早く離婚したい
だけど
といったことも考えなければならないときに、心の中では、
親権はいらないから早く離婚したい
と考えることがありますよね。
子供が未成年でいるときに離婚すると、
父親か母親のどちらかを親権者にしなければいけないことが、かえって重荷になったりします。
そんな子供の親権のことが気になって離婚の決断ができずにいるなら、
離婚前にチェックしておきたいことがあります。
それは、
の4つです。
離婚したいけど親権はいらない、と考えている人がチェックすべき4つのポイントを紹介します。
離婚したい原因は、夫婦の数だけある、と言われていますよね。
「離婚するときには親権いらない」と思う場合というのも、子供のことでいろいろな環境にあるからです。
離婚したい、でも親権はいらない、となると事情はかなり限られてきそうですよね。
「親権いならない」と思うのは、子供と離れたくない気持より、別れたい気持ちの方が大きいから出てくる気持ちがあるからなんですね。
離婚したい原因って夫婦それぞれの数だけありますし、夫婦の数だけある事情なので、親権はいらない、と思うこともあるんですね。
親権のことを考えると、最終的には自分のことだけではなく、子供にとって、父親と母親のどちらがベターかを話し合う事が必要です。
離婚して親権を持つと、子育てを一人ですることが確定するに近い形になります。
夫の浮気が原因で離婚した妻が、ある意味で開き直って「親権いらない」と決めた話を聞いたことがあります。
「なんで勝手に浮気した上に、月数万円、養育費払うだけで、子育ての責任をポイできると思ってるのかな?
男なんて外で働くだけで、家事も子供関連のあれこれもやらず、おまけに他に女まで作ってさ。
こっちは、時短でも働きながら家事育児をこなしてきたんだから、もうこりごり。
育児、イレギュラーの連続で本当に疲れるんすよ」
「親権いらない」という本心は、夫の浮気が原因で、子供のかわいさも半減してしまうところにあるのかもしれませんね。
離婚したいけど親権はいらない、と思っているならチェックすべきは以下の4つの点です。
「親権いらない」というなら、養育費を支払う側になる、ということです。
一般的に親権者の方が、子供を育てる側になりますからね。
養育費は子供の権利なのですが、親権者に養育費を支払うのが一般的です。
となると、妻の方が「親権いらない」というならば、子供を育てる親の方に養育費を支払うことになるんですね。
もし、妻の方が「親権いらない」となったらどうなるんですか?
夫の方が「養育費はいらない」と言わない限り、妻の方が夫に養育費を支払うことになりますね。
父親に子供を託すということは、妻側が養育費を支払う側に回るということです。
子供の親権を父親が持つというのも、珍しくはなくなっています。
ただ、法律的にも、養育費は子供の権利なので、扶養義務として親であれば必ず果たさなければいけない義務なんです。
養育費って子供が成年になるまで支払い続けるので、長い間、経済的には大変です。
親権はいらない、と思っているなら、自分が養育費を払う側になる覚悟はしておく必要があります。
逆に、自分が親権者になって母子家庭・父子家庭になったとしても、公的な児童扶養手当がもらえますし、子供を預けながら無理ない程度で働いて、十分生活していけることはできます。
今、自分が「うつ」だから「親権はいらないから離婚したい」と思っている状態にあるのは、母親の側であることが多いですね。
離婚したいと思うときは、薬が必要な強い鬱(うつ)状態でなくても、軽い鬱状態の時もあります。
特に経済的に夫に依存して生活してきて、これから自分で稼いで子どもを育てる、ということを考えるだけでもプレッシャーは重いですよね。
さらに、母親にかかる負担で、子育てのストレスはものすごいです。
ニュースでも、子育てなのか虐待なのかギリギリのところっていうことも聞いたりしますよね。
意に反した行動をとって、自暴自棄になっていることもあります。
そんな時、離婚をすれば全てが解放される、と思ってしまうのも無理はないです。
うつだったら、何でも許されるというわけではないのですが、「うつ状態」だと、自分の思っていることとや情とは違う、理解不能な不安で潰されそうになることがあります。
うつだと「楽しく子育てしよう!」的な発言もタブーです。
もし、離婚したい理由で「子どもを育てる意欲とか自信がなくなっている」なら、一度は冷静になって離婚を考える方が先かもしれませんね。
「子供と離れてさびしくない?」と聞かれた時に、本当のところは子供たちと離れたくない気持より、離れたい気持ちの方が強いからなんですよね。
実際に、離婚して親権を手放したら子供と離れ離れになるので、気持ちとして寂しくないかどうか、を想像してみる必要があります。
いつも子供がいることが当然なので、子供がいない自分の気持ちが想像できないです。
離婚していない状態で、子供と離れている状態を想像するのは難しいかもしれませんね。
今は、子供がまどろっこしい、と思っていたら、さみしいどころかかえってセイセイするなんて思えるかもしれません。
離婚の時に、育て親でなくなる時は、面会交流という子供と定期的に会う時間を作るようになっています。
子供といつでも会える環境にある場合でも、離れて暮らす事に耐えられるか、という気持ちの問題ですね。
離婚が当たり前になってきても、女性の方が「親権いらない」というのは周りがうるさいですよね。
確かに、母親が「親権はいらない」離婚をした時には、他人から言われのない批判を食らうことがあります。
もちろん、親が「男だから女だから」は関係ないので、外野を気にする必要はありません。
むしろ、世間の目を気にして親権を取りたいがために、育てる覚悟もなしに子供を引き取る親の方が問題ありです。
ただ、母親が「親権はいらない」と言って離婚をした時に、
世間からは
「子供を捨てた」
「最低な母親ですね」
「身勝手ですね」
などなどネガティブな言葉を言われることがあります。
社会的に、おなかを痛めて生んだ子供を残して、母親の方から離婚して去っていくのは母性がないと思われるからです。
新しい人生を踏み出すにあたって、子供が荷物だから夫に押し付けた印象を世間の人は持ちます。
いかに離婚理由で夫の方に原因があってもです。
子供を残していくということは、人間的に否定することばかり言われるのも覚悟することです。
育ての親が子供に、「親権はいらない」と言って出て行った親のことを悪く吹き込むことも覚悟しましょう。
「親権いらないから離婚したい」と考えている人向けに、チェックする4つ点を紹介しました。
日本では離婚したとき、父親か母親のどちらかが親の権利である親権を決めなければならないことになっています。
この「父親」か「母親」かどちらか必ず、という決まりがるので、親権いる・いらないの悩みが出てくるのかもしれません。
子供が成年になるまでの長くて18年間のことです。
経済的にも精神的にも、自分の運命のおおきなターニングポイントになるので、後悔しない決断をしてくださいね。