他人のタバコの煙って、独特の不快な臭いがします。
タバコを吸っている人に、吸っていない人が接触すると、ニコチン独特の匂いがプンプンしますよね。
タバコを吸う人に対してのイメージって
などよくないことばかりです。
タバコ自体のイメージがよくないのに加えて、他人にも影響を及ぼします。
自分は我慢できたとしても、他の人のことを考えるとタバコをやめてほしい、と考えますよね。
例えば、タバコを吸ってはいけない部屋を借りていたり、新しい家に引っ越したり、子供が生まれる、など。
自分以外への影響を考えると、タバコはやめてほしい。
確かに、タバコを吸うこと自体は法律違反ではありません。
でも、やめてくれないと、相手から離れるしかない。そこでこじれると、離婚問題に発展しかねないです。
タバコをやめないから離婚できるという、離婚裁判で決まった判例はまだありません。
たばこで離婚したい事例がいずれ出てくるとしたら、離婚原因の「婚姻を継続しがたい重大な事由」です。
ここでは、タバコの問題で離婚をしたい、と悩んでいる方が知っておきたい知識と、対策方法を詳しく紹介していきますね。
「タバコをやめて」
タバコを吸っている方に何度言ってもやめてくれない
吸わない方の気持ちなんか全く考えてくれないと思えることがありまよね。
結婚してせっかく新築で買った家も、タバコで部屋も臭くなって黄ばんできたりします。
このままたばこをやめてくれないのなら、離婚したいくらいですよ。
結婚生活ではいろいろな問題が出てくるものですけど、タバコが原因で離婚に発展するとなると、古くからある嫁姑問題と違って、新しい問題ですよね。
今はまだ、タバコをやめてくれないことが原因で離婚した例で、裁判にはなっていないんです。
タバコをやめないからっていうのが 離婚理由 にもなるんですか?
結論から言えば、タバコを吸うことは法律で禁止されているわけではなく、一般的には離婚原因となることはないでしょう。
離婚の原因としてまで考えられるのは、タバコが原因で争いが絶えず、婚姻関係が破綻した場合には「婚姻を継続しがたい重大な事由」となるかどうかです。
たしかに、いろいろな研究結果などでは、タバコは健康によくないことがよく知られています。
だからといって、
「タバコが健康に悪い」
↓
「たばこをやめて欲しい」
↓
「やめてくれないなら離婚」
という原因に結びつかないですね。
配偶者がタバコを吸うことで離婚を認めた判例はありませんが、いずれは「婚姻を継続しがたい重大な事由」の1つとなるかもしれません。
法的な判断が出てくるのは、今後の調停や判例の動き次第です。
実際にタバコが原因で家庭内で問題となることは2つあります。
です。
タバコの煙を吸った方の副流煙の問題は、家庭外でも問題になっていますよね。
タバコを吸った人の煙が、吸わない人に対しての影響です。
よく言われる受動喫煙の問題ですよね。
東京オリンピックの際にも受動喫煙の問題もニュースで出てきましたしね。
タバコを吸っていない人が吸っている人の煙を吸う
受動喫煙って、とばっちりを受けるような気持ちです。
家庭内だと病気になったりするから、争いのきっかけになりますよね。
タバコを吸う側からすれば、周りがタバコをやめて欲しいっていうのはわかっていて、「やめたいと思ってもやめられない」というのも現実のようです。
タバコが原因の夫婦喧嘩はこんな感じですよね。
「タバコやめてよ・・・・・」
「何度も何度もうるさい!」
「なによ タバコ臭い! こっちの影響のことも考えてよ」
「なんだと~誰のおかげで飯が食えているんだ! 俺の金で買ってるタバコに文句をいうな」
タバコをやめてほしい、とお願いしたのに、いつの間にか話がすり替わっていたりします。
タバコの問題は、病気・火事・お金にも関わってくるので、日常生活にも大きな影響がありますよね。
「喫煙をやめてくれない」ということで離婚理由になるの?
こればっかりは、それぞれの夫婦で判断が違ってくる、というのが結論になります。
タバコが大嫌いな人にとっては、タバコを吸っている人に対して「やめて」というはずです。
タバコを吸う人にとっては、ストレス解消という理由だったり、ニコチン中毒?だったりで吸っていたりします。
タバコを吸うことの価値観がお互いに理解し得ないと、タバコが原因で何回もケンカしているのかもしれません。
それは、夫が吸っているのか妻が吸っているのかでも同じです。
タバコを吸う方と吸わない方の価値観が合うのは、よほどの心の広い二人かもしれません。
たとえば、どちらかが折れて、少量だけ許してベランダや換気扇の下のキッチンで吸うなどしたとします。
タバコを吸う人の方がやめようとする姿を見せるために「やめる努力をする」と言う。
そして本数制限しても、まったく辞める気がないと、さらに夫婦喧嘩はエスカレートしてしまうでしょう。
タバコを吸ってほしくない
タバコを吸いたい
二人が喧嘩している時に、
そんなにタバコ吸ってほしくないだったら離婚してもいい
と開き直る結論になることもあります。
タバコは今では一箱500円前後する値段もするので、数が多ければ家計にも影響します。
子供がいたりすると家族の健康にも悪い影響を及ぼしますよね。
煙草は病気・妊娠などのよほどの理由がないとやめられません。
肺癌でもやめない人もいるくらいです。
最近ははやりのウィルスにも感染しやすい、と言われてますよね。
結局は、離婚してタバコのない生活をとるのか、嫌々ながらもタバコ生活を続けるのか、のどちらかです。
確かに、タバコは有害で、匂いは強烈、お金もそれなりにかかるので、離婚したくなる理由もわかります。
せっかく新築の家を購入しても、壁はベトベトになるし、黄ばみもすごくなり家自体の価値も落ちてしまいます。
しかし、タバコだけが理由で離婚したいというよりも、他の理由も相まって離婚したい、と思っていることの方が多いのではないでしょうか。
たとえば、タバコを吸う原因がストレスにあるとしたら、夫婦間の悩みがストレスが原因だったりするかもしれません。
喫煙者の家の価値は、車の場合と同じようにある程度、近隣の価格の価値より落ちてしまいます。
マイホームの現在の価値はあらかじめ計算しておくと、仮に離婚話がでても、お金の面で慌てずに対応できます。
タバコを吸っても吸わなくても、人間は誰でも死ぬのも事実です。
一方で、タバコは健康に良くないことはよく知られています。
喫煙が原因で亡くなるのは、若い人は稀で、ほとんどが50代後半以降なんですね。
となると、比較的子供が小さいときに大人がタバコを吸っていても、その時は影響がわからないものです。
子供が大人になって、親の元から離れていくであろうころにタバコの健康被害が出てくるかもしれません。
「タバコをやめてくれない」という理由だけで離婚はできないかもしれませんが、日々積み重なる不満のせいで離婚に至ってしまう可能性はありますよ。