実は『仮面夫婦だった』
有名人の離婚の報道で、『仲がいい』と言われていたおしどり夫婦が「仮面夫婦」でした、という話題もよく聞きますよね。
夫婦って家庭内に入ってしまうと、どういう夫婦かなんて誰もわからないです。
わざわざ夫婦関係を装わなくても、離婚してしまえばいいじゃん、と思えますよね。
ところが、よくよく調べてみると、仮面夫婦が離婚できないで悩んでいる原因があるんですね。
それが、
この5つです。
仮面夫婦だけど離婚したい、と思っている夫婦は、心のモヤモヤをどうにかしたいけど、どうにもできなくていつも悩んでいます。
そんな実際は夫婦のどちらか、または両方が、仮面夫婦の悩みが解決できる方法があります。
じつは、「夫婦の体裁を続けなきゃ」と思っている理由こそが、仮面夫婦で離婚したいけどできないで悩んでいることの原因です。
仮面夫婦の将来は
「離婚」か「仮面のまま」のどちらかです。
ここでは、仮面夫婦の状態に悩む解決方法を、仮面夫婦の特徴から代表的な原因を5つ抽出して解決する方法を紹介します。
仮面夫婦ってよく聞きますが、どういう夫婦のことを言うんですか?
仮面夫婦の定義があるわけではないんです。仮面をかぶったように演じてる夫婦、とでも言えますね。
一般には、仮面夫婦とは、夫婦関係が破綻しているのに、離婚せず表向きだけ夫婦関係をよそおっている夫婦のことを言います。
仮面夫婦とは、おおよその人がイメージする通りで、心の中は寒々しいけど、笑顔で仮面をかぶって本音は違うところにある、という夫婦でしょう。
妻だけ夫だけ、両方とも仮面をかぶっていることもありますね。
周りからみれば買い物も一緒に行ったりして、仲よさそうに何の問題もない夫婦に見えるように演じています。
周囲には「上手くいっている家庭」に見せるために、外出先では涼しい顔で演技をします。
あえて仮面夫婦を定義するなら、
という条件に当てはまる夫婦のことと言えますね。
仮面夫婦は、いくら仲が良さげに見えても、心の中ではざわついています。
最近では離婚を考えることもめんどうになってきたので、このまま仮面夫婦でいいんじゃないか・・・・
そんな風に心の中では思っている仮面夫婦でも「夫婦として続ける」か「離婚したい」と思って悩んでいたりします。
なんで仮面夫婦は離婚しないんですしょう。
心が通っていない仮面夫婦が離婚しないのは疑問に思いますよね。
分かち合ったり、わかりあったりなんてできないって、心の中で知っているんです。
そんな仮面夫婦は、ただ愛情がない夫婦だけ、というわけではないんです。
離婚したいけど、夫婦仲が不仲なことを他人に知られたくなくて、離婚ができないのが仮面夫婦の特徴なんです。
仮面夫婦の特徴 は、破綻した「夫婦の体裁を続けていかなければいけない」と思っているところです。
夫婦仲がずっとよくないのに夫婦の体裁を続けるため、別居をしているわけでもなく、離婚したい理由があるようには見えない生活を送っているんですね。
機嫌が悪くならないように、自分を押しころして我慢、我慢、我慢・・・・
「そうすればこの家は、はたから見れば幸せな家族だし」と言い聞かせながら・・・・
仮面夫婦の状態をできるだけ、解決したい方法を5つの原因別にみてみますね。
「子供がいるから別れられない」と言う仮面夫婦は、家の中でも子供に対しても仮面をかぶり続ければ、悩みを解決できます。
「子供がいるから仮面夫婦として家族を続けていく」と言う人の場合、子供の前でも仮面夫婦を演じなければ、意味がありません。
子供のためなら、子供に普通の親を演じていなければいけないってことですか?
そうです。
子供の前でも、夫婦仲の感情をコントロールできなければ、思い切って離婚すべきです。
離婚しないのであれば、完璧に仮面をかぶり通すしかありません。中途半端が一番いけません。
実際は離婚したいくらいイヤだけど、仮面夫婦を続けるしかないなら、子供の前では「仲良し夫婦」を演じきって、一緒に住み続けるしかありません。
逆に、子供の前では仮面夫婦を演じるのをやめたらどうなるでしょうか。
夫や妻がいないときに、子どもにだけ言う片方の配偶者の悪口などですね。
仮面夫婦を見て育つ子どもは、仮面夫婦であることが普通だと思うようになります。
「子供のために離婚しないんだ」と言うなら、子供が大きくなってから離婚しようと思っても、熟年離婚すらできないと思った方がいいです。
子供が思春期を過ぎて成人してから、「あなた達(子供)がいたから今まで離婚しなかった」と聞いた子供はどう思うか想像がつきますか?
