円満離婚の仕方は感情的にならないこと!慰謝料や財産分与にも影響する

円満離婚の仕方は感情的にならないこと!慰謝料や財産分与にも影響する

円満離婚の方が早く離婚できる

 

離婚したいと思い始めると、どうしても相手のアラ探しをして、悪いところばかり目につきますよね。

 

離婚する理由を考えるようになると、感情的にはネガティブになってしまいがちです。

 

離婚するにしても、やはり円満離婚という着地をしたいですよね。

 

実は、円満離婚ができるか、できないかによって、離婚後の生活のスタートも違ってきます。

 

円満離婚できないと、離婚後の生活では現実的な お金 にものすごく影響するからなんですね。

 

ここでは、できるだけ円満に離婚して、離婚後もいいスタートを切ることができる方法を紹介しています。

 

円満離婚の仕方のポイントは、いかに感情的に相手に対応しないか、です。

 

 

円満離婚とは?

円満離婚は仲良く離婚する事なのか?

 

そもそも、よく言われる「円満離婚」に法的に定義があるわけではないんです。

 

でも、離婚はなんらかの原因があって夫婦の仲を解消する事ですよね。

 

となると、離婚に「円満」という穏やかな意味が加わるのは違和感があります。

 

 

そもそも離婚するくらいの仲で、円満なんてコトあるんですか?

 

円満離婚の意味としては、事を荒立てることなく穏やかに離婚をすませる、という意味で使っていることが多いですね。

 

「円満」の言葉だけを見ると、円満に離婚ができるなら、円満に結婚生活も続けられるはず、ですよね。

 

確かに、本当に円満な夫婦ならば、そもそも離婚する必要はないです。

 

夫婦で、お互いにイヤなことが積み重なった離婚するのに円満なわけがないと思いますし。

 

よく、芸能人の離婚会見でも”円満離婚”って言っていることがありますよね。

 

円満離婚を強調する芸能人の会見

 

会見で強調したい離婚の意味は、「夫婦」円満な離婚ではなくて、「夫婦が離婚に同意している」っていう意味で使っています。

 

つまり、当事者同士がもめることのない離婚なら十分に円満離婚の範囲、ということなんですね。

 

「円満離婚」という特別な意味のある離婚があるわけではなくて、ただ単に離婚が合意できただけでも、円満離婚。

 

どちらかといえば、離婚のマイナスイメージを少しでも減らそうという、世間体を気にした言葉ですね。

 

とはいえ、離婚したいと思って、利己的な考え方でガツガツするより、嫌悪感を抱かず素直にお互いが相手のことを思える円満離婚をしたいですよね。

 

離婚って、話し合いから感情まで全ての面でネガティブ要素がいっぱいです。

 

そんな離婚話はできるだけ早く終わらせたいと思うものですよね。

 

円満離婚ができれば、早く離婚することができます。

 

円満離婚の方法

円満離婚の方法

 

円満離婚にするには『もめない』で『短期間』で離婚という結果に向けて『話し合い』ができればOKです。

 

離婚する方法には、大きく3つの方法があります。協議離婚・調停離婚・裁判離婚です。

 

日本では、協議離婚ができなかったときに初めて、調停→裁判離婚と進むことができる流れになっています。

 

円満離婚するなら協議離婚する

 

円満離婚したいなら、協議離婚に限ります。

 

100歩譲って、協議離婚で話し合いがつかないから、調停の段階で円満に離婚を決める、という方法まではありです。

 

夫婦で話しがうまく噛み合わなくても、調停での調停委員の誘導で、うまく話しがまとまれば、感情的になるのを避けられますからね。

 

ただ、離婚裁判になってしまうと円満離婚は期待できません。

 

なぜなら、離婚裁判では相手の欠点をこれでもか!と指摘することが中心になるからです。

 

考え方が相手のネガティブな面を見ようとするので、自分自身もイヤな人間になってしまうんですね。

 

離婚裁判になると円満離婚は無理

 

考え方が、ものすごく攻撃的そしてネガティブで、感情的に冷静でいられないんです。

 

まちがいなく泥沼化するので、円満離婚は無理なんです。

 

 

離婚したい原因によって、離婚の方法も違ってくるんですか?

