何のために離婚相談所に相談する?
先行きがわかるようになるため
離婚の相談をしたいから、離婚相談所に行って自分を納得させたい。
人生の方向性を決める「離婚」なので、自分の疑問を”相談”したいと考えたいと思うのは当然です。
そう思っても、どういった離婚相談所に行ったらいいのかわからないですよね。
離婚相談所は離婚したい理由に最も近いところを選択するといいんです。
最初は無料で離婚の相談ができるところで十分です。
それによって、離婚したい原因が解消して、先行きが見通しやすくなるからなんですね。
ここでは、離婚の相談をする際に、どんな離婚相談所を利用するのが自分にとって適切なのか紹介します。
離婚したい理由は一つではないのが通常
離婚しようと思う時に、離婚についての悩みや相談ができる”離婚相談所”なるものがあるんでしょうか?
”離婚相談所”と聞くと、どんな離婚の相談も受け付けて、相談して、結論を導き出してくれそうな気がしますよね。
でも、そういう”離婚相談所”はないんですね。
じゃぁ、離婚の相談をする”離婚相談所”はどうやって見つければいいんですか?
離婚の相談をするなら、自分の離婚したい原因をパーセントで表すとして、離婚したい大きい部分を占める理由で、行くべき離婚相談所は決まります。
例えば浮気が許せない気持ちが80%あるなら探偵、お金が70%くらい問題なら弁護士、という当てはめですね。
人生の大きな決断をするのに、いろいろな事実や法律関係まで関わってくるのですが、なんの知識もないまま事を進めるのは難しいですよね。
確かに細かい点をあげればきりがないのが、離婚したい気持ちです。
夫の給料が少ないから、とか、DVとは言えないけど脅迫まがいな会話、ご飯の食べ方だとか、夜の生活の相性がまるで合わない、他人には理解しがたい点も多いのが結婚生活です。
そんな離婚の原因が「ただ嫌い」とか「一緒にいるだけでイヤ」など漠然としているなら、まだ離婚の覚悟ができていないと考えておいたほうがいいです。
離婚する決断ができていない状態です。
離婚の相談をするなら、離婚相談所は離婚したい理由に最も近いところを選択するといいんです。
それは、自分にとって大きな部分を占める離婚したい原因が解消して、先行きが見通しやすくなるからなんですね。
以下によく言われる「離婚相談所」と言われているものを紹介します。
「離婚相談所」と言われるもの
「もう、離婚したいな」と思ったときに、誰かに話を聞いてもらいたいときってありますよね。
そんな時に「離婚」の「相談」ができるところって、実はたくさんあるんですね。
その中でも、代表的な「離婚相談所」と言われるものをまとめてみました。
離婚カウンセラ
「離婚しようかな、でもやめようかな」という状態だと、世間ではカウンセリングと称して、「離婚カウンセラーの意見を聞いたらいい」と聞いたことがあるかもしれません。
とはいっても、離婚カウンセラーも様々なスタンスの方がいます。
離婚を積極的に勧める方、できるだけ夫婦関係を続けるために離婚に消極的な方、などの方向性ですね。
そもそも”離婚カウンセラー”という国家資格はありません。そう名乗ればだれでもなることができます。
結局は離婚カウンセラーもボランティアでなく報酬をもらうためにいる職業です。
相談期間を引き伸ばしたり、足元を見られてあっさり対応されたり、夫婦のグチを言っておしまい、という結果になったりすることもあります。
離婚の決断ができていない状態だと、離婚相談所のどこに行っても、自分が納得するような答えは見つからないものです。
離婚に際しての精神的なサポートはあってもいいかもしれません。
でも、「離婚をする」と決めるのは自分なので、離婚することをカウンセラーと相談して進める、というスタンス自体が他人まかせですよね。
そのことを考えると、離婚相談所=離婚カウンセラーと言えるかは微妙なところはあります。
浮気や不倫の離婚相談
浮気をされると、その後の結婚生活に少なからずしこりを残してしまうものですよね。
そのしこりが解消するのは、離婚以外にはないんですね。
→浮気した旦那が離婚してくれない!どうしたら夫と離婚できる?
だからといって思い立ったように離婚してしまうと、相手の思う壺だったりします。
離婚したいという原因が「相手の浮気・不倫」だったら、戦略的にも誰に目にもわかる「証拠」だけは確保しておくべきです。
浮気や不倫をした相手はすぐにでも離婚したいはずでしょうし、たとえ今、浮気を認めて反省していたとしても、そういう性格の人は後々「証拠を見せてみろ」と手のひらを返すことが多いからです。
離婚するに際して、慰謝料請求をする場合は、相手が浮気をしていた離婚裁判でも通用する事実を証明できなければ、いくら本当に相手が浮気していても請求が認められません。
浮気・不倫が離婚したいきっかけとなるなら、離婚相談所=探偵事務所です。
「証拠」を集めるのと同時に、プロの助言によってかなり離婚の条件は進展し、有利に自体をすすめることができます。
街角相談所-探偵-では、浮気の調査が必要なかった場合には調査費用がかかりません!
