結婚してある程度の期間、男女二人でいたら、ある意味倦怠期というのは避けて通れないものですよね。
変わらない相手に飽きてしまう「倦怠期」
倦怠期だから離婚したい
そうして倦怠期を理由に離婚すると、恋愛に刺激を求めて危険な人をとっかえひっかえするようになります。
それも、一度や二度ではありません。
いつの間にか、忘れて、また倦怠期がくる。
結婚生活をしていると、何度乗り越えても倦怠期は、たびたび襲ってきますよね。
そのときに重要になるのが、夫婦関係に何を求めているか、ってことです。
夫婦でも、男女としての恋愛感情はあるのが前提ですが、その恋愛感情に何を求めるかのタイプには2種類あります。
愛しているかどうかに迷いがあっても、安定を求めるタイプであれば、難なくその倦怠期は乗り越えられるものなんですね。
恋愛に刺激を求めるタイプは、倦怠期の原因が相手にあると思い込んで、自分が喪失感を感じています。
恋愛に刺激を求めていると、危険な人をとっかえひっかえする結論に達します。
本人が後悔するのは、離婚してから倦怠期の本当の理由が”自分”にあったことを知ったときなんですよね。
ここでは、倦怠期だからと離婚しても後悔することになってしまう理由を紹介しますね。
結婚して4年目の明美さん(仮名 32歳)は、夫との間には、まだ子供はいません。
付き合って1年、恋愛結婚したのですが、最近、夫にまったくときめきません。
夫はいつも明美さん事を考えてくれて、とてもよくしてくれるし、家事もそこそこに手伝ってくれています。
そして、いつも「そのままでいいよ」と言って明美さんを丸ごと受け止めてくれます。
世間からみたらいわゆる「いい夫」と呼ばれるはずです。
結婚生活でこれといって、大きな不満は無いし、感謝もしています。
でも、最近なぜか夫といると、喪失感なのか虚無感なのか、なんだか心に満たされないものを感じています。
仕事をしていた時は、数人の男性とお付き合いし、自分にないものに惹かれ、恋愛をしていました。
数人の男性とお付き合いし、30歳近くになって結婚適齢期を意識し、そこで付き合っていた夫と結婚することにしました。
結婚するまでは、夫と同じように会社員として働き、結婚後は一旦辞めた、形式的には、”寿退社”でした。
今は、喪失感や虚無感といったものが、なんなのかよくわかっていません。
これが倦怠期なのか?
夫に対しての恋愛感情が満たされていないのか?
夫のことは嫌いではないのにも関わらずどうしてこのような気持ちになってしまうのかわかっていません。
つい、結婚前と今の恋愛感情を比較してしまっています。
先日、夫に
「一緒に居て楽しいし落ち着くけど、刺激がないし、あなたを見てると自分を見てるみたいでイライラする時がある。」
と言ったのです。
このまま結婚生活を続けていても、先がないんじゃないか。お互い変われない、と考えています。
確かに、夫への恋愛感情という面では、以前と比べると薄れていると思っています。
完全なレスではないのですが、夜の回数は減り、倦怠期なのか、このままフェードアウトになるのかもわかりません。
でも、人としては好きだし、結婚生活を大事にしたいとも思っています。
ついに夫に
「倦怠期だと思う。夫としては好きだけど、ときめく男性として見れない」
と言ってしまいました。
夫とはその場では、離婚までの結論は出さなかったのですが、ひとまず1ヶ月ほど冷却期間を置くことになりました。
冷却期間をおくための別居という形をとることになりました。
夫は、まだ別れたくないのですが、明美さんの心の中では、「もう無理なのかな」とも思っています。
この倦怠期は乗り越えることができるのか、乗り越えられずに倦怠期で離婚したら、後悔しないのか、悩んでいます。
倦怠期と同じ意味としては、
と同じことです。
ということは、結婚生活で倦怠期になるのは、何かに飽きているから、ということですよね。
では、何に飽きているのでしょうか?
いつものワンパターンな生活に飽きたから、倦怠期になった、ってことですか?
