家庭裁判所の離婚相談は中立
離婚の相談 って家庭裁判所でしてくれるんですか?
家庭裁判所でも夫婦や親子の問題についての相談業務を行っています。
離婚のことで悩んでいたり知りたいことがあれば、まずは家庭裁判所に行くといいですよ。
たいていの家庭裁判所には相談室があって、一応の手続きについての相談を受けています。
これが家庭裁判所の家事相談といわれるものです。
無料 で離婚の相談をすることができるんですか?
通常、家事相談は無料で利用できて、公平中立な立場でのアドバイスを受けることができます。
ここで、家庭裁判所書記官や調査官から、離婚に関する法的手続きなどのアドバイスを受けることができます。
ただ、相談したからといって事前に当事者一方の味方をするというようなことはしません。
あくまでも離婚手続きの 案内役 みたいな感じなんですね。
家庭裁判所の相談って、お金の貸し借りなど普通の民事事件とちょっと違いますよね。
いくらが利子だのどうのこうのなんかとかじゃないですし。
どちらかといえば、感情はこうだけど、法律はどうなの?みたいな。。。
家庭裁判所に離婚の相談に来るのは、法律に慣れていない家庭のごくごく普通の主婦が、差し迫った問題を抱えて途方に暮れることが多い、と考えられているので、解決のための手続きの道を教える趣旨からできたものですね。
そのため、家庭裁判所での離婚相談は、裁判所が一方当事者に味方して法律を教えて、相手方の不利をはかるということはしないんです。
中立 で 公平 で 無料ってなると限界もありますよね。
この家庭裁判所で担当する相談員は白黒を法律で判断する法律家ではないので、その意味でも相談する内容に限界はありますよ。
相談に来た人と一歩距離を置いて、冷静に中立的に手続きだけを教える、というのが家庭裁判所での相談なんです。
家事相談が法的に中立の立場を守らなければならないからなんです。
法律的な問題がある内容の相談には向いていない
法律の解釈 に突っ込みが入りそうな相談は家庭裁判所の相談ではできないんですね。
そもそも法律は、制定された条文があっても、どうやって解釈するとかどのように使うとかが最初から明確に定まっているものではありません。
法律の解釈は学説が分かれているので、判例もいろいろあって、同じ条文について正反対な解釈があることもよくあるんです。
まして判例の傾向が時代の変化に伴って変わることもあります。
裁判官といえども現実に訴訟や審判手続きが起きて、審理して、考えたり調べたりして法律の解釈を決めるんですね。
それなのに裁判所の窓口の相談員が「法律はこうです!」
などと離婚相談の結果を断定して教えることはできませんよ。
ただ、ありふれた事件であればだいたいの傾向はわかるので、そのことは教えてくれるかもしれませんね。
家庭裁判所の他でも相談できるところもある
一方の当事者の相談を受けて、その当事者の立場に立って、立ち入って、事実関係を整理して、証拠をあつめて、法律の解釈を考えることは弁護士がすることになります。
離婚することは、すでに決心していて、自分の中では財産をどうやって分配するのか、まで考えているならまず行動です。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦の財産があるのかチェックし把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
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