→街角相談所は匿名で相談もできます(無料です)
弁護士の離婚の無料相談
浮気や不倫が原因ではないけど、法律的な解釈が必要なくらいの離婚の相談をしたいならば、離婚相談所としては、弁護士に相談したほうがいいです。
→離婚したいと思った時に弁護士にする離婚の「相談」と「依頼」
離婚する際に大きな問題になるのは、たいていの場合”お金”と”子ども”のことです。
未成年の子どもがいたら、今の日本の法律上、夫婦のどちらかが「親権」を持つことになるので問題になるんですね。
共同親権ができないので、離婚時にあーだこーだ子どもの取り合いになります。
お金がらみがあるなら財産チェックはしておくと、弁護士への相談がスムーズにできます。
離婚を切り出してしまうと、後で話し合いが難しくなってしまう事柄があります。その最たるものは、お金に関することです。
離婚したいと思ったら、ある程度、家にある財産を把握していると、心の余裕を持つことができます。
大まかでいいのでまずは、この家にどれくらいの夫婦での財産があるのかを把握することです。
電化製品など細かいものは後回しです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。
ネットでならおよそ60秒で、かんたんに自宅の不動産価格がわかります。
→売ったらいくらかチェックしてみてください(無料です)
住宅ローンの滞納で離婚相談
離婚する際に気をつけておきたいのは、住宅ローンを滞納してしまっている場合です。
住宅ローンの滞納があると、売却するにも銀行の了解などを得なければなりません。
それを法的には「任意売却」という手段で行うのですが法律の専門家で離婚について強い弁護士さんといえども、そのような不動産を売買はできないからです。
ローンを滞納しているマイホームの扱いは、任意売却を専門にしている不動産会社に依頼することになります。
住宅ローンが滞納している場合の離婚相談所は、任意売却の専門機関に相談することになります。
離婚に強い弁護士さんは、離婚の法律のプロかもしれませんが、任意売却は専門機関に相談すると、住宅ローン残債手続きが一気に解決します。
離婚に強い弁護士さんは、離婚の法律のプロかもしれませんが、任意売却は専門機関に相談すると、住宅ローン残債手続きが一気に解決します。
家庭裁判所の無料相談
離婚の決断ができていて、離婚の手続きの流れのことが心配なら、離婚相談所としてまずは家庭裁判所に行くといいです。
もちろん、「離婚できるか、できないか」の判断はしてくれませんが、主に手続き的なことであれば、わかりやすく教えてもらえます。
離婚の際の借金相談所
離婚する際に、夫に借金がある、妻に借金がある。
そうなると、気になるのは離婚後に借金がない方に借金がふりかかってこないか、ですよね。
離婚した後になって、見知らぬ借金の取立てがあったら、いつまでたってもずっと気になってしまいます。
まず、今の時点で支払い義務のある借金かどうかをチェックするところからはじめましょう。
自分が支払うべき借金があるのかないのか、を確定してから、離婚について相談すべき場所を決める順番の方が先行きがわかりやすくなります。
→離婚したいけど借金が気になる|チェックすべき2つの支払義務とは
離婚相談掲示板
離婚相談掲示板は、離婚相談所と言えるものではないかもしれません。
離婚についての話題を、”匿名”で夫婦生活の悩みや離婚の相談できるところはメリットです。
”匿名”だからこそ話すことができる結婚生活の本音や考えを打ち明けることができそうです。
その掲示板を見て、共感する人や経験者のアドバイスがもらえることもあります。
ただ、インターネット上の掲示板は、掲示する方もカキコミする人も”匿名”であるがゆえに、的外れなことが多いのが残念なところです。
勝手に盛り上がって、悪口・グチ・文句のオンパレードで終わってしまっていることが99%と言っていいです。
無料であるところはいいのですが、いかんせん真剣に離婚したいと考えている人にとっては、はっきり言って離婚相談掲示板は時間の無駄です。
特に、離婚後の仕事のことや、親権・財産・慰謝料に関する法律的なことは、根拠もなくいい加減に書かれていることがあり、信用ができないので注意しましょう。
離婚相談所は離婚したい理由に最も近いのを選択するといい理由(まとめ)
離婚の相談をする際には、自分が今どういった状況にいて、どのような情報が必要なのかを見極めてから、離婚相談する場所を決めることです。
不安な離婚までの道のりの先行きがわかるために、離婚相談に行くというスタンスで選択するのがポイントです。
いくら自分だけで、意識的に夫婦仲の改善の努力をしても、自意識過剰になってしまうこともよくあります。
なんとか正しいことをしようときにしすぎたり、間違った行動をしないように、と不安になるだけです。
自分の頭だけでかんがえると、かえって意識しすぎて、抑圧されてしまうものです。
本来の自分になるために、自然に任せて、自分の行動について気にしすぎないことです。
無理に自分だけで頑張らずに、相談できるところは離婚相談所に相談しましょうね。