銀行マンといえば、平成の時代には、就職活動の時期になると就活生の人気ランキングに顔を出していた職業の一つですよね。
令和の時代になっても、銀行員は安定した職業と思われています。
そんな銀行で働く銀行マンの中には、結婚することが出世に影響し、仕事の一つになっている人もいます。
そのため、離婚したらすぐにまた再婚を考える銀行マンもいるようです。
現在の結婚観では古臭く感じるかもしれません。
でも、もしかしたら銀行マンでなくとも、結婚して数十年経つ夫婦にはいまだに縛られている考え方のことも多いです。
ここでは、昭和的な古い慣習の残る日本の銀行で勤務する銀行マンの離婚体験談を紹介します。
そもそも結婚する事情は当然にケースバイケースで人それぞれですよね。
とはいっても、職業によってある程度のパターンに集約することはできます。
似たような職業に就いている夫婦が結婚するパターンとして
ここで、職業によって離婚事情に違いがあるか、とえいえば、本質的な部分ではありません。
実際にはいくつかの職業で、ほかの職業よりも離婚や離婚後のパターンというものが目立つことがあります。
結局、いくつかの仕事では確かに離婚したいという人たちの内容が似てきます。
そのなかでも、まるで仕事のために結婚しているんじゃないか、というような業種の一つが 銀行員 です。
かつて日本の銀行では、社内結婚したら女性が退職する慣行がありました。
夫は同じ銀行員同士の結婚をしたことで、職場環境には理解があると思っていたのでした。
「職場結婚だったものですから、当然、どんな仕事か理解があるものだと信じていたんですが、違ったようです」
大手銀行の審査役だった夫。
夜の10時過ぎに仕事が終わり、朝は7時前にはデスクにいるという銀行員
週末は、週末で接待のゴルフだ、資料作りだと仕事に追われることも多いのが銀行員の仕事でした。
そんなある日、タクシーで夜、帰宅すると自宅がもぬけの殻だったという・・・
その後、実家に帰ってしまったという妻からの連絡には、
「疲れました。別れていただきたいと思っています」
とだけ言われたのでした。
妻の方は、「私が至らなかったので」と。
仕事の内容もわかっているし、自分なりに努力したけれど、どうしても寂しくて夜になるとついお酒に手を出す生活が続き、キッチンドランカー一歩手前になっていました。
実家に帰った妻は、今は実家近くの心療内科に通っています。
夫の方は、妻の寂しさや、心の中にまで踏み込むことはありませんでした。
むしろ『しょうがないな』ということで あっさり離婚したのでした。
その後の夫の行動には驚きです。
離婚が成立した日の午後7時。
結婚紹介所へ登録に行ってきたのです。
それも相手はどうせすぐ決まる、と自信満々です。
「もう離婚は2回目ですから、今度は少し気持ちを休ませたいなぁ」
この数年の間に、結婚・離婚を繰り返すことになったのです。
「邦銀(日本の銀行)にいるとすぐにでも後釜を探さなきゃいけないんですが、外資はその点のプレッシャーがありませんからね」
「それはどういう理由なんですか?」
「邦銀はまだまだ保守的な風土が残っていますからね。
実質はともかく、社内不倫なんか即左遷ですし、昔みたいに離婚したら子会社行き決定ということこそありませんが、30過ぎて未婚のままじゃ、出世レースで同期から半周遅れは確実なんです」
「でも、結婚は相手のいるお話でしょう。大変ですね」
「そうでもありません。医者や弁護士専門の結婚紹介所ってあるじゃないですか。
そこまでは行かないけれど、ぼくらにもそれに近い紹介機関があるんですよ。
まだまだ婚活市場では銀行マンブランドは価値があります。
花婿一人に花嫁10人状態ですからね。登録さえすればどんどん決まりますよ」
結婚したくてもなかなかチャンスもステータスもない男性が多い中、銀行マンの方々は引く手あまたで確かにうれしいことですよね。
しかし、その分離婚の可能性もたくさんある、ということのようです。
銀行マンは、確かにお給料も今の時代では安定していて、高めの事が多いです。
一方で、中にはプライドが高く、男尊女卑の面もあったりする人もいます。
この離婚体験談では、仕事のように結婚・離婚をする銀行マンを紹介しました。
日本の銀行内では当たり前とされていた結婚も離婚も可能性がたくさんある銀行マンですが、令和の時代からすると奇妙に思えますよね。
結婚したけど銀行マンの相手方である妻の方は、「離婚したい」と思いつつお金の面で目をつぶって我慢していたりしたものです。
数十年前に結婚したころは、夫の職業を理解しているようで我慢している妻がほとんどでした。
でも、銀行マンでなくとも、離婚したい、でも我慢が当たり前と思って悩んでいる夫婦も多いですね。
そんなときには、いろいろな方の離婚体験談を見たりして自分とあてはめてみる、離婚の準備ってどんなことから?と前向きになれるかもしれませんね。