妻と離婚したいけど、話し合いがうまくいかないことってありますよね。
さらに、離婚時の条件でとんでもない要求をしてくることもあるんですよね。
妻側の離婚の請求はとんでもないけど、早期決着をしたい
そんなときに、つい冷静さを欠いて理不尽な要求を受け入れてしまうことがあります。
しかし理不尽かどうかは、調停や離婚裁判の判決といった社会通念できまります。
ここでは、そんな理不尽な要求をしてくる妻に対しての夫側の対抗策のポイントをまとめてみました。
妻が離婚を言ってくるんですが、どう考えても 理不尽な要求 に思えるんですよね。
離婚するとなると、女性である妻側は往々にして本性をあらわします。
女性ってとことん追い詰めるときは、夫だろうが誰だろうが、容赦ないんですよね。
もちろん、離婚しようとする夫には、理不尽な請求をガッツリ突きつけてきます。
そんなときに、カッとなってしまうと冷静な判断を失ってしまうものです。
世間的に理不尽でない=一般のレベル
という考え方は、裁判上でよく使われる言葉「社会通念」が基準になります。
とすれば、「社会通念」に合わせる結果に近づければ理不尽ではないという結果になりますよね。
離婚裁判で通常の「社会通念」とされる判断を基準にして、おおまかにその妻側の理不尽な要求と対抗するためのポイントを紹介します。
子供のことを考えて『妻が育てるのは無理』というのであれば、妻が親権者になることを拒否できます。
その場合、妻との話し合いがつかなければ、調停・審判、離婚裁判で子供にとってどちらを親権者にすればよいかを判断してもらいましょう。
→母親でなく父親が子供の親権者になる【離婚体験談】
子供に会う権利である面接交渉権は、親に固有の権利といわれています。
なので、妻が反対しても会うことはできます。
子供のことを第一に考えて、会う日時や場所などを事前に決めるなどの方法によることになります。
実際には
と、事前に決めたことをくつがえしてくる場合もあったりします。
その時は、また別の対応策がひつようになります。
→離婚した親と子供が「会いたくない」と言っている
リストラによる解雇自体が、離婚訴訟で離婚原因になることはありません。
リストラの後に、再就職しようとしないなど勤労意欲が欠如していて、それが原因でいさかいが絶えることなく、婚姻生活が破綻している場合は離婚されてもしかたがないこともあります。
リストラ
↓
再就職先を探す
↓
仕事が見つからない
↓
家計がだんだん危うくなってきた
↓
オレには今までのプライドがある
↓
夫婦けんかが激しくなる
↓
婚姻生活が破綻
この流れになってしまうと、となると離婚です。
リストラ
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再就職先を探す
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仕事が見つからない
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家計がだんだん危うくなってきた
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プライドを捨て、とりあえずパートで夫婦で生活費を稼ぐ
もし、柔軟に考え方を変えることができたら、離婚という結果はでないでしょう。
プライドは、夫自身のプライドもありますが、妻の見栄っぱりな性格も含まれます。
たいがい、このプライドは捨てることができないから、離婚してしまうんですけどね。
→リストラがきっかけで離婚!頑固になると離婚裁判で負ける【離婚体験談】
典型的なのが、ふだんから黙々としていて、会話が少ない夫婦に多い、妻の突然の離婚宣言です。
性格の不一致として問題になりますが、実質的に夫婦の愛情が喪失して、婚姻生活が破綻しているかどうかが問題となります。
どんな時代でも、性格の不一致は、離婚理由ランキングで1位です。
性格の不一致は実際には、どこがどう違うから離婚できる、という基準はないんですね。
だから、性格の不一致という理由を使って、自分が浮気や不倫している隠れた理由にして使って離婚する人もいます。
離婚判決では、どちらかが離婚する気もなく、円満な夫婦関係回復が期待できると思われる場合には、離婚が認められないこともあります。
浮気している(離婚原因がある)側からの離婚請求は原則として裁判所は認めていません。
ただ、別居期間が長期に及んで、婚姻生活が完全に破綻している場合などは離婚を認めることもあります。
最近の判例では、別居期間が5年以上になると、離婚をする判決がでていて、その期間もだんだん短くなっているんですね。
浮気が原因で離婚の方向に進みそうなら、かならず証拠を押さえておくことが後々で必要になってきます。
浮気するような人はシラを切るのがうまく、浮気したこと自体を人のせいにもしたりするからです。
証拠を押さえるには、どうすればいいのかわからないときは相談するほうがうまくいきます。
慰謝料は原則として離婚原因を作った側(たとえば浮気した方)から他方の配偶者(浮気された方)に支払われるものです。
もし妻が浮気していて、夫に請求してきたのなら、逆に妻に対しての慰謝料請求ができます。
ただし、財産分与の請求は婚姻中に二人で築いた財産の分配になるので、拒否することができません。
→不倫した妻が財産分与を要求してきた!【離婚体験談】
通常の婚姻生活であれば、結婚生活が破綻していると客観的にも思われないので、離婚請求そのものが認められないことが多いです。
この場合には、離婚請求が認められることになって、財産分与も行わなければならないこともあります。
離婚の話が出た後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
特に、離婚後の財産のことについては話し合えないとこじれることも多いです。
離婚について真剣に話し合う前に、家の財産チェックをしておいた方がいいです。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
気をつけておきたいのは、マイホームを持っていて離婚をする場合には、売却したらどれくらいの価格になるかを出しておかないと、資産価値からの処分を検討することもできません。
財産分与の計算をする際には、ご自宅を売却してもしなくても計算に算入されます。
とんでもない妻への要求にはきちんと対抗する
離婚の際に女性である妻はの方は、なにかと理不尽な要求をしてくることがあります。
離婚そのものに対する理不尽な妻の要求で大きく分けると
があります。
離婚する際には、結婚という契約を解消するものなので、夫婦は対等になるはずです。
どんなに自分にとって理不尽なものであってもそこには目をつぶってしまうと今までの人生も否定されたように思えますよね。
『おかしい」と少しでも思ったら、客観的な意見を聞くなり、法律専門家など第三者の意見を聞く耳を持つような余裕を持ったほうがいいです。
「離婚」を言い出す前にする『離婚』を考えたときすべき準備とは