離婚したい理由が「セックスレス」
そう聞くと、「わかる、わかる」と言う人もいれば、
子どもや家庭のことを大切に思うなら「そんな理由で離婚するはずがない」と言う人もいますよね。
やっぱり、実際に夫婦である前に、一人の大人の人間としての男女なんです。
性の不一致は離婚理由にもなります。
どういったきっかけかわからないけど、気がついたらいつの間にかセックスレスになってしまったという夫婦は多いです。
一緒に暮らしていても、心の中では何か物足りない気持ちになってしまうのがレス状態です。
夫婦のコミュニケーションが大事なように、夜の夫婦生活もとても大切なことです。
レスで離婚できるというのも、離婚裁判まで進めば「夫婦関係が続けられない程度」とひとくくりにされてしまいます。
ここでは、実際に離婚にまでなってしまう原因と、どの程度のレス状態で離婚までできるかの関係を詳しく紹介します。
あまりおおっぴらにできないんですけど、うちは夜の夫婦生活が10年近くないんです。
一ヶ月に一度以上ない場合を、レスと定義されていますが、日本人はその割合は44%になるそうです。
だからといって、夜の生活がないから悪い、あるからいい、という問題ではないですよね。
最近は「セックスレス」の夫婦が増えているんです。
二人っきりで一緒にいても、
一緒にベッドに入ってもなにもしない で、一時的ではなく何ヶ月も何もしない状態。
つきあっていてもセックスをしないカップルの場合は、昔ながらの「プラトニックラブ」と同様なので、たいした問題ではないですよね。
プラトニックラブは決しておかしなものではないです。
でも、精神的なつきあいばかりしていると、必要以上に相手を美化してしまうこともあります。
セックスレスになってしまった経緯はだいたいこんな感じです。
たまにケンカはしても夫婦仲は悪くなく、キスや手繋ぎといったイチャイチャはする。
完全にないわけじゃないけど、満足する回数ではないことが減って・・・・
性交渉することだけが夫婦の本質だとも思っていない。
振り返るとセックスは3年間していない
レスを認識する──というモヤモヤを抱えてしまう。
レスを認識してモヤモヤし始めると、相手が本当に自分のことを大切にしている?と不安になりますよね。
もし、夫婦がプラトニックラブの場合、自分の遺伝子を残すという生物の本質から考えても、あってはならないことですよね。
確かに、夫婦といっても独立したふたりの人間です。
各々に性の好みもありますし、お互いに「性」についても決定権があります。
法律に明文化されているわけでもない夫婦の性生活です
でも、夫婦には貞操義務があるとともに、夫婦間のセックスも義務のうちとも考えられています。
だからといって、レスでも夫婦間に愛情や信頼関係があって、お互いに納得して満足しているのであれば、当然なにも問題はありません。
これが、二人の間に認識や感覚のズレがあると問題が生じます。
認識にズレがあった場合、話し合いがなされないと知らないうちに溝が広がっている、ということもあるかもしれません。
とくに、夫婦での気持ちのずれがあると、心の中で焦りみたいなもの生じてくることもありますよね。
性 生活は、夫婦の最もプライベートな領域でデリケートな問題だけに、一概では判断できませんが、
どちらかに不満があれば夫婦間の溝になって離婚の原因にもなります。
セックスレスとは、病気などの特別な事情がないのに、一ヶ月以上性生活がないことをいいます。
最近はセックスレスの夫婦が増加しているといわれています。
日本ではなくて海外だとセックスレスは立派な離婚の理由になっているんです。
ところが、日本だと「夫婦とはセックスだけではない」という考え方も重視されていて、肉体関係が無くても結婚生活は継続しなくてはならないというジレンマがありますよね。
双方がそれでも納得しているなら、法律的にもまったく問題にはなりません。
ましてや、数回拒否されたくらいでは離婚の原因としては認められません。
日本の法的な離婚理由の一つに、「婚姻を継続しがたい重大な理由」に該当することがあります。
結婚が「男女の精神的・肉体的・金銭的な一切を共有することを目的とする結合だから」と考えられているからなんですね。
性生活は単なる快楽をもたらすだけのものではなく、最高のスキンシップであり、幸せなひとときを共有することでもありますからね。
なんといっても夫婦の愛情や絆を深める効果があります。
それを相手から 拒絶 されれば、夫婦関係がぎくしゃくする理由の一つになることは避けられないです。
具体的には、一方が理由もなく長期間にわたって性交渉を拒否して、拒否された側は精神的苦痛を感じて、それが原因で夫婦関係が破綻してしまったような場合です。
セックスレスによる欲求不満状態が続けば、好ましくない異性との肉体関係を考えるようになるのが自然な流れになってしまいます。
とはいえ、夫婦のセックスレスが浮気や不倫を擁護することはできないです。
法的には…ですが…
離婚をしたいと考えているなら有責配偶者にならないように注意してくださいね。
我慢を続けている、だから離婚したいと考えている
セックスレスに至った原因にもよるのですが、一般にこれだけでは慰謝料請求は難しいかもしれません。
それでも、長い間我慢してきたなら 財産分与で しっかり取り分を請求してみましょう。
離婚の時に、財産分与を計算するときには、ご自宅は売らなくても査定額が計算の基準になるので、今の自宅の価格は必ずチェックしておく必要があります。
お金の計算は知っておくと心の余裕が持てます。
結婚生活も長くなると、夫や妻に対してお互いに魅力を感じられなくなってしまう、ということもあります。
リアルなところでは
Hがヘタで我慢している
なんていう理由もありますよね。
男性である夫の場合は、中年になってくるとお腹も出て、加齢臭も出てきます。
そんな夫に対して、付き合いたての魅力を感じなくなるのも無理はありません。
女性である妻の方も、体型が大きく崩れてしまい、服装もだら~っとしたものばかりだと、女性としての魅力は誰にも写りませんよね。
そういった「生理的に無理になった」という場合もあります。
ただ、いままで長年セックスレスでもうまくいっていたのに、急にそれを不満にするようになった場合は、浮気や不倫など異性関係が原因の可能性もあります。
妻以外の他の女性で、性欲が満たされているなら、妻とする必要を感じからってことですか?
