スマホ離婚って聞きなれない言葉ですよね。
◯◯離婚、とよく言われますが、たいていの場合、◯◯には離婚原因が入ります。
妻の浮気が原因なら「あばずれ離婚」、姑が原因で離婚するなら「姑離婚」とかですね。
とすればスマホ離婚とは、スマホが原因で離婚すること。
スマホのやりすぎがきっかけってことになります。
スマホ依存で夫婦のコミュニケーションがなくなった
↓
夫婦の仲が悪くなる
↓
溝が深まる
↓
離婚したいと思う
スマホ依存は
などが思い浮かびますよね
スマホが原因で離婚したいと思うのは、夫婦のどちらか一方がスマホのやりすぎ
もっとも嫌悪感があるが、スマホゲームのやりすぎで依存していることが多いからなんですね。
家族で一緒にいても、スマホをみんないじっていて会話もなし。
家にいるときは、朝から晩までスマホをいじって、ゲーム。
スマホ依存 なんですね。
楽しむのがゲームです。
でも、スマホ離婚の原因になるくらいゲーム依存していても、それだけで離婚するのは、無理です。
スマホが原因で離婚できる場合とは、お金にかかわるときです。
スマホに依存=借金レベルなら離婚できます
スマホを利用して発生するゲームの課金が、ギャンブルや借金と比べて同等レベルなら、離婚できるかもしれません。
この記事では、スマホゲームのほかにも、スマホ離婚ができるか、についてのお悩みを解決できるヒントを用意しました。
スマホって便利ですよね。
などなど気軽に使えて便利極まりないです。
今では小学生の子供ですらスマホを持つようになって、大人もスマホ依存になるくらい、ゲームにハマっていますよね。
子供でも、スマホの使いすぎで視力が落ちたり、スマホ老眼になったりしてます。
スマホのゲームも課金があるものもあって、ハマると数十万単位のお金がかかることもあります。
ギャンブルでお金を使いすぎて、夫婦生活が破綻した、という状態に似てますよね。
スマホのゲームに依存しすぎ
↓
課金がハンパない
↓
生活費が足りない
そういうふうに金銭に絡んでくると、話は変わってきます。
じゃぁスマホ依存を理由にして、離婚できるのでしょうか?
離婚訴訟では、離婚原因が必要になるのですが、「スマホに依存しているから」という法定の離婚原因はないんですね。
「スマホのやりすぎ」それだけの理由では、離婚訴訟で離婚はできません。
そもそも離婚の原因となる”依存”といえば、「酒」「性行為」「暴力」「違法なクスリ」をすぐに思い浮かべますよね。
もちろん、これらは離婚の原因になりうるし、「暴力を伴うDV」なんかだったら、早く逃げるべきです。
だからと言って、暴力での離婚原因のレベル = スマホ依存が同じレベルにはなりませんよね。
そもそも、金銭に関わりがあまりなくて、課金には関係ない場合はどうでしょう。
っていうのは離婚原因になるんでしょうか?
例えば、夫婦のどちらかが、スマホのやりすぎで
いい加減にしろ!
ちゃんと話、聞いてるの!?
と怒鳴りあうレベルまでになってしまうくらいですね。
スマホのやりすぎが原因で、こじれて離婚訴訟にまでなったら、離婚原因が必要になります。
でも、ただ単に『スマホゲームばかりいじっている』という理由だけでは、「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)に該当しないから、離婚が認められないんですね。
この理由は、夫婦関係が破綻していて、もはや修復不可能なくらいに崩壊している状態が前提になっているんです。
スマホ離婚したいとなると法律上の離婚原因がないので、裁判離婚では認められない可能性大です。
となると、怒鳴りあっていたとしても、
妻や夫が
そんな状態でも、夫婦間に会話があって、同居もしているなら、「婚姻を継続し難い重大な事由」があるとはいえない判断がされてしまうんです。
スマホ依存が理由で離婚したいなら、協議離婚・調停までで決着をつけるしかありません。
協議離婚・調停は、離婚するのに理由が不要だからです。
できるだけ、真剣に「離婚も考えている」というように、やんわり話をすれば変わるかもしれません。
スマホ離婚と言われて、典型的なのがスマホゲームの依存です。
ゲームに夢中になりすぎて、課金の額が数十万単位になってしまっているんです。
いわゆる課金中毒ですね。
借金してまでスマホのゲームに課金してしまう。それによって家計が火の車になってしまうパターンです。
お金の使いすぎ、といえば、ギャンブルです。
ギャンブルを原因として離婚できるのは、夫婦の「相互扶助義務」に違反するからなんですね。
→ギャンブル狂と離婚したい時に認められる重大な離婚理由とは?