 

協議離婚では、夫婦がOKなら離婚原因の制限がないんです。

 

「夫の臭いからいや」でも離婚できます。

 

離婚裁判になると、法律で決められた5つの事項でしか離婚できなくなります。

 

離婚裁判になると、いくら冷静でいようと思っても、相手の欠点を「夫婦が破綻している」事を証明するのが主になって、穏やかではいられなくなります。

 

その上、法的に定められた5つの離婚原因を思い出すだけでも、とても円満ではいられません。

 

円満離婚するなら、協議離婚で決着をつけるのがセオリーです。

 

円満離婚のための「別居」という方法

円満離婚のための別居するアパート

 

離婚の方法の一つに 別居する という考えもあります。

 

別居には「離婚に向けて」の別居と「相手を改心させるため」の二つの意味があります。

 

円満離婚の場合は、「離婚に向けて」の別居にあたるのですが、別居するとどうしても「短期間」で離婚の話を決着することができません。

 

そのうえ、別居によって一緒に暮しているときより、話し合いの機会が減る、というデメリットがあります。

 

どうしても、一つ屋根の下で一緒に暮らしていると、円満離婚できそうにない、と思えるなら、冷静になるため、離婚の準備のために別居、という選択も一つです。
離婚前に別居して離婚したいのかを考えるメリットとデメリット

 

円満離婚の仕方

円満離婚の仕方

 

離婚時に事を荒立てて争わないのが円満離婚なので、離婚をすると決めた日のかなり前から入念な準備が必要になります。

 

もともと、夫婦として関係を維持することができないのが離婚なので、相手の悪い原因ばかりを探ることになりがちです。

 

そこを、円満離婚のための長い準備期間を自分自身が、感情的にならず冷静になることは大きなポイントです。

 

最終的には、相手に嫌悪感を感じたとしても、感情的にならず説明し、納得してもらって、円満離婚することが目的です。

 

離婚するときに、最も大事なのは、離婚後の生活にかかるお金を確保する ことです。

 

別れたことによって、生活苦になってしまったら、元も子もないですよね。

 

いくら円満に離婚しても、その後、みじめだったりしたら、あの時もっとガツガツしていた方がよかった・・・なんて思うことになったりします。

 

円満離婚ができれば、慰謝料や財産分与、養育費も自分が納得できる金額を支払ってもらえます。

 

それは、夫婦がお互いに冷静になって話をして、納得しあった条件で折り合いがついているからですよね。

 

離婚時には特にお金に関しての条件をしっかり決めさえすれば、離婚後でも生活に困る事はほとんどなくなります。

 

逆に、お金の事をしっかり把握しないまま、感情と勢いで離婚してしまうと、あとあと大変になってしまいます。

 

財産分与はしっかり考えておく

 

財産分与は、夫婦の解消をする際には、必ずチェックしておきます。

 

離婚は法律的に見ると、結婚という契約の解消です。

 

だから、結婚中に夫婦で築いた財産も離婚することによって、財産分与で分配することになります。

 

自分は円満離婚したいと思いつつも、感情的になって怒鳴り合ったら、お互いが意地になって譲れる部分も譲れなくなります。

 

たいてい、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。

 

泥沼化するとお互いにののしり合って、意地を張って、相手がなかなか離婚してくれない状態になるんですね。

 

“円満離婚”という結果にするには、自分を演じることも必要です。

 

円満なら、相手が聞く耳を持ってくれますからね。

 

余裕のあるうちに、大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。

 

特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。
離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。

 

その際には、現在のご自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。

 

離婚前に売却を行う流れでご自宅を手放した後に離婚をすると、円満離婚につながりやすい利点もあるようです。

 

ネットでならおよそ60秒で、かんたんに自宅の不動産価格がわかります。


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円満離婚でも慰謝料ががっつりとれる「浮気」

信頼が壊れた夫婦

 

そもそも『円満離婚をしたい』と言い出す方の心情を考えると、疑問に思える点がでてきますよね。

 

