農家の嫁って独特のたいへんさがあるんですよね。
農家はサラリーマンのように、春夏秋冬毎日決まった時間に出勤して帰ってくるわけではないですから。
日本の農家というと
「農家=のんびり=義理の両親いい人」
「お金ある」
なんてイメージがありますが、実際はまるで違うことの方が多いのが現実です。
”しきたり”があったり、世間が狭いので古い昭和の教育方針がまかり通ってて、目上の方に対して教育とか平等とか押し付けられたりしているんですよね。
農家の嫁に嫁いで、離婚したい悩みが生じてくる原因は、
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上から目線だし、主婦業子育てを下に見ている日常生活だったりします。我慢しきれずに離婚したいと思うこともは日常茶飯事です。
農家の嫁として嫁いだ先で、離婚の決意のきっかけとなるのは「夫の対応」です。
農家の嫁として手足のように絶対服従させられ、ひどい扱いが当たり前な中で、夫が味方でないなら離婚した方がいい理由があります。
結婚するときに、夫から「農家は特殊だ」とあらかじめ聞かされていたという妻もけっこういます。
サラリーマンの家庭に育って、都会で生活していれば農家の生活は想像すらできなかった独身時代だったりしたら、結婚前に農家の現実を知ることはほとんどなかったかもしれませんね。
農家って、一体になっている感じがして、「家族があたたかい」イメージがあったんです。
夫が農家で、実家に少し触れただけだったら、農家の仕事の素晴らしさなんかを感じちゃったりして、結婚を決めてしまったりしまいますよね。
結婚前にそれなりに、農家の嫁になることを覚悟したっていう人もいるんですよね。
でも、農家は自分が思っていたのと、違う現実になってしまっていることもあります。
例えば、義理の両親との価値観の相違や、超がつく男尊女卑だったり。
「農家を手伝わなくてよい」という約束だったのに、結局は手伝わされて、農業に子育てもしていたり。
遊び感覚ではできないのが農作業ですよね。
「いずれ大きな農地や家も自分たちのものになる」と思い描いていたのに、不作や災害で思っていた以上に収入が不安定で、借金だけはバカでかかったり。
サラリーマンが多い日本の社会で農家に嫁ぐのは貴重な経験ですが、我慢が限界に達すると「離婚したい」と強く思うようになってしまいますよね。
結婚生活って農家でなくても、自分が思い描いていたものと随分違う事ってありますよね。
いきなり離婚に発展しないのは、夫と先を向いてる方向が同じだったり、尊敬できるところがあったり、子どものために離婚しないなどの理由があるからです。
農家の嫁だから離婚したい原因が、男尊女卑・義理の両親との同居・借金まみれ・DV・モラハラがあるわけではないんですよね。
でも、農家だけで生活してきた人は、会社などの組織で働いていない=社会の一般常識とは少し違う考えを持っている可能性があります。
農家は環境が特殊だったりします。
義理の両親との同居はいつも監視されているような緊張感があります。
農家って家の しきたり がまだ残っていることも多いですよね。
農家ではまだ、「夫の妻」というより、家制度のような「家に来た嫁」という古いしきたりがまかり通っているところもありますよね。
敷地内で義理の両親と同居していたら、その価値観を強制されてちょっとでも反対意見すると、『嫁のくせに!』と言われますからね。
「嫁は家族のもの」で夫の実家の所有物で、強制労働者の身分に近いものがあります。
「子供を産むため」の女性という考え方をしている超男尊女卑的な義理の両親もいたりします。
核家族が当然の都会暮らしにはない、大家族 がかえって不気味です
結婚した方は、「結婚して家族をもった」というより、「○○家に嫁にもらわれた」「義理の両親の嫁になった」という感覚に近いことが多いです。
環境や考え方も都心の方とは、かなり違っていることも多いですよね。
田舎の独特な風習・食事の味覚・婦人会・祭り・完全同居・・・
そんな農家の嫁で立派と思われるのは、思い切り尽くすということです。
一度も逆らった事がありません
これが美徳なんですよね。
「嫁=労働力」と考えて、今までしたことのない農作業をさせられ、明治時代より前のしきたりを強要され、一円ももらえない。
周りは「おまえにやる給料は義理の両親のがんばりで稼いでいる」なんて言われたり。
自分の気持ちを殺して、いびられることに抵抗しないで我慢していると精神的に持たないです。
自分の意見も言えずに、心をおし殺した生活を続けていくことが、『いい嫁』です。。
この結婚生活に失望して「離婚したい」と思ってしまう理由になりますよね。
農家の嫁で離婚したい、と思っている家庭は、多かれ少なかれ古いしきたりがまかり通っている傾向があります。
このまま農家の嫁を続けていたらどうなるでしょうか?
