夫の仕事の都合で、転勤を繰り返す”転勤族”
日本全国や海外に支社や官公庁で労働していると、自分の見知らぬ土地に転勤することもありますよね。
数年おきに転勤族の妻が思う気持ちは
また転勤!!もうやだ
本来ならば、「出世」や「栄転」で転勤することが多いので、家族で喜べるはず…
なのに、夫の転勤に妻や家族も一緒についていくとなると、必然的に望んでいない引越しもしなければならないわけです。
そうなると、夫婦が不仲になってしまう場合もあるんですね。
転勤族の悩みといえば
の4つがあります。
そんな転勤族の望まない引越しの繰り返し生活が続く悩みが高じて、離婚したいと思う時ってありますよね。
転勤族の妻が、離婚したいと思う時に、3つの解決方法が考えられます。
それが
という選択です。
ここでは、転勤族の妻が離婚したいと思ったときに、不安とストレスを解消するためのヒントを紹介しますね。
夫と結婚する時には、仕事で転勤する可能性があるのはわかっていた…
「転勤族とわかっていていて結婚したけど、こんなに大変だと思わなかった」という転勤族の妻の悩みが多いです。
転勤族の転勤は、自分が住みたいと思う土地への引っ越しではないのがストレスにもなります。
今まで、大きな引っ越しらしい引越しなんかしたことがなかったんです。
夫と結婚した時に、転勤するかもしれないことはわかっていたのですが、故郷を離れることを甘くみてました。
これまで引越しで、住む環境の変化を、経験していなかったら、ストレスはものすごく高いですよね。
新しい土地に引っ越すと、さらに、荷造り・荷解き・新しい土地での人間関係づくり・子供の転校などが重なると、ストレスがMAXです。
転勤族の妻は、夫の転勤が決まる→自分の望まない引越し→環境の変化 これが悩みの原因なんですよね。
転勤族のメリット?と言えば、
などです。
そんな将来への期待があるから、家族の希望も無視した会社の転勤を受け入れたりするんですよね。
でも、夫が転勤族だったら、妻としては「数年おきの転勤」は心身ともに大きなストレスになってしまうことが多いです。
たとえば、
転勤したことで、夫が責任ある地位について、さらに多忙になってしまう。
↓
家族で過ごす時間が減る
↓
夫が不機嫌がちになって、妻に当たり散らす
出世して肩書が大きくなっても、果たすべき責任からのプレッシャーで、ストレスがたまってしまったりもするんですね。
転勤族の妻が離婚したいと思う原因が4つあります。
それが、
です。
自分の故郷って、自分が生まれ育った場所のことを言いますよね。
その故郷から、転勤で見知らぬ土地に強制的に住むことになると、期待より不安の方がMAXになるのが普通です。
転勤で家族が全員引越しとなると、家族全員がそんな不安MAXの状態で、自ら選んでいない土地に引越しするわけです。
転勤族の引越しのことをよく知らない第三者が、前向きに考えるように、アドバイスすることがありますよね。
「新しい土地で頑張りすぎないで」とか、「転勤は長い旅行だから楽しんで」って。
本当に転勤族の家族のことを考えたら、そんなことは言えないはずです。
社宅がある会社でも、新しい土地で人間関係を築くのは大変です。
家探しを自分でするような会社だったりしたら、知り合いゼロで知らない土地の家探しは相当にストレスがたまります。
転勤族の妻は、引越しのたびに、ストレスで肌荒れがひどく、毎日イライラする人が多いんですね。
夫の方も知らない地でストレスがあるとはいえ、会社という繋がりがあるので、妻よりも知り合いゼロの悩みから軽減されます。
そんなストレスがMAX状態の妻には、夫の方の緊張もなかなか続かず、浮気や不倫に手を出してしまうこともあるんです。
離婚のきっかけになってしまいがちですが、浮気や不倫は、証拠を確実にしてから離婚を決めるくらい、冷静な判断と策戦が必要です。
マイホームって、自分が落ち着ける場所でもありますよね。
