「離婚したい」と言われたら逃げず、焦らず、落ち着いて
夫婦でいることがプラスだと相手も思ったら離婚を撤回できるかも
「離婚したい」って言われたら、少なからず心が動揺しますよね。
呆然としたり、ふつふつと怒りが湧いてきたり、『何で?』って思ったり・・・
逆に、普段から自分も「離婚したい」と思っていれば、意見が合致したことになるので、かえって前向きになりやすいのかもしれません。
でも『離婚したくない』気持ちの方が大きいと、不安と心配だけがうず巻いてジタバタしがちです。
そうなると先が見えなくなってしまいますよね。
そんなときは、思い切って夫婦以外の第三者に離婚の相談をしたら、この先の道が見えてくるかもしれません。
最終的には、どうして離婚したくないのか、を自問自答して、逃げずに夫婦で話すことになります。
いつもの会話と違うのは、『離婚』という決意を話しているので、ある程度の苦難は覚悟の上ですることです。
自分の方も、焦らず、落ち着いて「やり直せるか」「離婚を受け入れるか」の結論を自分で出しましょう。
ここでは、離婚したくないと思っている自分が、誰かに相談する前に、
相手がどう思っているのか、考えるヒントを紹介します。
相談前には「どうして離婚したくないの?」かを明確にしておく
ところで、自分で「離婚したくないのはなぜ?」って自問自答してみるとどうでしょう。
もしかしたら結婚生活の執着なのか
もしかしたら自分自身のプライドなのか
もしかしたら夫への依存なのか
もしかしたらだたの意地なのか
それとも純粋な愛情なのか
そんなことを考えてみると、全部だったりするんですよね。
相談ではなくて友人との話の中でも、
「どうしてそんな男と別れないの?」
って言われることもあるかもしれませんね。
そんなときに、子供達と遊んだ姿、家族で笑っていた姿、幸せだった時間が忘れられないってことがあるかもしれません。
あの時間が続いていれば、、、、って思うのは依存だし。結婚生活への執着だったり。。。
そう考えると、
- 諦めて別れを認めるのがベスト?
- 今の私には何ができる?
- 今の私は何をすべき?
そんな選択がでてくるはずです。
もし、離婚したくないけど、がんばって自分を奮い立たせてきたならそう思うはずです。
たいていの夫婦が、「この人と離婚したい」とはじめて思ったときには、「相性が悪いからだ」って思ったハズです。
どこか、根本的な考え方の違いがあるなぁって。
よく離婚理由で言われる性格の不一致というものです。
結婚生活を続けるつもりでいたなら、そんななかでも、
最初の頃は、お互い歩み寄れる部分があるんじゃないかなぁ、って修復を試みたことがあったかもしれませんね。
問題はそれからです。
試みてから再び挫折して、、、、
「相性が悪いなぁ」って感じてから離婚に進むかどうか。
「この先お互いに歩み寄って上手くやっていけたらいいなぁ」って思うのか、
「もういっそのこと離婚しよう」って思うのか。
その食い違いが起きると、
片方は「離婚したくない」
もう片方は「離婚したい」
ってなっちゃいますね。
夫婦間の思いの食い違いって、そんなことがあっても、なかなか誰にも相談ができないんですよね。
家庭内のことって、外から見るとわかりにくいし、違う人に説明することも難しい。。。。
本当なら、別れたくない、離婚したくないなら親身に相談ができる関係の人がいればいいのかもしれません。
家庭裁判所でも無料で離婚相談をしていますが、この相談は一般的な離婚の手続きの流れについてです。
相談で離婚したくないから今後どうすればいいのか、なんて教えてはくれません。
となると、さらに離婚したくない方は相談もできないまま生活を続けているという…
何とかしたという気持ちだけがが空周りしちゃって。
自分以外の誰かに、離婚したくないという相談をするなら、『どうして離婚したくないのか』を人に説明できるくらいまでに、気持ちの整理をつけていないと、空回りしてしまうだけです。
「離婚したくない」理由を夫婦で話し合うところから
夫が「離婚したい」と突然言われた
妻に離婚を言われた場合、最初は「離婚したくない」という思いよりも、驚きや怒りの方が先にくる人の方が多いようです。
そんな時に逆上してしまうと、夫婦を元どおりに修復することはおそらく不可能でしょう。
妻が夫に「離婚したい」と言う場合は、我慢に我慢を重ねて、気持ちの上でも離婚する覚悟で言っているからです。
妻が「離婚したい」と言われた