他に好きな女性ができたり、相手をしてくれる場合は、妻でない人とのセックスをしたいと思うものですからね。
もし、ピン!とくることがあるなら、証拠だけはしっかり押さえておくことです。
必ず、後から相手は「証拠、証拠」と言ってきます。
浮気や不倫を感じたとしても、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練ってくださいね。
女性である妻の方が、セックスレス になる理由として、男性と同じように浮気・不倫という理由も確かにあります。
ただ、それ以外にも夫である男性には想像しにくいことも理由にあったりするんですね。
それが、出産してホルモンバランスが変わったという理由です。
子供を産むと、女性は男性と違って体に変化が出てきます。
その結果、女性ホルモンのバランスが変わって性欲が抑えられてしまうんですね。
二人目の子供が生まれる前から、すっかりなくなってしまいました。
女性は、子供を産むという男性にはない体のつくりをしていることから、ホルモンバランスが崩れると、そもそも夜の生活自体を思わなくなることもあるんですね。
子供が生まれる前後から、性欲が抑えられてしまう
↓
生まれた子供に手がかかる
↓
子供中心の生活
↓
夫との時間が減る
こんなループに入ってしまうんですね。
そうなると
セックス自体面倒くさい
そう思うようになるんです。
そもそも女性は、
このパターンが多いです。
セックスは本能的なものとはいえ、適切な環境に育たないと、できなくなってしまいます。
このことは猿の実験でわかっています。
猿を子供の頃に社会的に隔離して育てたところ、大人になってセックスができませんでした。
しかも、脳に異常が発見され、愛情やセックスに重要な役割をする脳内物質(ドーパーミンやセロトニン)が激減していました。
さらに脳の構造にも異常が見つかったのです。
猿の実験をそのまま人間に当てはめることはできませんが、猿も人間も同じ霊長類なので、この実験データは参考になります。
つまり、人間も子供の頃の環境や育てられ方で脳に問題が起こり、セックスレスになる可能性がある、というわけです。
この可能性を確かめるには、多くのレスといわれる夫婦の脳をきちんと調べる必要があるので今の段階ではあくまでも可能性です。
性的な不能は、それが発生した時期や原因、度合いなどがいろいろと考慮されます。
性的不能を隠して結婚した場合には、離婚が認められるようになっています。
セックスの拒否のほかにも、性の不一致も離婚の理由になることもあります。
性の不一致になると
そんな場合には、性の不一致が理由で夫婦生活が破綻した場合には、離婚が認められることもあります。
が、でも、しかし、、、、
どのような状態が異常なのかは、客観的な判断は難しいです(゜◇゜)
まして、裁判でそれを証明するのも困難なのも事実です。
確かに、異常な性癖も離婚の理由にはなります。
だまって拒否すると「性生活に応じてくれない」と逆に攻められてしまいます。
逆に、気持ちを伝えたのに強要してきたらトラウマになる前に離婚を考えるべきです。
セックスの話は夫婦につきものであるにもかかわらず、話し合いにくい内容なので、本当は解決策があってもそれに気が付かないまま離婚してしまうことも少なくありません。
なかなか親しい人にも相談できないです。
夫が妻のことを女として扱わない、妻が夫のことを男として見なくなる
もう一人の男女として見られないなんて、本当につらいですよね。
まだ先の長い今後の人生のなかで、今の自分にない本来の自分を取り戻してみませんか?
夫婦関係が継続できないレベルなら離婚の原因
夫婦の性生活が全くないと、心のどこかで何だかものすごく物足りない気持ちになってしまいますよね。
なかなかセンシティブな夫婦間の問題なので、悩んでいる自分を知られたくないものです。
お互いにレス状態でもOK、というなら、レスが離婚の原因とはならないはずです。
離婚の原因にになるのは、どちらかが欲求不満になっているときですよね。
性的不能などの身体的な問題ならあきらめもつきますが、できるのにしない、というのが離婚の原因にもなる性の不一致になってしまうんですね。
セックスレスが離婚理由の場合に、一方が慰謝料を請求して、裁判所が支払いを命じるケースもあります。
離婚裁判では、「〇〇カ月、〇〇回性生活のない夫婦は離婚せよ」というきまった程度はないんですね。
離婚する、しないにしても、離婚を考えたときの準備と夫婦仲の関係改善を同時進行で進めるしか変化は起きないかもしれませんね。