないのですが、結婚している人にとっての一線を越える「一線」とは『理性』と『裏切りの可能性』のことです。
テレビのインタビューや記事などを見ている限り、はやりの意味では、「一線を越える」は男女の体の関係があるのかどうか、が焦点ですよね。
まず、辞典で意味を形式的に調べてみます。
出典:実用日本語表現辞典
URL http://www.practical-japanese.com/
その他の行為とは明確に区別された、なんらかの思い切った行為に手を出してしまうことを意味する語。例えば男女の関係であれば性行為に及ぶこと、人の倫理に関して言えば人を殺してしまうことなどが挙げられる
例えばの例では、既婚者に限らず、独身の恋愛関係にある人にも当てはまる意味で書かれていますよね。
既婚者に限って見ると、最近では、ドラマ「昼顔」で「一線を越える妻たち」という表現もされていたりしました。
一線を越える行為をするのが、大人の男女で、その行為をするのが既婚者に限っていえばズバリ「一線を超える」=「不倫、浮気」ということと言いたげな表現ですね。
離婚裁判にまでなると、「浮気の定義」らしきものは一応確立されているので、一線を越える=浮気、で間違いではありません。
反対の意味で使われる「一線を引く」という言葉もチェックしてみます。
これも調べてみると、
一般的には人との関係において、これ以上立ち入られたくないがために距離をとることやけん制すること。相手との間に線を引いて、自分の領域と他人の領域を明確にするイメージからきている。
「自分の領域」と「他人の領域」を「明確」にするなら、結婚後に体の関係がないプラトニックな関係であれば、一線を越えた、とは言えないってことになりますよね。
結婚しても『いいなぁ』と思える人が現れることもありますよね。
そこで、「一線を越えない」のであれば、浮気・不倫ととらえないのであれば、かなり大きなカテゴリーまで含まれてしまいますね。
「一線を越えない」のが、男女の関係があったかどうか、だけの基準だったとしたら、
と
これが同じ、ってことになりますよね。
「一線を越える」の「一線とは」が、単純に法律に触れるようなことをしていないから、罪ではないというわけではないんですね。
男女で体の関係がないなら一線を越えないなら、
極端な話、既婚者でも
ってことにもなりますよね。
一線を越えるの『一線』は、法律上は画一されてはいないものですが、単にヤる、ヤってないの問題ではないんです。
客観的にみても、相手を裏切る可能性があるのかどうかが問題なんですね。
大人の男女が密室で2人きりになったら、いつもは恋愛感情がなく理性があっても、それは「一線を越える可能性がある」ってことですよね。
男女が二人きりで密室にいる、と聞いて、特に結婚している男女なら、「密室で異性と2人きりになる」と考えていること自体が、「一線を越える裏切りの可能性」の行動をしていますよね。
たとえ一線を越えなくても、既婚者がパートナー以外と体の関係がなかったとしても、それはたまたましなかった、という結果論です。
そういったシチュエーションにお互いに「そうなってもかまわない」という一線を越えるタイミングがある”期待”があっての行為をしているわけですよね。
法律上は、離婚原因に当たらないとしても、パートナーの方から見たら、真っ黒で『理性』のない一線を越えた『裏切りの可能性』行為と考えるはずです。
「そうなってもかまわない」という一線を越えるタイミングがある”期待”は、浮気レベルではなく、本気レベルです。
それがきっかけで、婚姻関係が破綻してもおかしくない理由です。
もし既婚者である自分が、同じシチュエーションになったとして、それが墓場まで持っていくような秘密を違う異性としたとします。
それを、パートナーがしても許せますか?
オープン婚という考え方が夫婦共通に認識していれば、「秘密」ではなくなるので、許しあっていることにはなるかもしれませんね。
もし「言えない秘密」が許せないと思うのなら、それは『一線を越える』ことになります。
証拠がなく、「法律さえ犯さなければ、何をしてもOKな結婚生活」ということもありえません。
結婚しているパートナー以前に「人として」一線を越える行為が恥じらいのないことなんじゃないの?ってことですよね。
もしパートナーが「一線を越えた」浮気や不倫を感じて、離婚まで考えてしまう、というなら、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練ってくださいね。
これから先、相手のことを信用し続けられるかわからない。
今はまだあやふやな段階で、許せるか許せないかの瀬戸際にいるかもしれません。
今後の結婚生活のことを考えて、離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
こじれてメンタルがイライラし「離婚」も話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前にある程度、家にある財産を把握していると、心の余裕を持つことができます。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
ご自宅が財産になるかをチェックする方法は、住宅ローンと自宅の価値を比較するだけです。
→住宅ローンがあるときに財産があるかのチェック方法