その時、子供は正面切って言わないにしても『生まれてこなければよかった』と思うんです。
『私(子供)が生まれてきたばかりに、離婚できない親に迷惑をかけている』と。
小さいころから、ずっと子供の前でも本音を言い続け、他では仮面夫婦の状態でいるなら、大きくなった子供にはかなりの悪影響を及ぼしているんです。
そうして育った子どもは、結婚生活は外面のための仮面夫婦しか思い浮かばないからです。
夫婦で仮面夫婦を隠そうとしても、子供は敏感に感じ取ります。
最も子供に悪影響を及ぼすのが、親同士が憎しみあっているのに表面上は仲良くしていたりする仮面夫婦です。
そんな両親を見て育つと、男性も女性も正常な恋愛関係を結べなくなってしまいがちなんです。
そもそも、仮面夫婦つづけると、自分が気がつかないだけで、だんだん気持ちが歪んできます。
『なんかずるい大人になったなぁ』って。
こんなんじゃ、『子供にも胸はれないなぁ』って。
だから、子供のために仮面夫婦だけど離婚したい、と思うなら、完璧に子供の前でも演じることが解決する方法です。
子供の前でも演じきれなければ、子供が夫婦仲を理解していないような年頃(幼稚園くらい)までなら離婚を考えた方がいいですね。
経済的に不安だから、仮面夫婦でも離婚を悩んでいるなら、お金を稼ぐ仕事を探しまくることです。
典型的な例でいえば、
確かに、夫は働いているけど妻は今はパート、という場合には、離婚後の生活を気にしてしまいますよね。
→離婚後の生活ではどれくらいの収入を稼げば普通に暮らせる?
だからと言って、夫に収入面でも依存し続けるなら、仮面夫婦を続けるしかありません。
収入面で依存し続けるということを口実に、考え方も夫に依存しているはずです。
妻が専業主婦でもなく、パートであれば「扶養範囲内の年収」じゃなきゃだめ!と当然のように思っているなら、間違いなく夫に依存しています。
心のどこかで、経済的に夫に頼って仮面夫婦を続けてもいい、と思っているからです。
本気で仕事を探していれば、離婚後の生活を考え「扶養範囲内の年収」の考えはなくなるからです。
パートをしていても扶養範囲内以上超えて、ガンガン仕事します、という態度になっていないのであれば、本音では仮面夫婦でもいいや、と思っています。
仮面夫婦で経済的に不安だから、と言うなら、
このどれかの選択で解決するしかないでしょう。
「世間体が悪いから離婚できない」と悩んでいるなら、離婚することはあきらめましょう。
そもそも、世間体が気になるから仮面夫婦をやっているなら、離婚して何か言われそうなので世間体が気になっているんです。
第三者の批判をとても恐れているんですね。
他人の批判を恐れているあまりに、他人の影響を受けすぎて、結局、自分自身の思い通りの人生を送れなくしているんです。
だから、間違った結婚をしたと認識してても、外では仮面夫婦、内では我慢して不幸な生活を送っている人も多いですよね。
心のどこかで「離婚すると負け」のプライドがあるから、世間体を気にしてしまうのです。
今までの結婚生活の間違いを正そうとしても、世間の批判や非難を恐れて何もしないから仮面夫婦のままなんです。
「恥ずかしい」という思いをしたくないからですね。
世間からの批判の恐怖に取り憑かれている人は、自分の思っている生活や希望が打ち砕かれていることを、本当はよく知っています。
世間の評判のために夫婦をやっているのか、自分の幸せのために夫婦をやっているのか、の天秤をかけることです。
世間体が気になるから仮面夫婦でいい、と自分で納得すれば離婚しない方がいいですね。
面倒臭いから、離婚したくない、と思っているなら離婚をあきらめましょう。
「世間体が悪いから離婚できない」のと同じです。
離婚するのは面倒だし、夫をATMとして割り切って仮面夫婦で生活することでいいか…
って
できるだけ面倒なことはしたくないんですよね。
だから、仮面夫婦のままでいいじゃん、ってことです。
確かに、離婚することはエネルギーがいります。
「離婚は結婚の10倍のエネルギーが必要」と聞いたこともあるかもしれません。
協議離婚もそうですが、調停、離婚訴訟と進むと、人生のほとんどのパワーを使うくらいになります。