親族が集まるたびに、下座の嫁は座る暇すらなく、上座に座る舅・姑・親族たちに料理を運ぶ・お酌して休む暇もなく、片付け、次の日は朝早くから農作業。
子供は、「妻が産んだ子供をお祝いする」というより、「◯◯家の長男が産まれた」ことへのお祝いです。子供は跡取りであることしか考えていません。
となると、農家の嫁はさらに下座、子供が上座になります。
もちろん、男の子だったらもっと大変です。
もともと、そういう家庭で育った夫であれば、「妻」と結婚したかったのではなく、『若くて健康な奴隷』が必要だったんじゃないか、と確信に変るかもしれません。
結婚生活に失望し「離婚したい」と思ったまま農家の嫁から逃げ出したくなる気持ちが爆発するのが目に見えています。
そこまで来たら、いや、その直前の時期には「夫」の対応がとても重要になってきます。
農家の嫁であることに我慢ならなくなったら、夫に相談をすることがあるはずです。
農家の嫁はもう無理!我慢できない!
こうダイレクトに言わなくても、「この先、義両親に仕返ししてひどいことをしてしまうかも・・・」とただならぬ感を出したり、
一人でブツブツつぶやいて、ちょっとおかしくなったふりをしたり、
少しだけいつもと違う感を出して相談するんです。
そのときに夫に相する談内容は大きく4つあるはずです。
夫に相談したときの対応で、毅然と義理の親に対応しくれる夫であれば、風向きは変わる可能性はゼロではないです。
田舎は特に「世間体」を気にします。
もし、「親も大切」とか「嫁の我慢が足りないんじゃ」と言い返されたら離婚に向けてのスイッチを入れたほうがいいでしょう。
別居する提案をして
「金がない。別居したら世間に恥ずかしい」
「そんなに俺の家族がイヤか」
と言われたらNGですね。
それは、夫が親離れできていないと結婚生活は破綻するからです。
いくら農家の嫁として結婚したとしても、小さな不満は積もり積もれば、この4つが変わるようなことがなければ、離婚を決意して準備を始めましょう。
夫が味方でないなら離婚した方がいい理由とは、閉鎖的な社会で育った → 妻に味方できない → 変わる可能性は極めて低いからです。
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
「別れたくない、別れるなら責任をとってもらう」と逆ギレなんかされたら、離婚裁判まで進む強い意志で望まないと簡単ではないです。
特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。
離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。
その際には、現在の自宅の価値をあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
もう冷めていて、離婚も視野に入れているくらい本腰なら、財産だけはおおまかに計算しておいた方がいいです。
離婚する時に、住宅ローン・借金があると、財産がゼロになる可能性もあります。
自宅が財産になるかをチェックする方法は、住宅ローンと自宅の価値を比較するだけです。
→住宅ローンがあるときに財産があるかのチェック方法
「妻」じゃなくて「農家」という家のコマ
農家の妻であっても、令和の時代を尊重している家庭の中では、離婚したいという気持ちにならないかもしれません。
でも、昭和時代丸出しの考え方が古い農家では、扱いは「妻」ではなく「農家の嫁」 です。
夫が農家の妻の味方でないなら離婚した方がいい理由とは、閉鎖的な社会で育った環境がベースだからなんですね。
夫の考え方が変わって妻に味方に変わる可能性は極めて低いです。
相手を変えることはできないので、自分が考え方を変えるしかありません。
世間体…という批判の矢が飛んでくるのは覚悟することです。
その結論が離婚でなくてもいいのですが、一つの策として離婚も視野に入れてもいいのかもしれませんね。