夫が「円満離婚したい」と言い出したら

 

「理由は聞かずに円満離婚してほしい」

 

夫が円満離婚を言い出してきたら、浮気の可能性を要チェックです。

 

夫が円満離婚を言い出してきたら、その裏の理由にほぼ浮気相手がいて慰謝料請求を逃れたいという理由があります。

 

そもそも慰謝料は、争いがなければ損害賠償の意味の慰謝料も発生しないんですね。

 

それに、慰謝料には”損害の発生”以外の決まった基準がありません。

 

浮気していなければ、精神的な損害も発生しないですよね。

 

夫婦の信頼が壊れると、離婚したいと思うようになりますが、おたがいに争いがなければ、無請求で離婚できることが円満離婚です。

 

離婚で慰謝料が発生するのは、浮気や不倫といった異性関係や、家庭内暴力が離婚原因となった場合に限られているのが実際です。

 

性格の不一致では慰謝料は発生しない

 

 

円満離婚の原因が「性格の不一致」だったら、慰謝料は発生しないってことなんですね。

 

離婚で浮気が原因だったら、明らかに慰謝料を取れるケースですが、性格の不一致が離婚原因なら、慰謝料が発生することはまずないのです。

 

となると、円満離婚では慰謝料が発生しないことになってしまいますが、夫が「円満離婚したい」と言ってきたら、高い確率で浮気・不倫が理由としてあります。

 

冷静な演技をして、淡々と慰謝料を請求する準備をしましょう。

 

感情的にならなければ、がっつり慰謝料を取れます。

 

感情的になってあたってしまうと、相手も意地になって、円満離婚どころか離婚もできなくなりますからね。

 

そのためにも、浮気の証拠は必要です。

 

もし、浮気や不倫を感じたとしても、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練ってくださいね。


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妻が「円満離婚したい」と言い出したら

 

夫が円満離婚を言い出す場合と違って、妻が離婚を言い出す理由は、自分の浮気に限られないことが多いですね。

 

長年の夫婦関係から愛情がなくなっただけではなく、

など、一緒に生活するのが嫌になった気持ちが大きくなったときに、離婚を言い出す場合があるんですね。

 

この場合は、いきなり離婚を言い出して、性格が変ったのではないかと思えるくらい発狂するようなことはないんです。

 

どこかで、細切れに離婚の兆候をだしていて、最終的には円満に離婚できる方法を探っているんですね。

 

円満離婚できるようにおまじないする

 

円満離婚は、一般的には穏やかに離婚できて、離婚後も子供がいれば、面会交流もできて・・・

 

別れたから絶縁じゃなければ、円満離婚で幸せだなぁ、と。

 

いい別れ方をした円満離婚は最終的に、離婚したから幸せ、と思えること。

 

幸せな「円満離婚」には、その人たちなりの円満はありますよね。

 

離婚は一人で頑張っても幸せになるかどうかは、わからないです。

 

いくら離婚の意思が強くても、感情的にならずに円満離婚するなら、おまじないという目に見えない力も借りたいですよね。

離婚したい時にまじないで「幸せな」離婚がかなう3つの方法

 

円満離婚をするためには、相手と話をしても感情的にならないように、対応することは十分理解できますよね。

 

話し合いで、どのようなことに気をつけたらいいのか、自分では判断ができない場合は、一度弁護士に相談してみるのも方法の一つです。

 

今は多くの弁護士が無料相談をしているので、法律的な解釈が必要なくらいの離婚の相談をしたいならば、法律の専門家に相談したほうがいいです。

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円満離婚の仕方は感情的にならないこと(まとめとアドバイス)

 

円満離婚すると、離婚後も良好な関係でいられることが多いんですね。

 

なかなか離婚できずに苦労したり、不利な条件で離婚してしまったりすると、円満離婚になりにくいです。

 

圧倒的に準備不足、知識不足が原因です。

 

それが、慰謝料や財産分与にも影響してしまいます。

 

離婚を考え始めたなら、逃げることなく、感情的にならない円満離婚で着地してくださいね。