「離婚したい」と先に言い出したのが夫
「離婚をしたくない」のが妻
覚悟をきめているにしろ、決めていないにしろ、動揺してしまいますよね。
離婚を切り出されたときは、とにかく冷静になることです。
まず、女性が離婚を決意した場合と、男性が離婚を決意した場合に、大きな違いがあることを知っておくといいです。
夫が、妻と離婚したいときに考えている方法は、妻とはちょっと違う方向からなんですね。
女性って、一度「別れる」と決めたら、揺らぐことがないですよね。
でも、男性の場合、離婚の決意をしても揺らぐことがあります。
男性である夫、女性である妻
男性と女性の心理的な恋愛脳の違いから、夫の離婚の意思をひっくり返すことができるかもしれませんよ。
ここでは、離婚したくない妻が、離婚したい夫に、男女の恋愛脳の違いを利用して、離婚しない方向に向かわせる方法を紹介します。
女性が離婚を決意した場合は、夫がどんなに「別れたくない」とがんばっても離婚の決意が揺らぐことはないんですね。
一方で、男性が離婚を決意しても、離婚したい気持ちが揺らぐことも多いです。
これは心理的に男性と女性の恋愛脳の違いからなんですね。
先日、 夫から離婚したい、と言われたんです。
でも私はまだ離婚したくはないんです。
何か思いあたる原因あるの?
それとも、単なる夫婦喧嘩とか…
ケンカとかじゃないんですね。
じっくりと話していないんですが、妻である私に対して始めから気持ちはない、と。
旦那さんが「離婚したい」と言っているのは、浮気とか不倫とかしているからではないの?
いまのところ、それはないようです。いまのところ、ですが・・・
今はこれからどうすればいいのか、自分でもわからない状態なんです。
離婚を切り出されたときは、とにかく冷静になることです。
夫から離婚を言い出されたら、焦らずにまずはなぜ離婚をしたいのか本当の理由を聞いてみましょう。
なぜなら、離婚したい本当の理由から、相手が心底やり直す気が無いか、やり直しして結婚生活の継続か、見極めをする必要があるからです。
男性が離婚を決意しても、離婚したい気持ちが揺らぐことも多いのは、心理的に男性と女性の恋愛脳の違いからなんですね。
別れた後に、相手の嫌なところばかり見てしまうのが女性。
それに対して、別れた後に女性のいいところを想い出すのが男性。
男性の方が、未練の恋愛脳の持ち主であることが多いからです。
夫から「離婚したい」と言われたら、問い詰めたくなる気持ちはよくわかります。
でも、男女の脳の違いを考えたら問い詰めたりガンガン文句を言うのは得策ではないです。
「離婚したくない」と思うのであれば、事実を冷静に受け止めて、今は時間をかけて待つことが何よりの得策です。
ただよくあるケースですが、『理由がなくて、夫が「離婚したい」と突然言い出した』ら、まず疑うのは浮気・不倫です。
「実は....」と白状された妻の方は、動揺したり冷静になれないかもしれません。
そんな時でも、まっさきに「証拠」は抑えておくことです。
その証拠は、冷静になって話し合いをしたり、離婚に至ることがあれば、かならず必要になります。
自分で解決ができそうになければ、プロに相談してみるとヒントが得られます。
日本の離婚の9割が協議離婚で離婚します。
協議離婚では、お互いに「離婚しよう」って同意が、形式的にでもあったら離婚OK
離婚届を提出するだけで、離婚が成立してしまいます。
だから、夫婦のどちらかが、離婚に同意しない場合には調停することになるんですね。
調停では、法的な離婚理由がなくても、離婚を請求することはできません。
「夫に離婚を切り出されたが、自分は離婚したくない」
という場合は、
相手が心底やり直す気が無いのか
あるいは
自分に非がある場合には、それを改めることによって、やり直しができるのか
結婚生活の継続か、改善か、見極めをする必要があります。
妻と離婚したいという夫が聞く耳を持たないときに、何を言っても無駄です。
少しだけ冷静になると、離婚は先延ばしにして、黙って待つことで元のサヤに戻ってくることもあります。
いずれの理由にしても、何らかの努力をして夫婦関係の修復が望めるのであれば、焦らずに時間をかけて改善していくことです。
今は「離婚したくない」と思っているなら、どうしたいか、わからないなら、
今すぐに、決めなくてもいいし、悩む必要もありません。
今はスルーしましょう
壊れてしまった関係は、壊してきた時間の倍の時間をかけないと修復できません。
2年で壊れた関係は修復に4年かかる
そんな風に思って慌てずにじっくりと時をかけて努力していきましょう。
もしも二人で話し合いができないときには、夫婦関係調整の調停を申し立てするのもアリですね。
とにかくまずは冷静に納得がいくまできちんとみきわめることです。
ネガティブに考えて、調停が不成立になって別居が長く続く場合もあります。
ただ、あまりに妻の方が夫と離婚したくない気持ちが強く、ネガティブになりすぎてしまうと、離婚になってしまう例があります。
→夫と離婚したくない|ネガティブになって修復できず離婚した体験例から学ぶこと
長期戦覚悟で別居して、そのまま離婚裁判に突入して、努力なく時間だけが経過すると、
「夫婦関係の破綻」とみられてしまい裁判になったときに不利になります。
離婚したくないのであれば、定期的に別れる意思がないことを伝え続ける努力は必要です。
→夫婦関係修復、改善に役立つコミュニケーション術