嫁姑の仲が悪くなり離婚したい例
姑との関係を示す具体例があるといい
義父母との関係は、離婚事由の有無の判断には基本的には関係ないのですが、結婚生活に「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当するくらい影響があるなら話は別です。
平成〇〇年〇月〇日
東京都北東区南町1丁目1番2号
〇〇花子 殿
東京都南西区北町1丁目1番2号
〇〇太郎 印
通知書
私たち夫婦は結婚後8年が経過しましたが、田舎で一人暮らしをしていた私の年老いた母親を引き取り、一緒に暮らすようになった昨年秋頃から、夫婦仲も次第におかしくなってきました。
世間によくある嫁と姑の不仲が原因です。
私としては、自分なりに両者の間に入って調整をしようとしたこともありましたが、私が口を出すと一方に味方をしたように受け取られ、かえってこじれるばかりでした。
それが原因で貴殿が実家に帰って半年が経ちます。
その間いろいろ考えましたが、年老いた母親と別居することもできない以上、貴殿が母親との同居ができないというのであれば、離婚を考えざるを得ません。
貴殿の考え方をお知らせください。
- 実家に帰ってしまったなど、離婚したくても話し合いができないような場合に、離婚をしたいことを知らせる文書の例です。
- 離婚を決意した具体的な理由の明記が必要です。
具体的な話し合いの日を指定して通知する方法もあります。
結婚から離婚したいと思った時までを振り返って、離婚しようと思ったきっかけを、簡潔に内容証明にするだけでもいいです。
自分自身にとっても、相手にとってもわかりやすい、姑との関係を示す具体例などがあるといいですね。
嫁姑問題で離婚したい
嫁姑問題は、古くからある離婚のテーマの一つですよね。
多かれ少なかれ、夫の母親は、やはり息子である子供の方のカタを持つものですが、度が過ぎて、夫婦の中に土足で入り込まれるようだと、離婚を考えてしまうものです。
夫の味方ばかりしている姑は、夫が浮気しても、「あなたに問題があるから、息子が浮気をした」と非難を浴びせる人もいるそうです。
そうなると、必然的に姑とは疎遠になりますよね。
そんな姑とのやりとりや関係を内容証明に残しておくと、離婚の話をする際のきっかけになります。
おそらく最初は口だけの電話、またはメール、LINEでやりとりをするかもしれません。
でも、離婚する勢いがあるのならば、第三者にいざという時、内容を証明できる内容証明郵便はパンチ力があります。
姑は息子思いで発言しているのかもしれませんが、妻にしてみれば意地悪としか思えない場合もあります。
→離婚したいのは姑が原因!姑の嫁への意地悪が理由で離婚できる?
姑が原因で、いざ離婚したいと思った時に、よく問題になるのは、親権・財産のことがほとんどです。
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
特に、別居の段階になる前後には、実際には住んでいる家にある財産の把握しておいたほうがいいです。
実際に離婚する段階になって、財産分与などで分配する際にうやむやになったり、夫婦の財産が隠されたりするかもしれないからです
マイホームを持っていて離婚をする場合には、売却したらどれくらいの価格になるかを出しておかないと、資産価値からの処分を検討することもできません。
住宅ローンはその価格から差し引きます。
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