メンヘラっておおざっぱに言えば、精神的に病んでる人です。
具体的には、情緒不安定、極端なネガティブ思考、過剰な依存体質、被害妄想など…
病み度合いが、入院が必要な精神病程度までいかないけど周りに迷惑をかけるかまってちゃんだからタチが悪いですよね。
メンヘラを夫や妻にしたら、早く別れて離婚したくなる気持ちもわかります。
でも、メンヘラという理由で離婚することはできるのか?
できたとしても、メンヘラとの別れるのはとても大変なんじゃないか?
メンへラな人は 行動が異常な方向を向いていて、自分中心なことが多いです。
「人の気持ちより自分の気持ち」がベースにあることに、本人が気がついていないからです。
勘違いナルシストのように自分の存在が一番でないとダメだからなんですね。
そんなメンヘラとの離婚をしたいとしても、離婚届を出して「はい、さよなら」とはいきません。
発狂したりしたら周囲にも迷惑がかからります。
自分にも復讐されない離婚対策を準備する必要があります。
メンヘラの特徴を把握して、離婚できる準備や法律の根拠を紹介します。
メンヘラとは、2ch(現5ちゃんねる)のメンタルヘルス板にいる人から派生した造語です。
「精神疾患をわずらっている人」を指す俗語。メンタルヘルス(精神衛生)が略され「メンヘル」となり、さらに「~する人」を表す英語の接尾辞「er」がついたもの。主にインターネットスラングとして用いられている。また、境界性人格障害(ボーダーライン)を指す「ボダ」という俗語もある。
出典:日本語表現辞典 Weblio辞書 http:www.weblio.jp
精神疾患ってことは、見た目はおかしくなくても、精神的におかしい人ってこともあるんですよね。
そのおかしい内容は、端的に言えば自分中心でありたいこと。
愛情は私に向けてもらう。そんな自分がとても好きな人です。
メンヘラとかかわると、後々に、絶対に面倒くさいことを引き起こします。
精神的にみるみるうちにおかしくなっているから、論理的に(ロジカルに)、順を追っていくら説明してもまったく通用しないんですね。
話をするたびに、永遠に「ラチがあかない」となげく羽目になります。
そんなメンヘラのわかりやすい特徴を4つほどあげてみます。
それぞれ詳しく特徴を見ていきますね。
女性、夫婦で言えば”妻”の方に多いタイプが「かまってちゃん」「かまちょ」ですね。
メンヘラな人は自分の存在がないがしろにされるのが一番嫌いなんです。
SNSで特徴があらわれることが多いです。
ツイッターでネガティブ発言が多く気を引くタイプもいますよね。
「疲れちゃった」「こんな自分がイヤになった」とかです。
マイナス発言をして、周りに心配してもらったり気を引いてもらいたんですよね。
LINEも常に即レス。相手にも即レスを強要してくるタイプもメンヘラっぽいですね。
夜中のLINEにも即レスしてきたりすると、スマホも電源を切りたくなります。
常にかまって欲しい気持ちがあるので、未読スルーしてるとそっぽを向かれた、と感じるんですね。
仕事で反応が早いのはいいですけど、メンヘラとなると話が違いますね。
もちろん、友達であればかまってあげたいですけど、夫婦や恋人のように深い関係だとイヤになります。
基本的にメンヘラは自分という存在がそっぽを向かれることを恐れているんですね。
メンヘラが男の場合は、しつこいくらい連絡がマメすぎるのが特徴です。
しつこすぎて、一日中ずっと好きな人と一緒でいたいのがメンヘラです。
負の面で言えば、極度の寂しがり屋なだけです。
こうなると、メンヘラ女とメンヘラ男が夫婦になると良さげに見えますよね。
でも、夫婦生活でずっとべったりで幸せな人はいませんよ。
メンヘラは「肯定して欲しい」「認めて」という気持ちが強いので、相手が自分になびくそぶりを見せるまで、かまって行為を続けます。
かまってちゃんが、ただの病気ではないだけなら、ただうっとおしい存在ですみます。
かまってもらいたい気持ちが強く、周りの気を引きたい態度にでて「自傷行為」をすることもあります。
リストカットは典型的ですね。
自分以外の他人がどうなっても知らない、っていう気持ちがあるので「愛してくれないなら死ぬ!」という態度にも出ます。
メンヘラの延長として、肉体的にも傷つける行為をされて最悪の場合を考えると、夫婦のどちらかが一度は”殺人”などの疑惑を持たれるかもしれません。
メンヘラは”かまって”が特徴です。
不特定多数の異性と連絡をとったり、八方美人だったりします。
自分的には、人間関係が広いと思っているようですが、異性とは元カノ元カレと、異性に色目を使い、まだ気がある会話をしたり、会う気もないのに「早く会いたい」と言う本音と違う発言をしたりします。
表面的なところで嫌われるのがイヤな特徴が出ているんですね。
本音を隠して、その場の体裁を整えるのは、精神(メンタル)が極度に弱く自分に自信がないメンヘラ傾向の表れです。
こうすることで、人間関係の広さをアピールしているのです。
メンへラの周りにいる人たちにとっては、距離を置きたい人なんです。都合のいい人、といいくらいです。
それが、本人にとっては「人間関係が広い」と思ってしまっているわけです。
メンヘラで男女ともに多いタイプが、恩着せがましいです。
「あなたのため」という言葉です。
メンヘラ男が夫の場合は「お前のために」と言い換えていいです。
妻が言う「あなたのため」の後に隠れているのは、「◯◯してあげている私」。
すごいことをしている自分に酔いしれているんですね。
本当に相手のことを考えているわけでなく、何かをしてあげてる自分が好きなのが特徴です。
