夫婦ってたいがいは 愛情 があって結婚することが多いですよね。
でも、離婚の原因が「愛情の喪失」っていうことを聞くことがあります。
結婚して長い時間が経てば、最初に夫婦になったときと同じような愛情を相手に感じなくなることもあるものです。
とはいっても、それだけで「愛情の喪失」だって離婚していたら、たまったもんではないですよね。
ちょっと想像するだけでも、「愛情がなくなったから」だけで離婚裁判での離婚原因にならないのも明白です。
このページでは、愛情が冷めてしまったから離婚したいというときに、どう考えたらいいのか、というヒントを紹介しています。
愛情が冷めてしまうのはいろいろな原因があります。
結婚してしまうと、単に結婚前のような恋愛感情が冷めただけ、ということもあるかもしれませんね。
現に、離婚体験談ではそのような理由で離婚をしようとしている人もいます。
夫婦って、最初の恋愛感情と同じような思いはなくなっても、その代わりに時間の経過によって共同生活の実績が積み重なって、その夫婦にふさわしい精神的な絆が形成されていくものですからね。
愛情のある言葉とか態度がないと精神的なつながりを感じられないんですよね,,,
マンネリでレス状態だったりすると特に「愛情を態度で示して!」って感じますよね。
どうしても、態度で 愛情を確認 できないと、夫婦としてつながっていない気持ちになってしまう気持ちもわかります。
精神的な結びつきをあらわす言葉が「愛情」って呼ぶとも言えますからね。
でも、愛情があるかどうかを確認しないと、成り立たない夫婦関係なら、やめたほうがいいです。
私のほうを向いてくれないとか、優しくしてほしいとか、そういうのは我欲のあらわれですからね。
恋人の時代とは違って、精神的な愛情を想像できなければ、結婚生活に向かない自分だってこととも言えます。
子どもができたり、日常生活でずっと一緒にいると、結婚って夫婦の愛情だけじゃないってことですよね。
夫婦にとっての「愛情の喪失」というのは、こういった精神的な結びつきがなくて、しかもそれを形成しようと努力する基板もない状態ですよね。
愛情が大事とは言っても、夫婦って愛情だけで成り立っていないので、これだけでは離婚理由になりません。
「愛情の喪失という」字面だけ見るとどの夫婦にでも当てはまりそうな離婚理由です。
実際に離婚が問題になるのは、性格の根幹部分の不一致や精神的な絆がないDVなどという深刻な事態を示す言葉なんですね。
とはいっても、夫婦の結びつきは、お互いの精神的な結びつきだけではなくて経済的な意味での結びつきや社会的な意味での結びつきもあります。
まして、子供がいる夫婦だと両親として協力したり果たすべき役割もあります。
こういうことを考えると、離婚が裁判になって、離婚理由が必要な場面になると、「愛情の喪失」という精神的な結びつきが欠けているだけでは離婚が認められない場合も少なくないんです。
というよりも、その他の面での結びつきが残っているために、精神的な結びつきが修復される可能性がある、ということで離婚が認められないケースもあります。
恋人同士のときは愛情を感じられたけど、
結婚してから愛がない
そういう場合には、夫婦愛や家族愛にうまくステップアップができなかったということになるでしょう。
恋愛感情が少なくなって、お互いに、尊敬とか感謝の気持ちとかが芽生える間に愛情の方が冷え切ってしまったのかもしれないです。
もし家族愛がないと思うから、「愛情がなくなった」というだけの理由だったら、離婚はおすすめできません。
浮気、暴力、借金、不労など家庭にも影響を及ぼすようになったら、離婚も考慮に入れることは必要ですが、そうでない限りは、別れることを急ぐのは得策ではありません。
本当に離婚してもいいのかという自分の気持ちを確認した上で、感情以外の問題をクリアーにしましょう。
時には、子供、お金、離婚後の環境、状況など、愛情がなくなったという感情以外のことのために、自分の出した結論をひっくりかえさなくてはならないこともあります。
愛情がなくなっても、物理的に別れることが難しいということもあります。
たとえば、一緒に仕事をしている場合などは、毎日顔を合わせることになってしまいますからね。
あまりにもシビアに感情を確認したり、これだけは譲れないと頑固になってしまわないほうが、かえって傷つかないということがよくあります。
夫婦仲がまだよかった頃に戻るには、ちょっとした考え方次第です。
→夫婦関係修復、改善に役立つコミュニケーション術
やっぱり、好きとか、愛情とかそういうのはもう考えられない!考えたくもない
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
離婚後の財産のことについてこじれて「離婚」も話し合えないとも多いです。
だからできるだけ、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
特に気をつけておきたいのは、マイホームを持っていて離婚をする場合です。
売却したらどれくらいの価格になるかを出しておかないと、資産価値からの処分を検討することもできません。住宅ローンはその価格から差し引きます。
愛ある言葉がない・愛ある態度がないから離婚したい。
それが愛情が冷めたと判断したから離婚だ、と思う気持ちもわからなくもないです。
でも、結婚したら生活という面もありますよね。
離婚は最終的に愛情だけではなく、経済面からも判断することになるはずです。
そこで、離婚することをやめる気持ちになるのであれば、離婚の準備を頭にいれつつ、どうにかして今の結婚生活をつづけることも考えてもいいかもしれませんね。