独身時代は、自分が稼いだお金は全て自分の自由に使えていたのに、
結婚したらお小遣い制になった
というのは夫側に多いですよね。
お小遣い=昼食代+交通費という人もいます。
そして給料日前になってくると、足りないお小遣いを、夫が妻にせがんでくる図式もありがちですよね。
でも、夫がお小遣い制で、専業主婦やパートの妻が夫のお給料の一部をお小遣いとして渡していることが、離婚につながる可能性が高いんです。
お小遣い制だと家計のやりくりは妻がすることになって、家のお金の金銭感覚はなくなります。
そんな、お小遣い制の欠点に、賢い夫が気が付いたときに「離婚したい」と考えるからです。
夫のお小遣い制が、離婚したいと思う心に、にどんな影響を与えるか紹介します。
お小遣いって、子どものころを思い出すと『毎月、定額のお金を何の努力もなしにもらえる』という感覚がありますよね。
子供の頃は何もお手伝いもしていないのに、親から毎月もらえるお小遣い。
もらう方は「お小遣いもらって当然」の気持ちでしたよね。
つまり、お小遣はお金に関しては、頭を使わなくなるので、
妻が夫にお小遣いをあげていると、お金の危機感とか金銭感覚は夫には身につかないようになっているんです。
結婚してからすぐに、子供が生まれることになったので、専業主婦になった方が話してくれました。
結婚するまでは、夫もわたしも働いていたんですね。
結婚してすぐに子供が生まれた時くらいから、夫をおこづかい制にしたんです。
お小遣い制だったら、家計をしっかりできるし、夫も金銭感覚がシビアになるかな、と思っていたのですが、
かえって金銭感覚がダメになってきた気がします。
お小遣い制にしてから5年経ちますが、最近は、夫に「小遣いが少ない」と強く言われるようになって、離婚もちらついています。
夫が稼いでいるのに、妻が家計をにぎっていると、やりくりしている金銭感覚は夫には身につかないです。
家のローンや家賃、ガス・電気・水道などの光熱費、食費やら電話代などなど、生活する上でかかるお金って『支出』ですよね。
金銭感覚って『支出』で育っていくものです。
「身銭を切る」っていう言葉がありますよね。
大辞林 によれば、
みぜにをきる【身銭を切る】
(公用などで自分が負担しなくてもよい経費を)自分自身の金で支払う。自腹を切る
「自分」が「支払う」ことで、お金のやりくりが大変だということがわかるんですね。
夫婦だったら、家族が生きていくためのお金をやりくりして支払って、金銭感覚が身につくものです。
これが、夫がおこづかい制で、専業主婦やパートの妻が家計を全てにぎってしまうとどうなるでしょう?
家のお金は妻が管理するもの、という考えになっているんですね。
夫からすれば、家族が生きるためのお金、ではなく、ただ単に「遊ぶためのお金」になってしまいますよね。
それだと、旦那さんの方は金銭感覚はどんどんなくなってしまいます。
とてもせっぱ詰まった金銭感覚が身につくことはないんです。
『嫁がなんとかして家計はやるのが仕事。オレ様はおこづかいで使う人』となって、
家計は自分には無関係なこと、という考えになってしまいます。
確かに、ギャンブル狂の夫だったら、離婚したい気持ちになるのはわかりやすいです。
でも、おこづかい制の夫も、頭の中では、なんとなく生活していくお金、ということは理解していても、自分のお給料が「ひとごと」になってしまうんですね。
夫はもう、お小遣いの範囲内、という考えではないんですね。
夫婦でやりくりするという家計の金銭感覚が身についていないので、「少しくらいムダ遣いしても、なんとかなる」という思考なんですよ。
夫からすれば、足りなくなった支払いや穴埋めを、実際になんとかするのが妻になるわけですからね。
お小遣い制の夫でも、仕事をしていれば、自分の力で稼いで、家族を養っている、と思っているのでしょう。
でも、実際は”家族のため”という視点では、金銭感覚が身についていない男なんです。
臨時収入が入っても、家族のためという視点がないので、自分だけのために散在してしまうんですね。
夫が働いたお金で、家族を養っている。
ここまでは、OK
でも、家族が幸せになるために、仕事しているのに、結果的に、自分が遊ぶために仕事をすることになっているのが、夫のおこづかい制です。
『稼いだお金を全部渡しているから、お小遣いの分はオレのもの』
自分のもの、という思考に傾いてしまっているんですね。
これが行き過ぎてしまうから、お小遣い制の夫にはクズ野郎が多いんです。
妻に稼いだお給料の全部を丸投げしているお小遣い制の夫ほど、お金のことについて妻に文句を言うんです。
反対に、お小遣いに疑問を持つグズ野郎でない賢い夫は、おこづかい制が嫌になるとどうなるのでしょうか?
