許す→愛が滅る、許さない→離婚の準備
夫が浮気した
その時、妻として出す結論は二つ
許す か 許さない
どちらかですよね。
もともと、離婚したいと思っていて、準備もできていたし、あとはタイミングを待つだけ。
そんな夫婦関係だったなら、ここぞとばかり、徹底的に夫をやっつけるでしょう。
夫の浮気を許すも許さないも、「許さない」方向で、離婚でガッツリ、慰謝料ももらう。
ふだんから離婚したいと真剣に行動もしていたら、そんな準備もしていたはずです。
でも、夫に浮気されたけど、
- 自分だけで生きていくのは難しい
- 子供がいるから
- 離婚の準備なんか何も考えていなかった
という理由があったら、夫が浮気してからも、「許す」か「許さない」かの選択をしなければなりませんよ。
これから先も、少なからず夫婦として生活をしていこうという前提ですからね。
そこで、夫の浮気を許すか、許さないか、の決断がこれからの夫婦生活にどう影響を与えるか、考えてみました。
そうすると、夫の浮気を
- 「許す場合」は愛が滅る
- 「許さない場合」は離婚の準備
という結果になるんですよね。
ここでは、1ヶ月前に、夫の浮気が発覚して、「許す」か「許さない」かを考えている妻の体験談をもとに、詳しく紹介しますね。
夫の浮気が発覚してからのショックが続いている(体験談)
1ヶ月前に夫の浮気が発覚して、今はこの浮気という過去をどう捉えるべきか、悩んでいるのは、美由紀さん(仮名 33歳)です。
美由紀さんの夫が「浮気をしているのでは?」と感じたのは、2ヶ月ほど前でした。
- お風呂に入る時に、いつもと違うスマホの置き場
- トイレに携帯を見ながら入る様子
- テレビを見ていても、気になるスマホのSNS着信音
「おかしいな」と思っていたのですが、気がついてしまったんです。
スマホに置いてあった画面に、「ハートマーク」やら「またあの夜みたいに」という文字が出ているのを見てしまったんです。
夫が素直に浮気を白状したのが、それから2週間後でした。
会社の違う部署の女性、というところまではわかったんですが、一年半もの間、浮気していたようです。
- 相手がいい性格だったたというより、社内浮気という関係
- 男女として付き合う新鮮さ
既婚で一線を越える男女の関係に、燃えてしまった遊び、だと反省しています。
今は、夫の浮気を「許す」か「許さない」か、迷っています。
どうしても許せなくなる気持ちにもなるときは、家族に嘘をついて、簡単に裏切ったことを想像してしまうときです。
でも、一年半近く、女のために有休休暇までとって出かけるなど、どんどん許せない気持ちも膨らんできます。
もう一度、信じられる部分はあるので、すぐには離婚しないという選択をしています。
自分を慰めるように、夫は「恋愛経験が少なかったんだな」、「血迷ったんだな」と思うようにして許そうとしている自分もいます。
しかし、夫の浮気は許すことができずにいて、毎日をもんもんと過ごしています。
夫の浮気が発覚してから、1ヶ月。
今は、自分が無理矢理にでも、「夫の浮気を許すか、許さないか」納得したいこの気持ち、
浮気という過去をどう捉えて、少しでも楽になれるのか、を考えて過ごしています。
愛しているから「許す」、愛してないなら「許さない」
許すことって難しいですよね。
夫婦に限らず、親子、友人関係など人間関係全般でも、「許す」っていうのは、頭ではわかっていてもできないですよね。
だから、愛する=許すこと、と言われたりもします。
愛って、「好き」の延長のように思われることがあります。
その人のことが、これだけ好きで、「愛している」と言われると、嬉しい
そんな表現も聞きます。
でも、愛は「その人のことをどれだけ許せるのか」なんですよね。
好きな気持ちとは違う次元です。
人間だから、どうしても許せないことはあります。
ということは、許せないなら、愛していないということになります。
- 「許す」=愛する
- 「許せない」=愛していない
夫の浮気を許す場合は愛が減ることを意味する
許すことが、愛することだとわかったとしても、浮気されても、許す、ってどういうことなんでしょう。
どこぞの芸能人にもいますよね。
夫が浮気していても、妻のところに戻って来ればいい、っていう発言している元モ○娘の人とか。
芸能人の場合は、浮気が宣伝になったりするので、実際のところはわかりませんが、一般の人にとって、浮気って許せない部類ですよね。
浮気されて嬉しい、という人なんかいません。
