熟年離婚の親が子供に頼ることがあっても一線を引く2つのことは?

熟年離婚の親が子供に頼ることがあっても一線を引く2つのことは?

「お金」と「同居」の覚悟不足は悲惨な結果になる

 

親が熟年離婚するくらいの年齢なら、子供もそれなりに大きいことがほとんどですよね。

 

場合によっては、結婚して家族もいることもあります。

 

親が熟年離婚して、「生活ができないから」と子供に頼ることがあったりしたら、

 

自立している子供の人生をも壊してしまいます。

 

子供は親の熟年離婚には、基本は放置の対応をとるべきです。

 

特に「お金」「同居」の2つの問題については、一線を引いて必ず距離を置くべきです。

 

それは、覚悟もなしに熟年離婚をして子供を頼る親の甘えのせいで、自分が壊れるからです。

 

ここでは、熟年離婚した親が、子供を頼ると、思ってもみない結末になってしまう場面を詳しく紹介します。

 

 

熟年離婚の理由と子供は関係ない

熟年離婚の理由と子ども

 

熟年離婚とは、結婚して20年以上経つ夫婦が離婚すること、と一般的には言われています。

 

熟年離婚に限らず、子どもにとっては、小さい時も大人になっても親の離婚は複雑な気持ちになるものです。

 

熟年離婚したいと思うのは、それなりの理由があるはずです。

 

 

この先の人生のことを考えると、夫婦二人が一緒にいるだけで息苦しかったりするから、別れようと思うわけなんですよね。

 

熟年離婚のきっかけは、いろいろでも、理由として共通するのは、やはり『積年の恨み』に近いものです。

 

熟年離婚の前は、もう何を言っても変わらないし、変えようと思わないあきらめの夫婦なんですね。

 

つもりに積もった理由がたくさんあるんです。

  • 借金に悩まされていた過去
  • DVなどの暴力
  • 浮気された時の我慢

などなど、変えられない過去を清算したいからでもあったりします。

 

そんな熟年離婚の理由を、子どもが聞くときに

 

「あなたたち(子供)がいたから、今まで離婚できなかった」

 

と子供に説明することもあるかもしれません。

 

そう言って

 

熟年離婚の理由を、「子供たちがいたからいままで離婚できなかった」と子供に説明する親は、

 

両親が不仲の家庭で育つ子供の気持ちを全く考えていません。

 

子どもとしては

 

仲が悪いのにどうして離婚しないのか、

 

幼心にも、両親が不仲なのに嫌な思いばかりしていた、とは思っていたんですね。

 

でも、

 

親としては、自分だけが我慢したんだ、と思っているわけです。

 

親は『子供のため』と言いつつ、親自身が自立して子供を育てる覚悟よりも、

 

嫌イヤな夫に依存して仮面夫婦で生きていく方を選択していたのです。

 

離婚することが怖かっただけで、積年の積もりがあっても、「子供のため」と言って逃げていただけです。

 

チャンスはずっとあったんです。

 

それを「子供たちがいたからいままで離婚できなかった」と子供に説明する親は、

 

親同士が決める事を、子供に責任を押し付ける親なんですね。

 

その親が熟年離婚したら、今度は子供に頼って依存する確率はかなり高いです。

 

子供は親のことを悪くは言いたくないはずです。

 

だからといって、同情心から親の熟年離婚に関わると子どもの方が壊れます。

 

熟年離婚の親が子供を頼るとどうなるか

熟年離婚で子供を頼る親

 

熟年離婚は子供に頼ることになると、子供の人生をも変えてしまいます。

 

特に、「お金」と「同居」に関わってしまうと、

 

親の依存する性格とも相まって裏切られ、

 

子どもの方が惨めな思いをすることになります。

 

『お金』の覚悟がないから子どもに頼る

 

熟年離婚で、50代以降の夫婦が別々に生活していくとなると、かなりのお金がかかります。

 

お金の目処をつけることなく、思いつきで熟年離婚をすると、不安定な老後を過ごすことになります。

 

よくありがちな熟年離婚して子供に頼るパターンとしては、

 

は男尊女卑思想の一家の大黒柱。

 

気が強く、頑固で人の意見をあまり聞かない人。

 

家族の生活や子供には昔から関心がなく、妻を女として裏切ることあり、

 

借金も重ね、自分の趣味を楽しむだけの人。

 

はそんな夫に不満を持ちつつも、文句を言わないで、あきらめているが、

 

「子どものため」と理由をつけて離婚しなかった。

 

この2人が熟年離婚するとどうなるでしょうか?

 

今「熟年離婚」する親の理由が『子供のために離婚できなかった』と言われたら?