夫が妻に離婚を言い出すのは、妻と違って計画的でないこともあります。
妻が、『離婚したくない』と思っている場合は、将来への不安や子供のこと、お金のこともあって複雑なことが多いです。
夫から「離婚したい」といわれたんですけど、まだ離婚したくない んです。
離婚の申出を撤回させるために話し合いたいんですけど、動揺しちゃって・・・・
自分の妻や夫から離婚したいと言われれば、誰でも動揺しますよ。
相手に愛情を感じていればもちろんですが、たとえいつも『離婚したい』と思っていたとしてもです。
生活費が入らなくなったり、身の回りの世話をしてくれる人がいなくなったり、と、不便や不安が生じないことはないですね。
離婚を受け入れることも考えたんですが、やはり別れたくないんですね。
いろいろと人に離婚の相談をしたいんですけど、今の自分がやっておくことはどんなことでしょう。
離婚の申出を撤回してもらうには、相手と話し合うしかありません。
ここで対応を誤ると、もはや相手と話し合うこと自体が不可能になってしまいます。
「離婚したくない」と話し合う前には、自分が本当に離婚したくないのかの結論を出すことですね。
夫婦でいることによってどこがどんな風にプラスなのか、できるだけ具体的に考えてください。
愛情があるとか子供の事だとか、親に心配をかけたくないなど、なにか理由があるはずですから、そこをよく考えてみてくださいね。
特に、それは相手にとっても同じくらい大切なことなのかどうかを考えるとわかりやすいかもしれません。
離婚の話し合いを先送りして放置しているとどうなる?
片方が離婚したいと思っていて、自分が「離婚したくない」と思っても、何もしないでいるとどうなるでしょう。
自分が嫌なことって、なるべく避けたいものなので、なかったことにしたいですよね。
できるだけ先送りして、放置しがちです。
すると、
離婚したくないのに離婚の話しがどんどん進んでいる。。。。
どんどん離婚の方向に話しが進んでいって、離婚の条件とか、子供の親権とか、お金の話しとか、決める方向に進んでしまいがちです。
夫婦のどちらもが「離婚したい!」っていうことにならないと、離婚ってできませんよね。
形式的には、離婚届に印鑑を押して、提出することで、離婚が成立しますからね。
単純なことなんですが、どちらかが「離婚したくない」って思っていると、離婚届が出せませんよね。
離婚したくないからといってがんばってみても、
そもそも、離婚は拒否できても、結婚生活の継続は二人の意思がそろわないとできませんよね。
離婚になりそうだと思いつつ、意見が合わない状態で「離婚」を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
離婚する前に問題になるのは、親権・財産のことがほとんどです。
こじれてさらに、「離婚したくない」という思いさえ伝えられません。
何も話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
もし自宅などの不動産を所有しているのなら、売却したらどれくらいの価格になるかを出して、資産価値からの処分を検討しておきましょう。
住宅ローンはその価格から差し引きます。
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「離婚したくない」と言ったときの反応がこわい
『離婚したくない』と本音を言ったときの反応を考えるだけで恐いんですよね。
離婚の申し入れに対して過度に動揺してよく考えずに焦って対応すると、相手との対話は成り立ちません。
どうすれば共通の基盤に立った生活を再開できるかを考えながら話し合ってくださいね。
ここできちんとした話し合いをしておけば、仮に決裂したとしても相手の考えを知ることができるので、後で調停や訴訟に至った場合でも戦略を立てやすくなります。
一方で、離婚したいと言う方の理由が「浮気・不倫」だったら、戦略的にも誰に目にもわかる「証拠」だけは確保しておくべきです。
たとえ、自分の中で一度は「許す」と決めたとします。
相手も、たとえ浮気を認めていたとしても、そういう性格の人は後々「証拠を見せてみろ」と手のひらを返すことが多いからです。
もし、浮気や不倫を感じたとしても、すぐにはおおごとにせず「証拠集め」から作戦を練ってくださいね。
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夫の離婚したい原因は「妻の至らなさ」じゃない