まして、夫婦関係で浮気が公認って、あきらめた夫婦や、オープン婚と同じです。
いくら許せても、浮気されたら、愛は減っていきます。
ということは、浮気が発覚するまでの愛情が100あったとしたら、これからの夫婦としての愛情は50にはなるかもしれません。
もしかしたら、50→30→10…と減り続けるかもしれません。
今まで通りに愛することはできませんが、0(ゼロ)にならない限りは、愛があるから許せる、とは言えますよね。
夫をあきらめられない感情もあるような気がします。
自分に言い聞かせて、夫に固執しているからかもしれませんね。
離婚しないで、夫婦でいる、という意味で言えば、「あきらめられない」という感情もあるんでしょう。
「この人は恋愛関係が足りてなかったんだ」と理由をつけて、あきらめる決断も愛が減るということです。
あきらめる
↓
許そうとする理由を探している
↓
完全には許していない
↓
愛を削って減らしている
あきらめないことが美徳とされているからかもしれませんが、「あきらめる」のと「固執」するのとは違いますからね。
夫を許す場合の決断は、「夫の浮気は許すけど、愛していると自信持って言えない」の結果になるってことです。
夫の浮気を許さないなら愛はゼロ、離婚の準備をすすめる
もう、絶対に許せない
こう思っているなら、愛情はゼロだと認識するべきです。
愛情がゼロになっているなら、もうおしまいです。
夫婦関係はもう御破算にした方がいいでしょう。
どんなに、
- 自分だけで生きていくのは難しい
- 子供がいるから
などの理由があっても、それは自分への言い訳と同じです。
「許せない」と思っていながらも、「あきらめられない」という気持ちになることもあります。
愛情がゼロ、でも「あきらめられない」』という妻の多くは
夫のことを思ってあきらめられないのではなくて、愛情がゼロという自分が怖くてあきらめられない場合が多いです。
夫婦関係が変化して、離婚することへの恐怖心ですね。
「あきらめる」とは「明らかにながめる」ことです。
ネガティブなイメージがある「あきらめる」という言葉ですが、実はポジティブな言葉なんですね。
自分がどうしたいのか、明らかにながめることを繰り返して、自分がどうすべきかが見えてくるわけです。
夫のことをあきらめないのは、世間的に大事なことなのかもしれませんが、それと同じくらいあきらめることも大事です。
最もダメな選択は、「浮気は許さない」って決めているのに、自分の気持ちにあきらめがつかないで、ただズルズル時間を浪費してしまうことです。
浮気した夫が許せない
↓
愛情はない
この流れは絶対です。
夫の浮気を「絶対に許さない」というのなら、愛はゼロです。
あきらめられない気持ちがあっても、ちゃくちゃくと新しい人生の第一歩である、離婚の準備をすすめるべきです。
夫との離婚したい原因が「浮気・不倫」だったら、戦略的にも誰に目にもわかる「証拠」だけは確保しておくべきです。
浮気や不倫をした相手は、たとえ今、浮気を認めていたとしても、そういう性格の人は後々「証拠を見せてみろ」と手のひらを返すことが多いからです。
夫の浮気が発覚してから、時間がたてばたつほど、自分に有利な証拠は消えていきます。
もし、浮気や不倫を感じたとしても、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練ってくださいね。
夫の浮気を許す 許さないの決断(まとめ)
夫の浮気が発覚した以上、いずれにしても、「完全に」許せないことができてしまったわけです。
「今まで通り」にこだわって、夫婦関係を続けることはできません。
あきらめられない気持ちがあるほど、「許せない」「あきらめられない」葛藤で人生を過ごすことになってしまうでしょうね。
もう今まで通りに付き合うことはできない
という事実は早めに受け入れた方がいいと思いますよ
愛のない夫婦関係を続けていくか、離婚に向けて準備するか、どちらかの道しか残されていません。
「離婚したいけど「我慢する」か「離婚するか」どっちが得?」ということです。
夫の浮気で、離婚を考えたなら、ある程度、家にある財産を把握していると、心の余裕を持つことができます。
離婚後とお金の関係は切ってもきれませんからね。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
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