離婚後の生活 = 離婚後にいくらくらい稼いでいれば生活できるか がわからないと不安になってしまいますよね。
まず、仕事 をどうするか。
実際働き始めたとして、収入は多ければ多いほどいいはず、
収入は多い方がいい!と思えますが、生活費は子供の有無でも違います。
子どもがいたとしても、実家の助けの有無などの状況しだいで、公的援助が受けられなかったり様々なので難しいところです。
子供 を育てる必要があるのか、ないのか。
いたとして、一人なのか、二人なのか。
これだけでもずいぶん違いますね。
離婚後の生活で、実際にどれくらいの収入でどれくらいの生活ができるかをシュミレートしてみました。
離婚した後の生活で、一番大事なのは 収入 です。
収入がまったくなくても、離婚後に 養育費 をもらえれば生活できるんじゃないですか?
養育費だけをあてにしてそのほかの収入が全くない状態では、普通に子供と生活できませんよ。
養育費を確実にもらえる!と計算に入れて、離婚後の生活の頼りにしている人も多いですよね。
でも、実際に養育費を1年以上払い続けている人は、2割もいないというデータがあります。
養育費を払う、という約束があるにもかかわらずですよ。
もちろん子供がいなければ養育費はもらえません。
もし、今現在、離婚前で全く収入がない場合には、すぐに仕事を探しましょう!
パートで働いている場合には、働く時間を増やしたり、契約社員や正社員になる可能性を探ったり。
ただ、子供を預ける必要がある場合には、勤務時間が長ければ長いほど保育費もかかってしまいます。
延長保育は、保育費というお金のこと以上に、ぽつーんと待っている子供をイメージすると心も痛みます。
子供が小さいとなおさらですね。そこがジレンマなんですね。
でも経済的な目安がわかっていれば、自分の生活に合わせた働き方も選べるはずですよ。
住んでいる地域や子供の年齢など、事情はいろいろあると思います。
それぞれの家庭環境があるので一概には言えないのですが、ざっと試算してみました。
母と小学生の子供の3人世帯
出ていくお金は
として、一年間で
1,920,000円 + 330,000円 = 2,250,000円 の支出
入ってくるお金は、手当をもらうとして
一年間の合計660,000円 の手当収入
収入 660,000円 - 支出 2,250,000円=-1,590,000円
差し引き、月に約130,000円の手取りがあればOK!ということになります。
※ 東京都の場合で試算しましたが、東京以外だと「児童育成手当」がなかったり、物価が安かったり、子どもの数など、ある程度は変動があります。
月13万円あれば離婚できる結論でも、パートやアルバイトなどの非正規雇用者と正規雇用者では、収入に倍近い開きがあると言われていますよね。
子供が大きくなれば教育費が増えることが多いので、収入を上げるために、年々自分をどんどん磨き上げていく必要があります。
離婚のときに問題になるのは、子供がいれば親権、そして財産のことがほとんどです。
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
離婚後の生活どころか、こじれて「離婚」も話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
毎月の収入に項目ごとのパーセンテージをかけると、おおよその目安になります。
給料のほかに社会保障などの手当や養育費もプラスして、ひと月の収入を割り出しておきましょう!
毎月入ってくるお金(手取り収入)予想額○○万円
貯 蓄 | 収入の10% → |
円 |
住居費 | 収入の25% → |
円 |
水道光熱費+通信費 | 収入の9%→ |
円 |
食 費 | 収入の15%→ |
円 |
子供にかかるお金 | 収入の8%→ |
円 |
遊行費 | 収入の10%→ |
円 |
保険とか | 収入の5%→ |
円 |
生活費(被服費とか) | 収入の10%→ |
円 |
仕事をこれから決める場合には、逆の考え方もできます。
つまり、最低ラインの目安を書き込んで計算するんです。
そこからせめてこれだけの収入は確保した方がいい、というメドが立ちますからね。
そのほかにも、引っ越し費用などを含めて、離婚後3ヶ月分の生活費としておよそ100万円は準備します。
支出が続いて お金がない! という状況になると、心細く、精神的にもまいってしまいますからね。
離婚直後は、それなりにお金は出ていってしまうものだと覚悟しておいたほうがいいです。
小さい子どもがいる場合、子供を保育園に預けて仕事をやっていると
「愛情不足になるのでは?」
と心配になりますよね。
実際、子供が小さい時は、周りのママや先生にはよく言われます。
と。
そう言われても、子供のために仕事をしているのに、どうしろっていうの?とか悩む時期も出てくるはずです。
まじめな人ほど、
「まだこんなに小さいのに保育園に預けて働きに出るなんて、わたしはなんて冷たいんだろう」
と思って泣けてきたりするんですね。
小さい時期に一緒にいられないことに、すごい罪悪感を感じてしまうんです。
でも、
収入を守るならば犠牲にするのは時間です
小学校に上がって子供の手がかからないころになると、風向きが変ってくることがあります。
専業主婦のママには、子供に養育費を充分にかけられることをうらやましがられたり、
担任の先生には「よくこんな良い子に育てましたね」と褒められたりします。
他人の評価なんてそんなもんです。
気にしないで自分を貫いて、わからないことは相談しながら生活をしていけばいいのです。
離婚したからといって、無理くりに『育児と家事はわたしの仕事』と思いこむ必要はないんですね。
離婚後のシングル家庭の生活を具体的にシュミレートしてみました。
もちろん、100家庭あれば100通りの生活があるので、ズバリというわけにはいかないです。
でも、なんとなく不安になっているより、ざっくりでもシュミレーションしてみると、最低限の生活をするための具体的な金額が算出されます。
「シングルマザーになると経済的に大変そう」と、離婚することに少なからずマイナスイメージがあってもいいんです。
離婚した後の新たな生活の始まりは、自立の機会を提供し、子育ての自由度を高めます。
『離婚する』と決断して、次のステージにすすむためには、前向きに考える方が気持ちが軽くなりますよ。