相手の方(特に夫)が離婚を望んでいるのに、修復を望んでも無理なのかも?って思う気持ちもわかります。
すると、離婚したくない、と思っている方は、これまでの自分の至らなさを詫びたりするんですね。
素直になって夫に愛情表現できたら夫婦関係はかわるんじゃないか、って思ったり。。。
でも夫が望んでいることはそんなことではないんです。
望んでいるのは、母親像なんです。
それは男女の考え方の違い、とも言えるんですね。
夫や妻もある意味では他人なので、結婚後に
「こんな人だとは思っていなかった…」
と初めて気づくこともよくあります。
まずは、夫が変わることを望むのでなく、自分が変わるしかないんです。
そうすれば、夫も後から気持ちを返してくれるはずですよ。
では、どうやって変わるのか。
→仮面夫婦やめますか?夫婦関係改善プログラム
離婚したくないのを子どもを理由にするのは逃げ
離婚したくない理由が、『子供のことが気になるから』という人もいます。
子供がどう思うかを考えることも大事ですけど、夫婦仲がしっくりいっていない家庭で子供はのびのびと育ちませんよね。
いわば、離婚問題を子供のせいにして逃げているのと同じようなものです。
離婚となると子供の事はやはり心配ですね。
親にとって子供が大事だというのは一般論としては共通しているとは言えます。
でも、愛情のなくなった両親が名目上夫婦でいることが子供のためになるか、というとそこは意見が一致するとは限りません。
相手を説得しようと思えば、相手のことを一所懸命に考えて望まなければならないのは当然ですよ。
子どもを持ち出すのは問題の核心をはずしているので、いつまでも離婚問題は解決できません。
相手は離婚という一大事を切り出してきているのですから、ある程度の苦難は覚悟の上です。
それに対して、離婚したくないと思っているのに、子供がいるから絶対無理と言ってきちんとした離婚の話し合いをしないのでは問題の解決はあり得ません。
もちろん、ここであえて話し合いをしなくてもすぐに離婚になってしまうわけではありません。
後で調停でも離婚訴訟でも話し合うチャンスはあるのですが、ずっと逃げ回ることはできず、いつかはきちんと問題に向き合わなければなりません。
だったら、とりあえず自分の口で「離婚したくないからやり直したい」ということをきちんと告げましょう。
離婚の相談したい時には誰に離婚問題を相談したらいい?
夫婦で離婚について話し合ったけど、なかなか話がうまくいかない。
離婚したくない、と悩んでいるときに、人に話を聞いてもらったり相談やアドバイスを受けたいときはタイミングによって話す相手も違ってきます。
離婚アドバイザーや弁護士、義理の父母、両親、家庭裁判所の無料相談などがあります。
離婚で悩んでいるときって、誰か人に話を聞いてもらったり相談やアドバイスを受けたいものですよね。
離婚問題で悩んでいる と一言で言っても、夫婦問題はそれぞれの家庭で違います。
だから、ズバリ適切!な回答はもらえないときの方が多いです。
離婚で悩んでいる時には、今の自分にあった相談相手を選ばないと、さらにこじれることもあります。
とは言っても、離婚については、離婚アドバイザーや弁護士の専門家や、義理の父母、両親、離婚した友人知人もいますし、家庭裁判所の無料相談などもあります。
離婚相談をする人によって方向性が変るかも
離婚したい!そう思ったときに、誰かに話しを聞いてもらいたいことがあるんです。
とりあえず話しだけなら、 まずは身内、と考えても離婚の話しって言いにくいし、親戚もからんでおおごとになってしまいますよね。
そうなんです。
それで、知人・友人? って思うんですが・・・・
幸せそうな知人友人だったり、まして結婚もしていなかったりしたら離婚問題の話しをする前提としてかみ合わないし。
逆に、アドバイスを求められちゃったりしてね。
ちなみに、離婚を経験した友人に離婚の話しを聞いてもらうと、まず離婚を勧められますね^^;
まだ具体的に離婚を話してい離婚したいと思っている段階での話しは、ちょっと身近ではない離婚アドバイザーとか法律専門家に聞いてもらう方がいいです。
なぜかと言えば、めがねをかけて自分のことを見ないから、ですね。
家庭裁判所でも離婚相談をしていますが、こちらは悩み、というよりも離婚の際の手続きの相談になります。
だから、家庭裁判所では「離婚したいのか、離婚したくないのか」っていう相談はできないものと思ったほうがいいですね。
どんなアドバイスがもらえる?