お金が足りなくなったら、妻に訴えても取り合ってくれない。
↓
「家族のお金」と言われて、自由にお金が使えない。
↓
おこづかい制を止めることができないなら、いっそのこと離婚したい。
お金の計算ができるのに、お小遣いをもらうことに疑問を持つ賢い夫ならこう考えます。
自分で稼いだお金を、結婚前のようにすべて自分で使うなら、「家族のお金」という足かせがなくなればいい、と思うからです。
賢い夫には、「小遣いが少ない」と言われて、「じゃぁ、少しUPね」と、馬ににんじんをぶら下げた状態にしても効果がありません。
財布に自由になるお金がない、といことが精神的な苦痛になっているので、別れたいと考える流れは、当然なんですね。
自分が稼いだのに、財布に自由になるお金がない夫のお小遣い制は、離婚につながる可能性が大きいんです。
最悪の場合、離婚ともなると、お金に関することは、財産分与で夫婦二人で折半することになります。
夫のお小遣いで不穏な空気がながれていたら、住んでいる家にある財産の把握しておいたほうがいいかもしれませんね。
賢い夫ほど実際に離婚する段階になって、財産分与などで分配する際にうやむやになったり、夫婦の財産が隠されたりするかもしれないからです。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
お給料はそのまま妻がまるまる受け取って、月に3万程度を夫にあげるのが、お小遣い制の定番ですね。
雨上がりのTV番組「やまとナゼ?しこ」では、夫のお小遣いの平均は、1か月31,342円となっていました。
お小遣いの相場は、給料の1割を目安にしているようです。
お小遣い制度は、支出の額が安定する、ともいう面がいいんですよね。
そもそも、大人の男がいい歳になっても「お小遣い」って恥ずかしく思った方が、長い目で見ればメリットなんですね。
家計の金銭感覚を感じてもらうなら、お小遣い制度は撤廃したほうがいいです。
むしろ専業主婦やパートの主婦は、お小遣いをもらう方に回った方がメリットが大きいです。
おこづかい制が”ダメ夫”にしているにしても、家計のやりくりをするには、やっぱりおこづかい制がいい、と思う場合もありますよね。
夫に一定額を与えておいたほうが”楽”ですからね。
でも、夫からお小遣いのことで、離婚までされたら困ってしまう。
「お小遣いが少ない」と言って、文句を言っている夫が、賢い夫なのか、ダメな夫なのか、を見分ける方法があります。
それは、感謝ができる人かどうか、ということです。
感謝ができる人が「賢い夫」で、感謝ができないのが「ダメな夫」。
「ダメな夫」か「賢い夫」か、わかりやすい基準ってありますか?
ダメな夫は、妻を自分にとって都合よく扱いたい、とう態度をとります。
妻を都合よく扱いたいと思っている夫は、イメージでいえば亭主関白。
妻を都合よく扱いたいタイプの夫は、妻が専業主婦をしていても、外で仕事をしていても、感謝することがありません。
ダメ夫は、お小遣い制のままでいいんですね。
一見、ダメ夫の方がお小遣いで問題になると、離婚を言い出しそうですよね。
でも、ダメ夫だったら、お小遣い制にしておけば、離婚を言い出してくることはありません。
賢い夫は、妻が専業主婦をしていると、そのこと自体に感謝します。
妻が外で働いていると「外で働いていること」に感謝します。
妻が専業主婦をしていても、外で仕事をしていても、どちらでも感謝することができるのが、賢い夫です。
結局、お小遣い制が離婚になる可能性があるのは、賢い夫の場合、ということになるんですね。
妻を都合よく扱いたい感謝のないダメ男タイプの夫は、妻が専業主婦をしていても、外で仕事をしていても、感謝することがありません。
ダメな夫は、
自分の給料も管理できないで、経理代行をやっている妻に感謝するどころか、当たり前と思っているんですね。
妻が専業主婦をしていても、外で仕事をしていても、不平・不満・愚痴しか言わない、妻には感謝できないのがダメ夫です。
夫婦で生活していれば、お互いが空気のような存在になってしまいがちですよね。
ほんとうは「感謝する」ところでも、「当たり前」のことに思えてきちゃうんです。
『ありがとう』の反対の言葉は『当たり前』です。
なんでも当たり前になってしまうと、不平・不満・愚痴・文句しか出なくなってしまいますよね。
結婚したとたんに、所有欲が満たされた男が”ダメな夫”になっていく んですね。
妻からすれば「結婚して家計を任されたからといって、私はお前の召使いじゃない」と思うわけです。
おこづかい制のダメ夫は「働いているだけで生きていける」と思っているんです。
そんな、ダメな夫にはお小遣い制のままにしておいても、離婚までする覚悟はありませんから大丈夫です。