妻が 突然「離婚したい」と言ってきたんですよ。
離婚を言い出された方としては、今後、どうやって妻とやっていこうかどうか、悩んでいるところです。
奥さんの離婚したい理由によっては、謝って、イヤがることを直せば、離婚せずに済むこともあるでしょうし、
返答次第では、離婚したいという意思が強固になるかもしれません。
夫婦で離婚を突きつけられても「離婚したくない」とねばるのは、圧倒的に男性の方が多いんですね。
妻が突然離婚したいと言い出した
↓
「離婚したくない」と夫が粘る
↓
理由がわからなくて、いらだち始める
こうなると、泥沼の紛争が始まってしまいます。
協議離婚できずに、調停。
調停も不調だと、離婚裁判。
ここで、離婚したくない夫には朗報があります。
日本の離婚裁判では、5つの法定の離婚事由がない限り離婚が認められていません。
となると、「離婚したくない」男性側が最後まで争うと離婚裁判で勝ってしまうんですね。
つまり、最悪の場合(離婚裁判になった場合)、妻が離婚したいと思っても離婚ができないという状況になる。
夫婦仲は改善しないし、離婚もできない。
妻側にとっては、かなりの地獄絵図ですよね。
こうなる前に、妻が突然離婚したい、と言い出した理由を探る対処方法を考える必要があります。
妻から「離婚したい」と言われた場合に、夫が「離婚はしない」と思っている場合の対処方法としてはこんな方法が典型的ですね。
夫側
妻側
とにかく、感情をうまくコントロールして冷静になることが大事です。
焦ってしまうと、不利な展開になり、取り返しのつかないことになりかねませんからね。
ここでは妻が突然離婚したい、と言い出した理由について、どんな理由があるのか、考えてみますね。
「離婚したい」といわれても、その 理由に心当たりがない んですよね。
奥さんが「離婚したい」と言い出してきたのですから、奥さんにとっては理由があるはずですよ。
胸に手を当ててよく考えてみた方がいいかもしれないですよ。
もし、自分が相手の立場だったとして、別れて欲しいと切り出されたらどうしますか?
前々からこっちも別れたいと思っていたので、いい機会だからすぐにうなずいた、
などと言う人もいるかもしれませんが、多くの場合は「なぜ?」と聞き返すでしょう。
ほとんどの場合、相手が離婚したいという理由に心当たりがあるのが普通です。
別れたいとまで決意する以前に、何度か大なり小なり言い争いが起きているはずです。
相手が何を嫌がっているか既にわかっているから、離婚したい理由もわかるものなんですね。
それでも改めることができなかったり、事の重大さに気づかずにいた夫が、別れようとまで言われているのです。
「一番そばにいる人を大事にしないと、いつか痛い目見るよ」
もしかしたら、言われていたのもスルーしていたりしたのかもしれませんね。
男性である夫の方が、突然「離婚したい」と言い出した場合は、まっさきに浮気や不倫が疑われます。
女性である妻の方は、突然、離婚を言い出すのには、本当の理由が異性関係であることを隠している場合もあります。
もし、実際に浮気や不倫があると思ったのなら、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練った方がいいです。
ですが、妻が「突然離婚したい」と言い出した場合は、異性関係以外の場合も多いんです。
など、一緒にいることでの精神的な不満の場合です。
愛せなくなったから離婚する、という論理的に説明がつかない場合もあります。
相手の離婚したい理由がわかっているなら話しは単純ですね。
別れたくなければ相手が嫌がっているところを改めるしかない、ということですね。
離婚したい原因には、暴力をふるったり、酒を飲んで働かなかったり、不倫や浮気など外で女と関係を持ったりなどという典型的な理由のこともあれば、
性格の不一致とか、同居している相手の親とうまくいかないなど、本人の努力だけでは解決が難しいような理由もありますよね。
ともあれ別れたくないのであれば、自分の態度を改めるしかないです。
「離婚したい」と言われたときに、心当たりがないと、どう対応すればいいのか悩みますね。