夫婦で話し合うだけでもパワーを使います。
真剣に死ぬ覚悟で話し合う夫婦であれば、離婚なんていう面倒なことは絶対にしません。
離婚しても、新しい生活にリセットされて、そこから先の生活も、かなりのエネルギーを使います。
離婚でそんなエネルギーを使うのは面倒臭い、と思うなら、とりあえずは目の前の仮面夫婦の毎日を繰り返す方がいいです。
いわゆる妥協の仮面夫婦という選択をとって、離婚しないことが悩みの解決になります。
夫婦になってしまうと、愛情がなくなると言われることもありますよね。
結婚しても夫婦でお互いが「キレイな方がいい」「かっこいい方がいい」と思っているならまだセーフです。
まだ愛があることで結婚生活が続けることができそうですね。
カップルの頃はよかったけど、夫婦関係になると新鮮味がなくなった、とガッカリしているなら危ないです。
新鮮味がなくなって、二人の性格がもろに出てくると「性格が合わない」とか言い出したりします。
離婚になると、それが性格の不一致という言葉でまとめられたりもします。
恋愛したくなったら、家庭の外で楽しんでいる。そして、罪悪感はない。
でも、「本当にこのままでいいのだろうか?」
こう思い始めているなら、間違いなく将来は危ういですよね。
もうダメな部類かもしれません。
人間は、お互いの性格は違うのが当たり前なはずだけど、「夫婦だから同じ価値観を持っている。それが愛でしょ」と思っていたりしたら、仮面夫婦を続けるしかないですよね。
愛がないと感じている仮面夫婦の悩みの解決方法です。
愛がないと感じている仮面夫婦の悩みの解決手段は、別居することでもいいかもしれません。
家の外では仮面夫婦。家の中では離婚したい相手と毎日顔を合わせ生活は、自分で思っている以上にストレスがかかっていますよ。
毎日、心がズシリと重く感じませんか?
その重さを感じている今の状態は、異常なんですよ。
自分では気がつかない間に、じわじわと心を疲れさせています。
別居でも冷却期間をおく別居なら、お互いに冷静になれることもあるからです。
恋をしたいけど「恋愛は外でもいい」と考えているなら、仮面夫婦を貫きましょう。
グダグダ状態になることも必至ですが、心の隙間を埋めてくれる存在は夫婦ではないからです。
こういう人は、基本的に淋しいので、かまってくれる人がいればいいんですね。
人を通して自分の存在を確認してるんです。
誰かの存在にすがって生きるしかないので、そもそも夫婦の相手は誰でもよかったんです。
その上で、家庭を壊したくないなら仮面夫婦を演じ続けるしかありません。
仮面夫婦で離婚したいけどできない原因と解決方法は参考になりましたか?
自分がどういうシチュエーションかわかれば、仮面夫婦を続けるか、離婚するかの悩みを解決できます。
「離婚したい」と思った後の結婚生活は、「我慢」「修復」「離婚」の選択肢しか残されていません。
仲がいいと思われている夫婦が、実際は 仮面夫婦 だったということも少なくないです。
身近な周囲でも、離婚した人に聞いたら、「長い間、仮面夫婦だった」と言われることも多いですよね。
でも、
仮面夫婦を続けるのなら、死ぬまで仮面夫婦を受け入れるしかありません。
反対に、一度きりの人生だしもう限界!
同じ家で暮らしているけど、夫婦でお互いに愛情も関心もない。
仮面夫婦がもうイヤなら、別れるしかありません。「もう無理」と思ったら離婚するのも1つの選択です。
話し合って愛情を深めあってこそ夫婦ですからね。
とは言え、離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。
離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。
その際には、現在のご自宅の価値はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
ネットでならおよそ60秒で、かんたんに自宅の不動産価格がわかります。
お金の計算は知っておくと有利になります。
ご自宅は売らなくても査定額が計算の基準になります。