飽きたのは「自分」なんですよ。
結婚生活で、倦怠期になる原因は、相手となる夫その人に飽きているわけではなく、変わらない自分に飽きているだけなんですね。
「そのままでいいよ」という夫の愛情に甘んじて、何も変わらずそのままでいるから、何も満たされない生活を送り続けているはずなんです。
夫がいう「そのままでいい」という言葉と気持ちは、偽りのない愛です。
夫は妻のことを愛しているんでしょうね。
でも、その愛に応える愛情の、そのままでいい、と思っていると、倦怠期のワナにどっぷりはまります。
「そのままでいい」と言ってくれる愛には、妻として、もっとよく、もっと美しく、綺麗に変化することが愛情です。
愛を愛で返す、夫婦が愛し合うことですね。
倦怠期で離婚まで考えている、というのは、愛されっぱなしで、愛することをしないからです。
自分で、変化する必要がない、と停滞してしまっている自分に飽きてしまっているんです。
このまま倦怠期で離婚すると、ときめきたいだけの恋愛依存症にかかりっぱなしになるだけです。
倦怠期って、自分をアップデートしないからなってしまうんですね。
相手を倦怠期の理由にしている限りは、延々と満足しない日が続くだけです。
倦怠期を感じたら、まず自分を疑うことが鉄則です。
結婚は日常生活そのものですからね。
常に生活をアップデートする意識が、倦怠期を乗り越えるには必要ってことですか?
下りのエスカレーターを上り続けるように、変わり続けることですね。
ありきたりの生活に、自分自身の感受性を常に新鮮にしておくことです。
相手に刺激を求めているから、倦怠期になってしまって、次の恋愛に刺激を求めてしまうんですね。
40代前後になると、人生の折り返し地点になって、結婚生活を見直す夫婦も多いんですね。
【関連記事】離婚したいと思う40代 夫婦の関係をきっちり見直す頃かも
倦怠期で、離婚したいと思う原因が自分にあることをまずは疑うことです。
恋愛に求めることを、大別すると、2種類の人がいます。
です。
恋愛感情に安心を求める人は、仕事や生活が充実している人に多いですね。
刺激は、自分が充実することで満たされてい流ので、恋愛には安心できる関係を求めるわけです。
刺激が多い世話が焼ける面倒なタイプの男は、眼中になく、自立している誠実な男性を好むわけです。
自分自身が満たされていれば、倦怠期は安定期になるということです。
何も変わり映えのない日常の結婚生活は、ずっと求めていた安心だから、以前よりももっと、夫のことが好きになるんですよね。
安心が恋愛感情のエネルギーになっているので、結婚しても、安定し末長く続く夫婦仲が保たれている、ということです。
刺激を求める人の中には、仕事や生活が充実していない人に多いですね。
日常が退屈な毎日で、飽き飽きしているので、刺激のある毎日に変えたいから恋愛をするタイプです。
そもそも自分ではなく、自分以外の「外側」に変化を求めるので、周りがワンパターンだと飽きてしまうんですね。
理性が失われるくらい刺激的な恋愛を求めて、何かしそうなクズ男にハマっていくことも多いです。
そして自分で不安を作って、それが刺激になって恋愛感情を作り出す人です。
このタイプは、安定よりも、不安になるほど燃えるので、相手を不安にさせることしかできないダメ男を好きになるんですよね。
恋愛に刺激を求めるタイプは、結婚しても落ち着くことはありません。
つまらない毎日を壊して欲しい、と破滅的な欲求が根元にあるわけですからね。
恋愛に刺激を求めるタイプだと、どうしても浮かばれない自分に飽き飽きしてしまっているので、刺激臭のする危険な人に惹かれてしまうんです。
恋愛に刺激を求める心があるタイプが離婚するパターンの心理は、
しばらく結婚生活で一緒にいる
↓
倦怠期になって喪失感とか虚無感を感じる
↓
新たな刺激を求めて旅立ちたいと思う
↓
離婚する
↓
倦怠期で離婚したことを後悔する
ということになってしまうんですね。
倦怠期で離婚するときには、周りに説得させる理由がないので、「性格の不一致」というありふれた理由になってしまう、というわけです。
「恋愛には刺激が必要」などと一生かけて言っていると、結婚して生涯を一人だけ愛して添い遂げることはできないってことです。
「倦怠期だから離婚する」のは恋愛に刺激を求めるタイプです。
そして、変わることができない自分に飽きていたことを知って後から後悔する結果になってしまうんです。
離婚した本人も、倦怠期で離婚したのに、次の恋愛ができなくて後悔するハメになるんですね。
倦怠期?離婚したい
そう思ったら、自分自身が恋愛に何を求めているかをよく考えてから、離婚を考えたほうがいいです。
「後悔先にたたず」ですからね。
離婚したいと思っても、離婚しないほうがいいパターンの人っています。
→離婚するかしないか こんな人は離婚しない方がいいかも
倦怠期とは自分に飽きることです。
結婚生活の倦怠期で何に「飽きた」のか
倦怠期だな、と思ったら自分に原因があることを疑うことですね。
恋愛に「安心」を求めるタイプは、倦怠期が安心になります。
でも、一方的な恋愛依存症で、恋愛に「刺激」を求めるタイプは倦怠期になりやすいです。
恋愛に刺激を求めるタイプの離婚の決断は自分を見つめなおすいい機会かもしれませんね。