人って居場所があるって嬉しいものです。帰るところがあるのは安心感がありますからね。
でも、転勤族だとなかなかマイホームを購入する、というのは難しいです。
場合によっては、定年後に家を買うことになってしまいます。
今後ずっと転勤族の妻である限りは、自分が好きな場所にも住むことはできず、どこにいくかわからない生活を続けることになります。
マイホームという安住の家を持つのは、夫が転勤のある会社を辞めるまで無理ということなんですね。
確かに、転勤族でも妻の出身に近い場所で、家を買ったり、東京や都会に住んだタイミングで、マイホームを買ったりする家族もいます。
都会はなんだかんだ言っても、便利ですからね。
よくありがちなのは、家を買ったとたんに転勤命令が出る会社があるんですよね。
家を買って住宅ローンを組んだ途端に、また転勤です。
会社の方も、家を買ったんだから辞めないだろう、と強気で転勤させ、仕方なしに夫だけ単身赴任になって、妻はまたストレスがたまるわけです。
そうなると、妻の方は夫の会社の都合で振り回される生活に疲れ、離婚したいと思うわけです。
転勤族につきものなのが、引越しです。
いくらかの手当が出る会社もあったりしますが、予想外のお金がかかるのが、突然の引越しですよね。
「引越し貧乏」とよく言われるように、引越しするたびに、数十万単位でお金が減っていくことが多いので、転勤族の家計は引越しで上下するようなところもあります。
家具なんかも、いちいち引越しのたびに持っていくのも面倒になるので、転勤族だと家具を買わない家もあったりします。
シンプルだけど味気ないですよね。
転勤のたびに仕事探しをするのは妻の方で、できる仕事も限られてしまうのが悩みです。
夫の転勤についていくとなると、仕事を変えるのは妻の方ですしね。
転勤族の妻が悩むのは、仕事探しですね。
お金を稼ぐのに、妻は仕事をしなくても夫の給料だけで満足な生活ができるのであれば問題はありません。
今、そういう生活をできる転勤族はあまりいないですよね。
でも、転勤族の妻が正社員で働くことはかなり困難のことが多いようです。
仕事で有力な資格があって経験豊富であれば、場所が変わってもできないことはないでしょうが、現実は厳しいです。
転勤前の仕事は辞めるしかなく、新しいところでも正社員ができなくて、在宅か派遣・パートで働くしか選択肢がないんです。
転勤族で妻だけではなくて、子供がいたり産まれる予定があったりしたら、家族の数の分だけ悩みが増えます。
子供が生まれるタイミングでの転勤はきついですよね。
妊婦であることでさえ大変なのに、そこに望まない引越しですからね。
転勤で家族全員がついていくのは、子供が小学生くらいまでの時が多いようです。
子供も中学生くらいだと、一緒についていくのは無理ですからね。
そうなると、夫だけ単身赴任になってしまうんです。
単身赴任は家計がピンチになるのが通常です。生活が二重になるわけですからね。
転勤族の子供の気持ちも、引っ越しが多いと刹那的になることもあります。
「どうせすぐ転校だから」とあえて友達とも深く付き合わなかったりする子になりがちです。
妻も、子どもの行事や看病で相当ストレスが溜まります。こんな生活から解放されて、離婚したいと思うときもあるんですよね。
転勤族の妻が離婚したいと思う時に、悩みの解決方法としては3つが考えられます。
それが
という選択です。
このほかに、「我慢する」という選択肢もありまが、その選択は離婚したいと思うくらいな転勤族の妻の心の声とは反するかもしれません。
「転勤のない会社に転職する」というのは、実際に仕事をするのは夫なので、転職は夫の意識次第ということになりますよね。
夫が転勤して仕事が遅い時も、周りに知る人もいなくて、子供も同じように寂しく思ったり。
ずっと定年までこういう生活が続くんです。
夫と一緒にいる限りは、ずっと転勤族のこの堪え難い感覚を持ったまま、離婚したいと思いながら人生を過ごすことになるんです。