客観的だと、自分にとって ぴったり なアドバイスがもらえそうですね。
友達とか身内だと、こっちが話し終わる前に、
「あんたはこういう性格だから、こうしなよ!」
って決めつけられちゃうんだけど、
離婚アドバイザーとか法律専門家だと、自分の話すことも聞いてくれた上で、
「あなたは今まで子供を最優先にしすぎていた。
もっと夫のことも考えてあげないと。
あなたが変わればご主人の気持ちも変わるはず。」
とか、
逆に、離婚した場合の経済的なシュミレーションや法律的なアドバイスなどもしてくれます。
離婚アドバイザーの意見を聞くのがいい人っていうのは、復縁したいとは思うけど、お互いに不満を持ったままの状態の人ですね。
冷静にお互いを見つめ直して、復縁できるのかどうかを見極めるためっていうのが一番、離婚アドバイザーの意見を聞くのがいいタイミングですよ。
身内だけで解決しようとすると追い込まれてしまうこともあるんですが、第三者の助言を得れば追い込むだけ追い込まれる、ってことがなくなりますよね。
夫婦関係回復のためのアドバイスや考え直すきっかけで自分も変わることができたりもします。
結婚したころは仲がよかった夫婦でも、時が経つにつれて会話も少なくなり、夫婦けんかも絶えなくなってしまていたこともあるかもしれません。
このまま不仲の状態だと「夫婦を続けるか」「仲のよかった夫婦仲に戻るか」「さっさと離婚するか」、選択肢は3つしかありません。
実はもうすこし、一緒にすごしたいと思うなら、まずはダメもとで夫婦仲の改善を試してみましょう。
もう 夫婦生活が破綻 しまくっていて、DVなどでひどい場合は、アドバイザーの意見なんか聞いている場合ではありません。
即刻離婚です!
暴力によるDVがすごいときには、他人に相談しても自分がさらに悩むだけです。
すぐに、逃げる事を第一優先に考えたほうがいいです。
最近よく聞く精神的DV。
これは、逃げるだけでは解決できないこともあります。
精神的DVをするほうは、自分でDVをしている意識が薄いので、離婚してもストーカーに豹変してしまうこともあるからです。
逃げる前に、とりあえず当面の経済的なことを中心に考えることも必要です。
反省して謝るだけでは離婚に向けて加速する可能性もある
離婚の話し合いをするときに、『悪いところがあったら反省して謝ろう』と思うこともありますよね。
そう思って、ひたすら謝り続けてもかえって反省の色が見えない、と離婚に向けて加速してしまうかもしれません。
離婚したい理由を聞いてハッキリしないことがあっても謝っておいた方がいいのでしょうか?
中途半端に謝るのはかえって逆効果です。
訳もわからず「ごめん、悪かった」を繰り返してもダメです。
なぜなら、謝られたが側にとっては肝心の理由がわかっていない以上、同じ事がまた続くに違いないと思うからです。
妻が『離婚したくない』、でも夫は離婚したい、と思っているときに、反省する態度は男性の理想とする母親像から離れて言ってしまうからです。
仮に、片方が離婚したくないから、と調停→離婚訴訟まで進んだとします。
離婚訴訟の究極のテーマは「夫婦間が破綻してしまってもとに戻らないと言えるか」ですが、謝るべき事をきちんと謝るという当たり前のことをきちんとしておかないと、裁判官は言い分に耳を傾けてくれないんです。
万が一後日、離婚訴訟になった場合には謝るべき事をきちんと謝っていたかどうか、という事情は離婚を認めるべきかどうかの判断に多少は影響を及ぼす程度です。
何度も離婚の危機に立たされても、その度に反省するポーズをとる人なんて沢山います。
「離婚したい」「離婚したくない」
残念ながら、そんな離婚相談を他人にして、離婚の危機を乗り越え、家庭円満になった夫婦はまずいません。
離婚したい相談をする時点である程度の覚悟はしておくほうが、明るい人生も開くことが展開もできるかもしれませんよ。
親しい友人でも、「離婚」が話題にでるほどの夫婦の関係の相談ってなかなか相談できないですよね。
弁護士さんや家庭裁判所の相談も、手続き的なことばかりで、感情を読み取ってもらえません。
何も深い事情を知らない人に、占いとして相談すると、今後の人生のきっかけがつかめたりしますよ。
離婚したいと思いはじめると、心も体もクタクタになりがちです。
選択肢が離婚しかないなんて思い込んでいるなら、第三者に相談することで、新たな道が開けるかもしれませんよ。
→心の悩みがあったら気軽に相談してくださいね