 

一人になったら、経済的に将来ずっと子供に頼ることになります。

 

親の熟年離婚で子供を頼りそうなら忠告すべき

 

親がまだ熟年離婚する前の夫婦で、このパターンだったら、

 

「自分一人でやってけないなら別れるな」

 

と忠告しておきましょう。

 

今まで散々我慢してきたのだから、これから先も我慢できるはずです。

 

さびしさ今後の経済的な不安に襲われることを、覚悟できないで熟年離婚する夫婦は、

 

今までも、これからも自立する覚悟がないんです。

 

昔、安達祐実が子どものころ出ていた「家なき子」のドラマで「同情するなら金をくれ」と言うセリフが流行ったことがあります。

 

あの時は、子役の安達祐実が大人に向かって言った言葉でしたが、

 

熟年離婚では、親が子供に向かって「同情するなら金をくれ」と言うようなものですからね。

 

しっかりと自立していない熟年離婚の親は、子供と同じか子供以下なわけです。

 

子供のせいにした親の熟年離婚は自業自得です。

 

心を鬼にしても、しっかり自立を忠告すべきです。

 

熟年離婚しようとしている親には親切にする意味

熟年離婚の親が子供を頼ってきた時の対処法

 

熟年離婚の親が、子供にお金を頼って金銭的な問題があるなら、「働くこと」と「生活保護」を勧めてください。

 

関わるのが嫌だと思っているうちは、離れていていいです。

 

そのほうが親切だからです。

 

親と自分に一線を引く「親切」に対応するんです。

 

一般的には、親切って言葉は、優しく対応したり思いやることですよね。

 

となると、「親が熟年離婚する時には助けてあげるべきでは?」と思えそうです。

 

そうではないんです。

 

「親切」とは文字どおり「親」を「切る」ことです。

 

いつも被害者ぶって人のせいにする親は、責任転嫁して自分の身だけ守ることしか考えていません。

 

下手に「子供が頼らせてくれるかも」と思わせてしまう方が、後々問題です。

 

親の考え方は、何十年も夫婦をやってきて、お手伝いさん扱いされても、DVを受けても、自尊心もなく平気な顔をして知らんぷり。

 

そんな親の価値観の中で生きてきた子供自身が、

 

おかしさに気がついて、意識的に価値観を見直して、親も子どもも自立した自分の人生を生きることが大切です。

 

熟年離婚をする親には、「親を切る」という 親切な対応をしないと、今後もずっと被害者ぶっている親の援助し続けることになってしまうからです。

 

『同居』で子供に頼ったら生活が完全にダメになる

熟年離婚した親と同居したら悲惨なことになる

 

 

熟年離婚して、経済的に子供に頼るだけでも、十分に親としても、人間としても甘えていますよね。

 

心のどこかで「子供を今まで面倒みたんだから、親を面倒見るのが当たり前」とも思っているんですね。

 

離婚したとしても、依存していた自分に意識して気がつかない限りは、無意識に甘える考え方はそのままです。

 

夫婦二人で生活する老後を思い浮かべたけど、耐え切れず「熟年離婚」を考えた。

 

でも、今まで、夫に依存していた自分に気がつかず、今度は子供に頼って依存するんです。

 

親の方が、甘えが出てるんですね。

 

そんな、人間的に甘えて依存する人を対応すると、自分も壊れます。

 

さらに、なし崩しに同居生活 なんかしたら、子供との関係や夫婦関係もおかしくなります。

 

もし自分や夫の母が、熟年離婚で同居しそうになっても、

 

「母と同居するつもりは無い」
「うちの生活が厳しい。生活費の面倒もできない」
とハッキリ宣言しましょう。

 

熟年離婚すると決めたなら、一人で頑張って生活すべきなんです。

 

熟年離婚の親が子供に頼ることがあっても一線を引く2つのこと(まとめとアドバイス)

親の熟年離婚で「お金」と「同居」には距離を置くべき

 

親の熟年離婚で一番やっかいなのが「自立できない人」です。

 


熟年離婚の覚悟不足は子供を頼ることになる

 

自立していない人は「寂しい」とか「生きがいがない」とか言い続けて、誰かに依存してきます。

 

一人にならないと、気付かない事・気付けない事がありますよね。

 

子供を頼る熟年離婚の覚悟不足には距離をおくべきです。

 

一人で生活する覚悟がなく「離婚する」と言うなら、もう自業自得です。

 

「何もできないので、自分達で考えてください」とハッキリ言って、割り切って考えていいです。

 

熟年離婚の親が子供に頼ることがあっても「お金」と「同居」の2つに関して一線を引く理由は、依存する人に同情すると自分も壊れるからです。

 

もし、「お金」と「住まい」の二つをクリアーできていない親が離婚しようとしているなら、思いとどまらせましょう。