ただし、勘違いに自分が気がつくこと
もう離婚に向けて話しが進んでいるけど復縁の可能性があるならやり直してみたい、そう思うこともありますよね。
でも、普段と変わらない環境の中でどうやって接していいのかわからないこともあったりします。
そんなときには、自分自身を騙していないか、と気がつくことが重要な視点になるんですね。
ここでは、離婚しそうだけど復縁してあらたな結婚生活へのヒントとなる記事を用意しました。
夫婦仲を元に戻して復縁したいと思っているんです。
今は、夫婦って 忍耐力 が必要なんだなぁって感じているところです。
夫婦関係でよくいわれる言い回しで
「人は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」(アルマン・サラクルー)
というものがありますね。
夫婦とはいえ、しょせんは他人なので、自己主張を抑えて相手に妥協する忍耐力は必要です。
忍耐っていうと悲しい姿を想像してしまいますが、そんなことはありません。
夫婦関係もあらゆる人間関係と同じように、意外と些細のことの積み重ねで良くも悪くもなるものです。
結婚したころは仲がよかった夫婦でも、時が経つにつれて会話も少なくなり、けんかも絶えなくなってしまいますよね。
選択肢は3つしかありません。
日々の心がけや、習慣を少し変えるだけでも、劇的に夫婦仲が改善することもあります。
まずはダメもとで離婚回避して復縁の可能性を試してみましょう。
→離婚回避のトリセツ 夫婦がずっと幸せでいられる25の秘訣(Amazon)
「忍耐力」もやり直すことができれば、と・・・復縁の可能性をさぐるにはどうすればいいのでしょうか。
復縁についてはまず夫婦不和のメカニズムを知っておくといいです。
夫婦がどうやって仲が悪くなっていくか ってことですね。
かんたんに言ってしまうと、そうですね。
夫婦関係だけに限らず、恋人同士やあらゆる人間関係に当てはまることですが、根本的にな対人関係や、ストレスの原因ともなっていると言われているのが「自己欺瞞(じこぎまん)」です。
自己欺瞞とは、「自分を欺くこと」「自分をだますこと」という意味です。
自分をだましていることが、夫婦の不和につながるっということなんですね。
言い換えると「自分が他人のために正しいと思ったことを実行できず、結果として自分をだますことになってしまった」状態です。
それが怠慢だったり、別の要件が原因であったりと理由はさまざまですが「正しい行動をとらなかった」「自分を裏切ってしまった」と自覚していることです。
そうなると、次ぎに、自分を正当化する、という行動をとります。
たとえば、
親子3人が寝ている夜中に赤ちゃんが泣き始めたときに、夫は目が覚めたが、妻は寝たままという状態のときです。
夜中に突然赤ちゃんが泣き出したときに、夫でも妻でも目が覚めた方が赤ちゃんを抱っこしに行けばいいのですが、なかなか行動に移せません。
夫は泣いている赤ちゃんをあやしに行こうとする、つまり正しい行動をとろうと考えたけれども、実行することができないので「自分を裏切ってしまった」という思いをいだくことになります。
するとその直後から、横で寝ている妻のことを「怠け者」「思いやりがない」「鈍感」などと思い始めます。
まるで夫自身が被害者のように考える、自己を正当化し始めるのです。
妻があまりにひどい人間なので、あえて夫である自分が眠い中、赤ちゃんをあやす必要はないと考えたいのです。
この自己正当化が始まると、現実を見る目がゆがめられてしまい、他人をモノとみなして精神的な攻撃をはじめてしまいます。
こうなると、夫の意識の中では、
という印象が残る結果になるんですね。
自己欺瞞は、時間を経て他人に伝染すると言われています。
つまり、人は
自己を正当化するために、他人のせいにする証拠探しを始めます。
自己中心的な視点からモノを見ることを始めるわけです。
すると、そんな状態にさらされた方は、自己防衛しようと試みます。
相手の悪意に反発することによって、相手の期待通りの「ひどい人間」となって、相手の自己正当化を助ける結果になるんですね。
こうなると感情が悪循環におちいります。
そして、やがて互いに自分を正当化して、共謀して自己欺瞞に陥っている、ということになるんです。
きっかけは赤ちゃんの夜泣き一つでも、時間の経過とともに夫婦不和の原因となって、たまっていってしまう。
結果として、離婚に発展することになっちゃうんです。
夫婦間の性格の不一致というのは、あんがい些細な出来事の積み重ねかもしれないんです。
どうしたら感情の悪循環を抜け出せることができるんでしょう?
それはどこかで自分を客観的に見ることです。
そうすると、他人の意思というものも感じ取れるようになります。
たとえば、
赤ちゃんをあやしに行こうと思い立ったけどできない
それが自分自身を裏切っていることだと思ってしまう。
そのような自分を正当化するために、相手を「ひどい人間」と考えて、自分自身を「かわいそうな被害者」とみなそうとしている。
つまり自己欺瞞に陥っていることを自覚することが重要です。
自分をだましていることを、自覚するとどうなっていきますか?
結果として、他の人を許せるようになります。
自分の事をだましていると、自分の視点はどんどん自分の内側うちへ、と入っていきます。
そのときの視点では、他人を意思のないモノとして扱っているんですが、自己欺瞞を自分で認識すると、その視点を自分の外に出すことができます。
するとお互いを人と見なして自分を許せるように、他人をも許せることができるようになります。
自己欺瞞というのは、決して特殊な人だけに起きるものではないです。
むしろ、人間として自然な心理状態であるということです。
それを理解していれば、自分をだましていないか、と気がつきやすくなります。
それに気づくだけでも精神衛生的には非常にプラスです。
自分をだましていないか、って気がつくのが大事なんですね。
これは、夫婦関係だけでなくて、つきあっているカップル、あらゆる人間関係にも応用できます。
自分をだますという自己欺瞞。
一種の勘違いによって結婚生活に終止符を打ってしまうことを避けて、幸せな結婚生活ができればそれに越したことはないですよね。
自覚すれば、対人関係のトラブルが解決されて、ストレスが抑制されて、モチベーションアップ、というものにも発揮します。
とくに、「性格の不一致」を原因として離婚を考えているなら、
冷静に考えるといいかもしれません。
復縁の可能性がないのか、二人の仲がどれくらいだとか、夜の話とかは夫婦につきものであるにもかかわらず、なかなか親しい人にも相談できないです。
もう復縁の可能性すらないって思うと、本当につらいですよね。
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離婚直前のときが、いちばん精神的に不安定な時期です。
「やりなおせるならやりなおしたい」という復縁の可能性を探りつつ、「やっぱりだめかもしれない」と思う気持ちが交錯していますからね。
最後のチャンスとして、やり直そうとおもうなら、夫婦仲が悪くなったきっかけが、自分を騙していなかったか、という点から考えると、きっかけがつかめるかもしれません。
人間関係がうまくいかなくなる原因は、ほとんどが誤解によるものです。
誤解したまま適切な反応はできませんからね。
離婚直前にお互いがわかりあえるくらい誤解が解けたら、復縁の可能性は十分ありえます。
財産分与を計算するとき、ご自宅は売らなくても査定額が計算の基準になります。
お金の計算は知っておくと有利になりますよ。