心当たりがないというのは、相手が本当に離婚したい理由がわからない場合のことですよね。
自分が浮気をしていて本当は心当たりがあるけど、ここは心当たりがないことにしよう、という場合は女性の勘でバレてますから。
奥さんの離婚したい度合いにもよりますが、まだ、「離婚したくない」という気持ちが強いなら、日常生活を改めて離婚回避するという方法があります。
反省するところは、反省する気持ちはある
でも、どうやって妻に許してもらえるくらいに日常生活を変えていけばいいんだろう、って思いますよね。
それには考え方をほんの少し変えるだけで、離婚を回避することもできます。
→男性のための離婚回避マニュアル
本当に「離婚したい」と言われた理由がわからない、っていう時にはどうしたらいいんでしょう。
「離婚したい」と言われた本当の理由がわからないなどというときには、日常の小さな事への積み重ねが大きなストレスになって爆発するということは十分あり得ることです。
結婚というのは育った環境の違う男女が一緒に暮らすことなので、
一方にとってはそれまでと同じく日常の出来事であっても、
もう一方にとってはとんでもないカルチャーショックだったりすることがあるんです。
自分は家の中では パンツ 一枚で歩いても平気な環境で育ってきたんですが、
妻はわりと紳士的な父親に育てられて家の中でも男のそんな姿を見たこともなかったようなんです。
二人の環境の違いは、いずれ文化摩擦が起きることは目に見えてますよね。
摩擦が生じた当初に相手が嫌がっていたことに気がついて、少しずつでも改めていけば離婚宣言にまでは至らないでしょう。
でも、摩擦の原因に鈍感なまで同じ事を繰り返していくと、妻のストレスは加速度的にたまっていきます。
そして、ストレスが限界に達したときに離婚を切り出すわけなんですね。
突然、離婚したいと言われた夫は、自分がストレスの原因になっていることをほとんど意識していないので、心当たりがないわけなんですね。
この「心当たりがない」というケースに共通しているのは、
「そういうことは嫌だからやめて欲しい」という相手のメッセージに対する鈍感さです。
相手のメッセージの出し方は人によることなので、一度や二度ではわからないこともあるでしょうが、
何度もメッセージを出しているのに反応がなければ、無視されたと思って余計にストレスがたまりますからね。
別れたい理由を聞いてみても
「なんだ、そんなことか。オレは毎日きちんと働いて給料を全部家に入れているし、女遊びをしているわけでもないし、いったい何が不満なんだ」
としか思えないとしたら、対話は成り立ちません。
すれ違いのストレスが高じちゃうと、取り返しがつかないことになりかねないですね。
ただ、日常のストレスの限界などで突然「離婚したい!」って言った方の側にも注意しないといけないことがあります。
突然、妻が「離婚したい」と言った事態を法律的に見た場合には、別れたいと思っている側の思いが常に通るとは限らないんですね。
協議離婚じゃなくて、離婚裁判になったら自分が別れたいと言っている理由では離婚原因に当たらない場合も多いです。
相手の嫌なところが、直ちに裁判上の離婚原因である「婚姻を継続しがたい重大な事由」になると言えるかどうかは別問題です。
裁判所では、どんなところが嫌なのかという中身の問題とともに、「イヤです」というメッセージをきちんと出して、相手に改めるチャンスを与えていたかどうかが、あんがい重要になっているんですね。
突然、離婚を言い渡されて、どう考えても自分では納得できない。
そんなとき、客観的な意見を聞きたいと思うであれば、「夫婦関係(円満)調整」の調停の申立をすることです。
迷っている場合があることがあります。
そんなときには、家庭裁判所に「夫婦関係(円満)調整」の調停申立をしてみることです。
調停委員という第三者が話を聞いてくれるので、ついカッっとなってしまうこともないですしね。
相手がどのようなことを考えているかがわかって、調停の中で調停委員などの意見を聞くことができます。
調停では、人生経験の豊富な、良識ある調停員のほか、心理学・社会学・教育学という人間科学に通じた調査官も調停成立のために補佐しています。
