暴言を吐く夫は変わらないから、この先は「耐えるか」「離婚か」の選択になる
「おい!誰のおかげで飯がくえると思ってるんだ!」
こんな暴言を怒鳴り声で聞かされても
「はい、あなたです。感謝してます」
そんな風に納得できないですよね。
今は妻が専業主婦だけど、子供が生まれる前は対等の立場で夫と仕事をしていた女性も多いです。
主婦からみたら、「誰のおかげで飯がでてくるとおもってるの?」って反論したくもなります。
暴言を吐く夫は、どんどんエスカレートします。
しかも、まっとうな事をいっていると思っているので、改善する事はないです。
となると、我慢して結婚生活を続けるか、離婚の準備にとりかかるか・・・・どちらかしかないんですね。
ここでは、暴言を吐く夫と続けるべきか、別れるべきか、選択の基準をよく考えてみますね。
暴言を吐く夫は全く変っていない。もともと心がないだけ
専業主婦にさせられたのに・・
夫とは、同じ会社で仕事をしていて、恋愛結婚でした。
1年ほどしてから、妊娠した私に、夫から
「子育てに専念してほしいから仕事をやめてほしい」
と頼まれました。
キャリアを捨てることに悩んで何度も夫にその思いを打ち明けたのですが、子供の頃、両親が共働きだったので寂しい思いをした、という夫の生い立ちを聞いて、最後は納得して専業主婦になったんです。
仕事のできるキャリアウーマンと、男性が長年恋愛の末、結婚するというカップルも最近は多いですよね。
それまでは、私も仕事一筋だったんですが、家事や子育ての楽しさに目覚めて、毎日手の込んだ料理を作って、家の中を整え、子育ても一生懸命やってきました。
ところが、ある日の晩に、子供を寝かしつけたまま眠ってしまったんです。
仕事一筋の人って、主婦になると主婦業はダメ、って思われがちですけど、実際は逆のことも多いですよね。
それでも、疲れてしまって眠ってしまうのはよくわかります。
そうなんです。
いつもは、夫が帰ってくる時間に合わせて、温かい夕食を用意しておくのですが、その日は寝てしまったので、夫が帰ってきたことにすら気がつかなかったんです。
すると、帰宅した夫は寝ている妻の私に向かって、大声で
「なんで寝てるんだよ! いいよな、お前は毎日ヒマで。俺は外で働いているんだぞ!
誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ! 」
と怒鳴りつけたんです。
「誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ!」というセリフ。
このセリフは 暴言 ですよね。しかも、怒鳴りつけてとなると、手がつけられませんね。
夫が怒鳴って暴言を吐いているので、その場では言い返しませんでした。
1日置いてから
「私は家のことをきちんとしているし、ヒマじゃない。仕事を辞める時も悩んだけど、この子のために決断したんだよ。
あなたも、わかってくれていると思ってた」と話しました。
それに対して、夫は謝るどころか
「俺のせいにするの?
それなら俺は仕事を辞めるから、お前が働いてくれよ
」と言い放ったんです。
結婚前に付き合っていた頃は、二人とも仕事をして時間のやりくりをしたりしてデートを重ねていた頃もあったはずです。
二人とも収入がそれなりにあって、「君のする仕事を尊敬している」といつも言っていたはずなのに、です。
なぜこんなに変わってしまったのかと、悲しい気持ちになってしまいますよね。
今から考えると、もしかしたら、そう言っていたのも心にもないセリフだったのかもしれません。
結婚してから暴言を吐くようになった夫。
- 「子供ができたら変わるかも」
- 「年をとれば丸くなるかも」
そう期待して、我慢して結婚生活を続ける。
う〜ん、昔ながらの夫婦関係にある美徳ですよね。
でも、暴言を吐く夫は変わりません。さらにエスカレートします。
暴言を吐く夫はエスカレートする
結婚して夫婦で共働きしていても、子どもが生まれることを機に
「子育てに専念してほしいから仕事をやめてほしい」
と夫が妻に頼むことはよく聞きます。
ところが、こういったことを妻に頼む時点で、夫の方は『子育ては俺はやらないよ』と言っているに等しいですよね。
実のところは、夫の支配欲求がかなり強いからでもあるわけです。
実際、妻が退職して専業主婦になって、経済的自立が困難になったことによって、夫が妻を支配しやすい素地ができたわけです。
こういう場合に 夫は傲慢になりやすい んですね。
たとえば、妻はつわりがひどく寝込んでいたにもかかわらず、夫が仕事で帰宅したことに気づかず寝ていたとします。
そんな妻を怒鳴りつける、というようなシチュエーションになったりします。
さらに、妻に謝るどころか「俺は仕事を辞めるから、お前が働いてよ」と言い放ったり、
一度キャリアを捨てた妻が、退職前と同じように働いて高収入を得るのは無理だ、とたかをくくっている可能性が非常に高いわけです。
だとすれば、夫の傲慢な態度はずっと続きます。
このままいけば、夫は暴言を吐き続け、妻をバカにするようになるでしょう。
もともと夫は、支配欲求が強く、妻より常に優位に立っていないと、気ががすまない性格なのです。
こういう性格の人は、内心ちょっとやりすぎかな、と思っていても、なかなか歯止めがきかない、
つまり、修正する力がないので暴走しがちです。
もう、恋愛の時のように穏やかな話をできる環境に戻ることはできないでしょう。
夫は、相手を支配して、自分の思い通りに操作したいという欲望を持っているので、この欲望が強い人に振り回されると大変なことになってしまいます。
夫の暴言に耐え続けることができるなら、結婚生活を続けるのもいいでしょう。
それに耐えられなければ、妻の方は腹をくくって再就職の準備をするしかないです。
でも、こう暴言を吐く夫になってしまったなら、数年単位でいいので、離婚を視野に入れた覚悟を決めた方がいいかもしれません。
離婚の話をちらつかせる前には、ちょっとした準備が必要です。
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
離婚のときに問題になるのは、親権・財産のことがほとんどです。
離婚後の財産のことについてこじれて「離婚」も話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
その際には、現在の自宅の価値と住宅ローンの残高はあらかじめ計算しておくと、有利に離婚条件を展開できる可能性があります。