夫がどうしても転職するのが嫌だというなら、できるだけ転勤のない部署に異動願いの提出をお願いしてもらう方法もあります。
ただ、夫の意識次第なので、妻の話を微塵も理解しない夫だと、この方法は妻の願いだけでは難しいかもしれません。
どうしても、夫に転職や異動願いの提出をお願いしても、無理なのであれば、離婚する、という手段もあります。
決して夫へのおどしの意味ではなく、妻の心からの叫びですよね。
転勤族の妻は「毎日が不安」という離婚理由も多いです。
都会出身の妻に多いのですが、結構な数で毎日の不安に耐えられなくなって離婚された方います。
夫が転勤すれば「その土地での美味しいものを食べに出かけることができたり、オシャレなお店を探したりできるじゃないか」という考え方もあります。
ただ、それもほんの一時的なだけですよね。
転勤族の妻が離婚したい理由は、考え方の違いでしかないので、いわゆる性格の不一致にまとめられてしまいます。
妻としては、夫の強い希望で好きな場所も仕事も捨ててきたのに、勝手なことを言われて、逃げ出したくなって離婚に至ってしまうんですね。
最近では共働きの家庭で、妻が仕事を続けるために夫の転勤についていかない、という場合もあります。
共働きの場合だと、転勤してまでの「栄転」でも、それについて行くもう一方の配偶者にとってはキャリアダウンになりかねませんよね。
仕事を捨てざるをえない場合もあります。
夫婦のどちらかが「自分に合わせることが愛情の証し」という気持ちになってしまうと、共働き夫婦にとって、すれ違いが大きくなって離婚というパターンも目立っています。
転勤族に、離婚率や仮面夫婦が多いのは、こういった事情を知らない土地で会う人たちに、正直に打ち明けることができないから、とも言われています。
離婚したいと思っていても、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
離婚後の財産のことについてこじれて「離婚」も話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
もしマイホームを購入しているなら、売却したらどれくらいの価格になるかを出して、資産価値からの処分も検討しておきましょう。
転勤族の妻として結婚したからには、『転勤は当たり前、我慢しろ』という考え方を押し付けられているんです。
転勤で違う場所に行けるんだから、楽しむのも妻の役目だ、などと考え方を押し付けられたりもします。
夫がそんな考え方で、妻の立場も全く理解できないのなら、転勤後の暮らしがイヤ、というのは我慢が足りないことと捉えられてしまいますね。
夫が転勤や異動願いの提出といった妻の叫びも聞かず、転勤してついてくるのが妻の役目のように思っていると、離婚すらもできないかもしれません。
そういう考えもアリですが、妻がすんなり受け入れるべき、と思っていたらよほどの無神経な人ですよね。
このまま、この夫と一緒にいる先の人生の事を考えると余計に悲しくなって、気持ちが前向きになれなくなってしまいます。
そんな時には、自分は実家など落ち着ける場所に居住して、別居をする方法もあります。
夫が今の仕事でいる限りは、転勤の地についていくたびに、離婚したいと思うけどできないのであれば、別居も視野に入れるんです。
生まれ住んでいた場所の空気を吸うと、気分も変ります。
転勤族の妻が離婚する前に、精神的につらくなって実家に戻るケースもよくあります。
別居を考える際には、婚姻費用を検討しておきましょうね。
別居後に、転勤族の生活に終止符を打つことを考えて別れるのなら、特にお金に関しての条件をしっかり決めさえすれば、離婚後でも生活に困る事はほとんどなくなります。
逆に、お金の事をしっかり把握しないまま、感情と勢いで離婚してしまうと、あとあと大変になってしまいます。