夫婦関係調整の調停は、離婚調停と違って当事者の一方が夫婦関係の継続を望んでいれば、夫婦関係が円満に回復するように必要なアドバイスや調整を調停委員の方々が行ってくれます。
調停は、当事者と調停委員という第三者を交えての話し合いの場なので、調停委員が夫婦の円満回復を強制するものではありません。
調停のゴールは必ずしも離婚ではない、ということなんですね。
話し合いの結果、どう考えても離婚する方が当事者にとっていい方向である、と調停委員が判断した場合には、離婚が成立するように調停が進むこともあります。
調停が離婚が目的であったとしても、話し合いをすすめる途中で双方の気持ちが変わってくることも少なくないです。
妻が40代以降になると、さまざまな病気にもかかってくることがあります。
そのなかでも、更年期障害になると、理由がわからない行動をとることもあります。
いわゆる結婚生活20年近い熟年夫婦にありがちなのですが、突然、妻が離婚したい、と言い出すのも更年期障害が理由かもしれないのです。
妻の離婚願望にも、この更年期障害が大きく影響している可能性があります。
更年期障害が離婚したいと言い出した理由だと、妻だけの問題ではなくなってしまうので、夫側も病院の先生から話を聞いてわかってもらわないと悲劇です。
重い軽いには個人差があるので、女性同士にも、つらさを理解してもらえず、苦しんでいる方も多くいます。
熟年離婚のかなりの割合で、更年期障害が関係していると考えられています。
妻が夫と病院で更年期障害について受診して、別居生活に入った夫婦がいました。
周囲が「そのまま離婚になるのでは」と気をもんでいる中で、2年も経たないうちに関係が修復して、もとの鞘に収まったという話もあります。
突然の妻からの離婚宣言を乗り越えた決め手は、夫の「理解」でした。
更年期は、今がどんなにつらく、長いと感じていても、終わりは来るのです。必ず終わりがあります。
とは言っても、更年期障害を乗り越えても、妻の方は更年期以前の若かりし自分に戻る、ということはありえません。
40代だった自分なら50代になり、50代だった自分なら60代になっているのです。
目の前のつらさだけに想いがいってしまって離婚を言い出す妻もいますが、長い夫婦生活の中でも、更年期は「人生の通過点」です。
さらにその先の長い歳月を夫婦二人でどう生きていくかを、ふらふらになりながらも考えていくのも更年期だったりするんです。
夫婦でいるからこその
どちらの病も痛みを我慢し続けていると、突然、離婚したい!という結果になってしまうかもしれませんね。
夫には突然に思える
妻からの離婚の申し入れ
突然、離婚の話が出てきた以降は、夫婦どちらも、二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。
離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
もしかしたら、妻の方では、十分に準備してから離婚話を始めているかもしれません。
電化製品など細かいものは後回しで、自動車の価格やマイホームなど結婚してから買ったもので、どれくらい財産があるのかを把握することです。
現在のご自宅の価値は、あらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
「離婚したい」と言った妻には必ず言いたいことがある
「離婚してほしい」と妻の方が言ってきたときにはすでに、気持ちが固まってしまっている場合も多いです。
理由は一つではないでしょうし、一言で気持ちが変わるようなことでもないはずです。
夫側は問い詰めて、自分の思い通りの答えがこないと突然機嫌が悪くなりがちなんですね。
そのサイクルに入ってしまうと、離婚一直線の道を歩いているのと同じです。
もしかしたら心底納得する理由なんてないかもしれませんが、自分の人生を見つめるいいチャンスかもしれません。
離婚してもしなくてもどっちでもいいように自分も新しい人生の準備を始めておいた方がいいかもしれませんね。
「離婚」を言い出す前にする『離婚』を考えたときすべき準備とは