一見やさしい人に見えるけど、上辺だけの優しさなんですね。
自分がする行動はかまって欲しいので、けなげに尽くすんですね。
夫から見て視点を変えるとすごく「いい女」だったりします。
尽くしてくれて、料理などもお気に入りの食事を作ってくれたりします。
献身的に支えようとしてくれる妻として素敵に見えますよね。
ただ、メンヘラの根本は”自分中心”です。恩着せをされた方はだんだんと重荷になってくるんです。
たちが悪い地雷女だと夫婦生活は不幸を導く“さげまん”タイプです。
メンヘラが理由で離婚したい特徴の一つは、相手が恩着せがましいと思っていることに気がついていないんですね。
よく『朝方の人』と『夜型の人』と大別されることがありますよね。
そのどちらがいい、悪いではなく、健康面から見ても、夜はしっかり睡眠をとらないと、眠りが安定しないので、不健康ですよね。
メンタルな面から見ると、自己管理能力が弱いと欲に負けて夜型になり続けます。昼よりも夜の方がネガティブになりやすいですよね。
思い詰めてしまうのも、昼間の太陽が出ているときではなく、夜が多いはずです。
寝不足でイライラしてしまうと、感情のブレが激しいメンヘラの特徴と同じです。
いつも夜更かしして、不規則な生活習慣をしていると危ないですよね。
メンヘラは、承認願望が強いので、満たされない時に理解不能な行動を起こすのが特徴です。
すぐヒステリーを起こします。
その上、パートナーとの関係は基本的に「支配」するという考え方なんですね。
気に入らないことがあると、すぐに「出て行く」と宣言してすねる。
いくら土下座をして謝り続けても気持ちを収めてくれない。
かといって、怒りが収まるまで放置しておいたら、困らせるために自傷行為でアピールされる。
感情がコロコロ変わるのがメンヘラ
メンヘラは自分に気持ちが行き過ぎているので、相手のことをちゃんと見ていない場合が多いです。
相手がメンヘラでも結婚生活を続けていくとしたら、気持ちとしてはどう向き合えばいい方向にいきますか?
メンヘラには「愛してほしい」「自分を特別に思ってもらいたい」という気持ちがあるので、見返りは求めず与える心を常に忘れないことが結婚生活を続けるポイントです。
相手のことがメンヘラっぽいとわかっても、結婚生活を続けていくなら、現実と向き合うことは大切です。
くれぐれも、「○○すれば変わってくれる」 と期待しないことです。
メンヘラと離婚したい方向で気持ちがあるなら、突然ヒステリーを起こしたり、スイッチが入って怒りに変わった時には、決断の時期です。
ただ、メンヘラは評価されたい感情が強いので、必要以上に自分をよく見せたがります。
離婚が珍しくなくなったとはいえ、”別れを先に言い出された”と言う敗北感を自ら味わうことは耐え難いのです。
そのプライドを傷つけてしまったら、離婚訴訟まで進んでしまうことを覚悟する必要があります。
だから、まずはメンヘラの方から別れを言い出す環境を作り出すことからですね。
そうすることで、メンヘラとの離婚で発狂され復讐されることを避けることができます。
時間的に「すぐには」別れるのは無理です。
離婚訴訟となると、協議離婚と違って、法律上の原因が必要なんですよね。
そうなんです。民法770条に書かれている項目に当てはまらなければ、離婚できないんです。
離婚訴訟で離婚できるのは、民法に書かれた5つの条文に当てはまることが必要です。
(裁判上の離婚)
第770条
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
・・・
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
この4項の「配偶者が強度の精神病」にメンヘラが該当すれば、離婚訴訟で離婚判決が出ます。
ただ、このレベルはとてもハードルが高いです。
メンヘラとの離婚で復讐されない対策が必要な理由は、離婚訴訟まで進まないようにするためです。
離婚を言い出してから「私の気持ち、なんでわかってくれないの?」程度の反応なら、こじれまくることはないはずです。
プライドを傷つけずに、上手に話をそらしたり、自分の方が劣っている感を出すなどして別れる方向に持っていきましょう。
法律的な解釈が必要なくらいの離婚の相談をしたいならば、最終的には弁護士に相談したほうがいいです。
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
こじれてメンタルがイライラし「離婚」も話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
家が財産の対象になるのなら、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
メンヘラはかまってちゃん度が高いから
気を向いてもらうためになんでもする「かまってちゃん」行為がベースにあるのがメンヘラです。
メンヘラとは離婚したいと思っていると、普段の生活自体が精神的につらいですよね。
あちらが変わってくれる、と期待して良い方に変わった例はない、と断言できます。
むしろ、余計に悪化した例はよく聞きます。
だから、メンヘラ相手と別れる場面になると、発狂されて危険な行為にあってしまうこともあったりするんですね。
夫婦として逆上され、DVに近い状態になってしまったら法的手続き一直線です。
発狂したりしたら周囲にも迷惑がかかってしまいますよね。
メンヘラと離婚するときに、いかに復讐されないかの対策するのは、かまってちゃんの行動が、自分自身の体と精神が病気でむしばんでしまうからです。