となると、スマホゲームのやりすぎ+尋常じゃない課金が続いたら、離婚原因になり得そうです。
仕事から帰ってきても、家ではずっとスマホをいじっています。
スマホを触っている間は、話しかけも返事がないし、あっても生返事です。
今はアプリもいっぱいあるから、ゲームの息抜きにSNSなんかしていたら、ずっとスマホをいじってることになりますしね。
スマホゲームに依存していると、周りが見えなくなってしまうんですよね。
課金もほとんどがカードでの支払いなので、カードの限度支払いまで使ってしまうかもしれません。
そうなると、課金=ギャンブルとなってしまう可能性は高いです。
スマホに課金はほとんどしていないで、単純にプレイ時間が長いなら、ケイタイを触る時間を減らすことから、スマホ依存を治すしかないです。
私にはスマホ依存症っていう病気にしか見えません。
奥さんのことが好きで、一緒にいたいのなら一緒に楽しむしかないですね。
「何が面白いのか?」って思うだけだったら、価値観の違い、というありふれた理由です。
夫婦でお互いに価値観が違うって、よく聞くフレーズですよね。
離婚の原因でよくある、性格の不一致っていうものです。
スマホ依存も、そのうち面倒になってやらなくなるといいな、と思いつつも、一向に止める気配がない。
などばっかりでは夫婦の共通の話題がないから、一緒に楽しめない。
夫婦間の会話もなくなって、自分もイライラしていると、とても優しく接するなんてできなくなって家庭内別居の状態になりますよね。
たとえば、そんな状態で
「いい加減にスマホSTOP!」
と叱り気味に言えば、
「誰のおかげで生活できているんだ!」
と自分がキレてしまい、悪循環になることもあります。
こんな時に、「夫婦で一緒にいてもスマホいじりばかりで、会話がないのは変」と正論言っても、相手には響きません。
ゲームを多少やっているけど、それほどゲームに真剣でもなさそうだと、疑いが出てきます。
お友達とのSNSって言われたら、なかなか反応しずらいですしね。
こうなると違う面で『怪しい』と思う直感は当たります!
もしかしたら、異性の影があるかもしれません。
ゲーム内でも、異性とつながることもあります。
ゲーム依存状態で、「ゲームやめろ」とうるさがられると、家族よりゲームの人間関係を優先するんですね。
夫婦間での逆ギレは、浮気の兆候だったりする時もあります。
もし、そこで浮気や不倫を感じたとしても、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練ってくださいね。
「離婚する」と言い放ったり、荒療治で「スマホを取り上げる」かと極端な方法だと、間違いなく「離婚」の方向に行ってしまいます。
依存している人に、いきなりやめさせると、自分の居場所を無くされたと逆恨みされてしまうからですね。
離婚したいと思いつつ、今すぐではないにしても、離婚の決断を話しだす前には 財産チェックをしておいた方がいいです。
離婚を言い出した後は、夫婦二人で冷静に話し合うことが難しくなるからです。
特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。
ある程度、家にある財産を把握していると、心の余裕を持つことができます。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。
その際には、現在のご自宅の価値はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
ところで、いっそのこと「離婚届」もスマホでダウンロードしちゃおう、と思ってもできません。
正確にはできないことはないのですが、印刷をA3するなど、所定の書式があるからです。
イギリスでは、ネットで離婚届を出すことができる制度を運用し始めています。
日本でも将来的には、離婚届をスマホで提出できるようになって、気軽に離婚することもできるかもしれませんが・・・
→離婚届セットの郵送サービス
スマホ離婚の原因は、夫婦のどちらかがスマホのしすぎ、スマホ依存の場合に「離婚したい」と思うものです。
典型的な原因はゲーム依存ですが、自己肯定感を求めるインスタや、SNSつながりで寂しさを埋めるため浮気や不倫の方に走ってしまうこともあります。
お金がからむスマホ依存だと離婚原因になりえますが、スマホ依存だけではDVの離婚原因レベルではないので、離婚訴訟となると離婚できるかは微妙ですね。
スマホ離婚したいなら協議離婚か調停で決着をつけるために、離婚したいと考えたときは、今できる準備を形式的にでもしておくと自分に安心することができます。
「離婚」を言い出す前にする『離婚』を考えたときすべき準備とは