離婚する前に気持ちの整理と手続き的な準備
離婚する前にすること って漠然としていて、何から手をつけていいかわからないですよね。
確かに、離婚する前は今後のこととかあれこれ考えちゃうし、法律のこととか、子供のこととか・・・・・
離婚する前にすることで、たった一つあるとすれば、自分自身に確認です。
離婚する覚悟が本当にできているの?
ってこと。これ大事です。
まずは、気持ちの整理ですね。
「やっぱり、離婚はやめよう」という気持ちが少しでものこっているなら、離婚は先延ばしにしたほうがいいです。
離婚したい気持ちの確認はバッチリ(笑)
気持ちの整理ができたら、あとは離婚へ向けてしておくべきことって何かありますか?
そうなると、あとは 離婚前の準備 ですね。
離婚したい気持ちが固まっているなら、すぐにでも離婚前の準備はとりかかったほうがいいですよ。
その準備は、2つの手続き的なことからはじめましょう!
離婚原因が浮気だったら、証拠固めがプラスされますけどね。
逆に、離婚したい気持ちがほぼ固まっているなら、離婚する前にすること=離婚の手続き的準備のはじまり、ですね。
具体的には、この2つのことを事務的に進めていくことです。
離婚したい気持ちの整理が最初
離婚しても大丈夫!
この気持ちが、もっとも大事なことです。
もしかしたら、やり直しができるんじゃないか、って少しでも思っていたら、まだ離婚する時ではありません。
やり直しができると思うんだったら、離婚する前にすることは結婚生活の修復、または、我慢のどちらかです。
はじめて離婚することになるなら特にです。
仲のよかった頃のように戻りたい気持ちがあるなら、離婚届を出すのはまだ早いです。
夫婦仲を改善する方法も試したほうがいいです。
夫婦の修復を試してみる?
離婚の意思がMAXとは言えないなら、まずは夫婦関係を修復!と考えますよね。
ただ、修復といっても、ありきたのことをするだけではさらに仲が悪化してしまいます。
ありきたりのことって、夫婦で努力・・・・とかそういうのです。
それでは修復ではないですから、修復はできないってことです。
実は離婚の話し合いができなくて離婚調停になる夫婦のうち、3分の1は、元に戻って復縁しているんです。
この中には、さまざまな理由のある夫婦がいますが、結果として、夫婦関係が修復しているんですよ。
もし、離婚したい気持ちの整理がついて、離婚する前にすることをチェックしたいと思っていた。
だけど、心の中に「修復」の可能性を感じているなら、離婚に走るのはいったんやめたほうがいいかもしれません。
離婚の覚悟を決めて、全責任を持って全部やる!
離婚するなら、これに尽きます。
離婚する覚悟が決まっているならすぐに準備
もう、手を尽くした。愛情はない、未練もない、ということなら、
離婚する前にすること=離婚の準備そのもの です。
その準備のメインになるのは最終的にはお金です。
ただ、浮気が原因なら証拠を集めておく、ということも離婚の前にしておくこととしては大切です。
最後はお金で決着することですから、証拠が自分で集められないなら、一度はプロに相談したほうがいいです。。
街角相談所-探偵-では、浮気の調査が必要なかった場合には調査費用がかかりません!
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手続きでは、特に金銭にかかわる事で、財産分与やら慰謝料がらみであります。
その中でも離婚前にしておきたいのは2つです。
この二つです。
保険の契約者をかえること
いろいろな保険商品がありますが、特に、学資保険と車の保険の契約者です。
学資保険があるなら契約者を自分に変えておくと、離婚後に足をすくわれることが減ります。
とくに、学資保険は離婚後は契約者変更でもめることが多いです。
親権がなくなった方が契約してたらなおさらです。
離婚した後は、学資保険が受け取れない!?
離婚する前の準備で、学資保険の被保険者(保険金がもらえる人)の変更をしていないからなんですね。
学資保険に加入していても、相手が契約者だったら、学資保険の満期保険金は相手方の配偶者名義の口座に振り込まれます。
離婚後に変更しようと思っていると、変更に応じてくれないで、子供のための貯金と言って、いざ満期になったらそのお金は渡してくれないパターンがほとんどです。
せっかく、学資保険を有効利用して、子どもを自分が育てて学校などの教育費を払おうとしても、満期保険金が子どものために使えない可能性があります。
子どもが成長するにつれて教育費はかさみます。
学資保険の場合は、子どもを引き取って育てる側の名義にするのが一般的です。
離婚前の準備で保険の「契約者をどうするのか?」を決めて、必要に応じて変更の手続きをしておくことは、育てる親の役目ですよね。
子どものためにも、学資保険が使えなくなるのは避けたいことです。
自動車の保険も、離婚後は他人となってしまうので、離婚前に契約者変更をしておくことです。
車を持っているけど、契約者の名義はふだん使用しない相手の方だったりするなら、契約者を自分に変えておきます。
しかたなく自分で入りなおすことになると、等級としては最初から車を持っていない人と同じになるので、保険料は高くなりかなり不利になります。
あとは金銭的に 住宅ローンの保証人 にとかになっていませんか?
なっていて変更可能なら変更したほうがいいでしょう。
もしかしたら、これが一番難しくて変更できるかはわかりません。
そのほかにも、名義変更で書類のいるものは、後々もめたとしても、いまだ夫婦であるうちに変更しておいた方が、そのままうまくいくケースが多いです。
→住宅ローンがあるなら離婚協議書を作って冷静な損得勘定をしたほうがいい
保険などお金に関することは、契約者や受取人の変更以外にも、離婚で苗字が変わったり、引っ越しで住所が変更にしたりする場合もあります。
保険会社に事前に確認をしたりしながら、書類や本人確認書類など必要なものを揃えて離婚の準備をましょう。
財産チェックをしておくこと
離婚をするときに最も大事なのは、財産となるお金です。
「財産」と聞くと、大金持ちのイメージが思い浮かびますよね。
芸能ニュースには、「離婚の慰謝料○億円」などと、報道されるからかもしれません。
でも、いわゆる一般的な家庭でも、マイホームを買ったり、車を買ったりしたら、所有者の登録とかをするはずです。
そこまでしなくても、貴重品とか大事にしているものも、立派な財産になり得ます。
【関連記事】離婚時の財産分与で車を効率よく処分できる3つの手順
離婚したいと思いつつ、離婚を言い出した後は、夫婦二人が冷静に話し合うことが難しくなります。
離婚後の財産のことについてこじれて「離婚」についてすらも話し合えないとも多いです。
だから、離婚について話し合う前に家の財産チェックをしておいた方がいいです。
- 夫婦の名義の預貯金通帳のコピーや取引明細書
- 生命保険証書と解約返戻金の証明書
- 車検証
- 不動産登記簿(登記事項証明書)
- 証券会社との取引明細書
など、集めることができるだけの財産資料を集めることです。
もし、住宅ローンがあるマイホームを持っているなら、財産として換算したお金が入るかもしれません。
そのほかの届出などの手続きは離婚後でも平気です。